東京中央郵便局
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| 施設情報 | ||||
| 正式名称 | 東京中央郵便局 | |||
| 愛称 | ||||
| 前身 | 四日市郵便役所、東京郵便局 | |||
| 局番号 | 01016 | |||
| 設置者 | 郵便局株式会社 | |||
| 郵便 | 銀座支店丸の内分室 | |||
| 貯金 | 本店（統括店） | |||
| （取扱店番号） | 010160 | |||
| 保険 | 代理店 | |||
| 所在地 | 〒100-8799 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 |
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| 特記事項 | ゆうゆう窓口は24時間営業 「ゆうちょ銀行」窓口および保険窓口は平日18時まで営業 ATMホリデーサービス実施、平日・土曜は実質24時間営業（一部の日を除く） |
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東京中央郵便局（とうきょうちゅうおうゆうびんきょく）は、東京都千代田区丸の内二丁目にある郵便局。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。日本最大級の郵便局店舗である。局番号は01016。
目次 |
[編集] 概要
住所：〒100-8799 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号
前身である「四日市郵便役所」は、大阪、西京（京都）とともに1871年（明治4年）の日本の近代郵便制度開始にあたり設けられたわが国最初の郵便役所のひとつである。また、大阪中央郵便局とともに、日本初の中央郵便局でもある。
JR東京駅丸の内口前に立地し、昭和時代（当時は郵便局は郵政省、駅は日本国有鉄道が管理）は地下通路を通じて両地点間で鉄道郵便物のトロッコ輸送が行われていた。これは1978年（昭和53年）に廃止されたが、この地下通路は東京駅構内で現在も利用されている。現在でも交通の便に恵まれ、丸の内のビジネス街に隣接している。
また、毎年11月1日のお年玉付郵便はがき（年賀はがき）発売イベント、及び同12月15日の年賀郵便受付開始イベントが行われる。
[編集] 併設施設
- 郵便事業銀座支店丸の内分室
- 局舎建替えに伴い、2008年5月7日付けで旧丸の内支店と銀座支店と統合され、分室化される。また、大手町ビル内郵便局に銀座支店大手町分室を設置。
- ゆうちょ銀行本店：取扱店番号010160
- 全国のゆうちょ銀行直営店を代表する本店であるとともに、東京都内を管轄する統括店でもある。
- 民営化前には、大手町にある、東京国際郵便局旧庁舎（東京国際郵便局は、後に江東区新砂に移転し、その後の民営化に伴い、現在は郵便事業東京国際支店）への入居も検討されていたが、進展はない。
- なお、かんぽ生命保険の直営店が入る計画もあったが、局舎建て替え計画や2017年までの完全民営化方針などもあり、日本橋郵便局に日本橋支店が設けられた。
- 民営化前は当局に「東京中央郵便局共通事務センター」が置かれていた。
[編集] 分室・出張所
- 臨時出張所（ポスタルショップ丸ビル）（01016）：窓口は郵便業務のみ、貯金業務はATMのみ取り扱い
- 〒100-6390 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号（丸の内ビルディング地下1階）
- 分室はなし。かつては以下の分室が存在した。
[編集] 建築・設計
- 設計：吉田鉄郎（逓信省営繕課）
- 施工：銭高組、大倉土木(現：大成建設)
- 構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
- 竣工：1933年12月25日
大阪中央郵便局（1939年（昭和14年）竣工）の設計者としても知られる吉田鉄郎の設計により、1931年（昭和6年）に完成。ブルーノ・タウトはモダニズム建築の傑作と讃えている[1]。
開局以来、日本の重要な中央郵便局として知られているが、民営化により再開発され高層ビルに建て替えられる計画がある。これに対し、日本建築学会や日本建築家協会などの専門・学術団体からは、当局庁舎が戦前の優れた近代建築のひとつであり、近代の代表的建築家吉田鉄郎の傑作であること、また駅前景観の重要な要素となっていることなどから、保存すべきであるとして「保存要望書」を提出している[2][3]。2007年6月には超党派の国会議員が参加する「東京中央郵便局庁舎を国指定重要文化財とし、首都東京の顔として将来世代のために、永く保存・活用を進める国会議員の会」が同庁舎の保存を申し入れ[4]、2008年5月には市民および専門家によって構成される「東京中央郵便局を重要文化財にする会」が発足[5]し、それぞれ活動中である。
