星のカービィ スーパーデラックス
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ジャンル | アクション |
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対応機種 | スーパーファミコン (SFC) |
開発元 | HAL研究所 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | 32Mbitカセット SA-1チップ搭載 |
発売日 | 1996年3月21日 1996年9月20日 1997年1月23日 |
価格 | 7,500円(税別) |
対象年齢 | ESRB: K-A (Kids to Adults) |
売上本数 | 約110万本 |
『星のカービィ スーパーデラックス』(ほしのカービィ スーパーデラックス)は1996年3月21日に任天堂より発売されたスーパーファミコン用ソフトである。開発元はHAL研究所。略称は「SDX」や「スパデラ」。「星のカービィシリーズ」の第7作目、アクションゲームに限定すれば4作目にあたる。
目次 |
[編集] 概要
最初から4種類のアクションゲームモードと2種類のサブゲームが用意されており、やりたいタイトルを選ぶオムニバス形式がとられている。
操作方法の一部(空に浮く、コピー能力使用など)が若干改められているため、以前のシリーズに熟練したユーザーには若干の戸惑いがあった。また、初心者にも配慮し、ゲーム開始時に操作練習(チュートリアル)を行えるようになった。
コピー能力は『星のカービィ 夢の泉の物語』から受け継がれたものを基本にし、帽子をかぶるようになったり、コピー能力がいくつか追加、廃止されている。ファイターやスープレックスなど、簡単なコマンド入力によって一つのコピー能力で多数の技が出せる物もあり、以前のシリーズと比べると大幅な拡張がなされている。また、コピー能力を持ったカービィがすっぴん(能力なし)になる代わりにそれまで使っていたコピー能力を持つ敵キャラクターを味方のヘルパーとして作ることが可能で、ヘルパーはコンピュータか2人目のプレイヤーが操作できる。
カービィの体力について、他のシリーズでは敵の攻撃を6発受けると1ミス扱いとなるポイント制を採用しているが、本作では敵の攻撃によってダメージ量が異なるゲージ制を採用している。新たに「ガード」のアクションが加えられ、ガード中はほとんどの攻撃のダメージを大幅に減らすことができる。
このようなアクションシステムやストーリー性の高さから未だにカービィ最高傑作との呼び声が高い[要出典]。
カービィの生みの親でありこのゲームの開発者である桜井政博が後に担当した『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にある隠しモード「オールスター」は、このソフトのシナリオ「格闘王への道」を参考に作られている。『大乱闘スマッシュブラザーズX』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では2プレイヤーのスペースジャンプなどヘルパーシステムを参考とした要素が登場している。
2007年10月の「任天堂カンファレンス 2007.秋」において、ニンテンドーDSでリメイク版が発売されることが発表された。『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』が仮称とされており、発売は2008年の予定[1]。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] アクションモード
- はるかぜとともに
- カービィシリーズ第1作目『星のカービィ』のリメイクのようなモード。「プププランドから食べ物を奪ったデデデ大王を倒し、食べ物を取り返す」というストーリー。ゲーム中の基本要素を押さえており、やりながら操作方法をマスターすることができる。難易度は非常に低い。また、初代のステージ2「CASTLE LOLOLO」が削られており、さらに初代の「FLOAT ISLANDS」のボス、カブーラーもロロロ&ラララになっていたりと色々な変更点が各所にある。ラストボスは「デデデ大王」。
- 白き翼ダイナブレイド
- 「プププランドの作物を荒らす巨鳥「ダイナブレイド」を懲らしめに行く」というストーリー。純粋なアクションゲームだが、「はるかぜとともに」とは違い自分の遊びたいステージを選べる(ただしステージは、その前のステージをクリアするごとに広がっていく)。また、ステージ2と4に隠されたスイッチを押すことでマップ上にコピー能力お試し部屋が出現し、特定のコピー能力をのぞいて殆どのコピー能力を試すことができる。ラストボスは「ダイナブレイド」。
- 激突!グルメレース
- グランプリとタイムアタックの2つのモードがある。コースは3つ。
- グランプリ