建て替え計画が出ている理由として、郵政民営化によって、会社資産の有効活用による営利の追求−いわゆる「土地の高度利用」が前面に打ち出されてきたこと、モダニズムのデザインが「文化財」として理解されにくいという点が上げられる。この建物は当時シンプルで斬新なデザインとして高く評価された。時代が進んだ現代でも、そのシンプルさは専門家からは高い評価を受けているが、メンテナンスが万全でないことなどから、単なる古臭いビルとしてみられがちであるという皮肉な現状となっている。平成9年に重要文化財指定に指定された近隣の明治生命館は、この建物よりも3年後に建てられたが、華麗な古典主義様式として名高く、一般にも文化財として見た目にわかりやすい。モダニズムなデザインが文化財としての浸透が容易ではないという所以である。一方、明治生命館の重要文化財の指定によって、昭和の近代建築が重要文化財指定の範疇に入ったことで同時期のモダニズム建築についての再評価・文化財指定について、さまざまな場で前向きな見解も示されていることは注目に値する。
[編集] 沿革
- 1871年4月20日（明治4年3月1日） - 日本の近代郵便制度の創設とともに「四日市郵便役所」として日本橋四日市に開設[6]。
- 1872年（明治5年）1月 - 「東京郵便役所」に改称。
- 1874年（明治7年）5月2日 - 日本橋四日市の新庁舎に移転。
- 1875年（明治8年）1月2日 - 為替取扱所を開設。
- 1875年（明治8年）5月2日 - 貯金預所を開設。
- 1886年（明治19年）6月1日 - 「東京郵便局」（一等）となる。
- 1889年（明治22年）7月22日 - 「東京郵便電信局[1]」となる。
- 1903年（明治36年）4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い「東京中央郵便局」となる。
- 1903年（明治36年）12月5日 - 「東京郵便局」に戻る。
- 1910年（明治43年）4月1日 - 再度「東京中央郵便局」に改称。
- 1929年（昭和4年）8月15日 - 東京駅前に新局舎を起工（現在の局舎）。
- 1931年（昭和6年）12月25日 - 新局舎が竣工。
- 1933年（昭和8年） - 新局舎にて営業を開始[1]。
- 1952年（昭和27年）4月1日 - 「日活ビル内分室」を設置。
- 1955年（昭和30年）8月11日 - 「国際観光ビル内分室」を設置。
- 1956年（昭和31年）10月1日 - 「大蔵省内分室」を設置。
- 1971年（昭和46年）2月1日 - 「日活ビル内分室」を「日比谷パークビル内分室」に改称。
- 2001年（平成13年）1月6日 - 省庁再編に伴い、「大蔵省内分室」を「財務省内分室」に改称。
- 2002年（平成14年）4月27日 - 「国際観光ビル内分室」を一時閉鎖。
- 2003年（平成15年）3月29日 - 「日比谷パークビル内分室」を廃止。
- 2007年（平成19年）7月30日 - 「財務省内分室」が「千代田霞が関郵便局」（日本郵政公社内郵便局から改称）に移管された。
- 2007年（平成19年）8月31日 - 閉鎖中の「国際観光ビル内分室」を廃止。
- 2007年（平成19年）10月1日 - 民営化に伴い「東京中央郵便局共通事務センター」を廃止、併設された郵便事業丸の内支店、ゆうちょ銀行本店に一部業務を移管。
- 2008年（平成20年）5月7日 - 郵便事業丸の内支店が銀座支店に統合されたことに伴い、丸の内支店の跡地に銀座支店丸の内分室を設置。
[編集] 取扱内容
[編集] 東京中央郵便局
[編集] 郵便事業銀座支店丸の内分室
[編集] ゆうちょ銀行本店
[編集] アクセス
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ a b c ていぱーく>郵政資料館>歴史的建造物
- ^ 東京中央郵便局庁舎・大阪中央郵便局庁舎保存要望書20050726
- ^ 東京中央郵便局庁舎・大阪中央郵便局庁舎の保存要望書20060526
- ^ 東京中央郵便局の保存を郵政公社に要望、超党派の国会議員団体、日経BP nikkeiBP net2007年6月22日[1]
- ^ 東京中央郵便局、解体の危機 建築家ら「文化財に」、朝日新聞asahi.com、2008年04月03日[2]
- ^ 山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
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