- デデデ大王と飲食物を取りながらレースする。全てのコースで戦い、より点数の高い方の勝利。点数は、飲食物1つにつき1点(マキシムトマトは3点)、レース1勝利につき30点。難易度は低いので、最後にはどれだけ高い点数を取れるかを競うことになる。
- タイムアタック
- より速いタイムでゴールするのを競う。コースごとに1/100秒単位でタイムが計測・保存される。デデデ大王と飲食物は出てこないが、記録を出すと自己ベストの速さで動くゴーストが出現し、記録更新の目安となる。
- ちなみに、本モードのコース1と3で使われたBGMは何度もアレンジされカービィシリーズに限らず様々な作品に登場している。変わったところでは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でオーケストラ演奏されたものや『大乱闘スマッシュブラザーズX』でメタルアレンジされたもの、『大人の常識力トレーニングDS』の音楽のジャンル当てクイズでタンゴにアレンジされたもの、アニメ版カービィの三味線演奏にアレンジされたものなどがある。
- 洞窟大作戦
- 「ピクニックに行く途中に大きな洞窟に落ちてしまったカービィが宝物を探しながら洞窟を脱出する」というストーリー。大きく4つのエリアから構成されるが、最後のエリアまでゴールが存在しない。その代わり、各エリア(最初のエリアを除く)のスタート地点にセーブポイントが設けてある。宝物は全60個存在し、様々なコピー能力の特性を活用しなければ入手できないが、一応1つも入手せずともクリアは可能。宝物にはユニークなアイテムのほか、「トライフォース」「どせいさんのぞう」など他の任天堂ゲームに関するアイテムも登場する。
- メタナイトの逆襲
- 「白き翼ダイナブレイド」をクリアすると遊べる。「戦艦ハルバードに乗り、プププランドを征服せんとするメタナイトの野望を阻止するため、カービィが一人立ち向かう」というストーリー。ステージごとに制限時間が設定されており、一刻を争う時間との戦いとなる。画面下側に敵の会話が表示される為、物語的な要素も楽しめる。また、敵のセリフが冒険のヒントになったりもする。ハイスコア表示はクリアタイムになっており、タイムアタックとしての遊び方もできる。隠しルート・隠し部屋もいくつか存在する。いままでの星のカービィとは一味違うシリアスタッチなストーリーのゲームの為、このゲームのファンも多い。本モードのステージBGMは『大乱闘スマッシュブラザーズX』でメタナイトのテーマ曲として使われた。ラストボスは「メタナイト」。メタナイトの性格が垣間見える他、ハルバードからウィリーで脱出する最後のステージとエンディングは「何時になくカービィがかっこいい」との評判がある[要出典]。
- 銀河にねがいを
- 「白き翼ダイナブレイド」・「洞窟大作戦」・「メタナイトの逆襲」の3つをクリアすると遊べる。「カービィたちの住むポップスター上空で太陽と月が突如大喧嘩。滅茶苦茶になった昼夜を戻すため、カービィは願いをかなえてくれるという大彗星ギャラクティック・ノヴァを呼ぶ為に七つの星々を廻る」と言うストーリー。各惑星の最後には今までに登場したボスが出てくる。このシナリオは通常と違い敵を吸い込んでもコピー能力を得ることができない(「クラッシュ」「ペイント」「スリープ」「コック」の敵はコピー可能)。その代わり、各惑星に設置されている「コピーのもとDX」をとる事で能力を何時でも(ボス戦中でも)使用することができる。ラストボスは「マルク」。
- 格闘王への道
- 「銀河にねがいを」をクリアすると遊べる。上記のモードで登場したボスや中ボスと闘い、勝ち抜いていくという内容。最初にコピー能力を選択する事ができ、2人プレイも可能である。また、各戦闘の間に休憩時間があり、コピー能力(ランダムに2つ)の変更や、体力の回復ができる。全試合勝ち抜いた時にクリアタイムが表示されるため、タイムアタックとしての遊び方もできる。クリアするとサウンドモードが追加される。ちなみに対戦相手の順番はランダムであるが、最後は必ずマルクと戦うことになる。
[編集] サブゲーム
どちらのゲームも使用するのはAボタンのみ。
- 刹那の見斬り
- 「!」マークが出た瞬間に相手よりも早くボタンを押すゲーム。反射神経が問われる。
- 対COM戦と対人間戦がある。対COM戦では易・中・難の3つのレベルがあり、それぞれ5体の敵と戦う。勝ち進むほどタイミングがシビアになる。対戦相手は1番手は「ワドルドゥ」、2番手は「ウィリー」、3番手は「コックカワサキ」、4番手は「デデデ大王」、5番手は「メタナイト」。『夢の泉の物語』の「はやうちカービィ」に相当するミニゲームだが、引き分けが再勝負となる点が若干異なる(「はやうちカービィ」には引き分けがない)。
- かちわりメガトンパンチ
- ゲージが高いところにきたらボタンを押し、動いている2つの照準を重ねて、最後にタイミングをはかるという3つの手順をこなしてポップスターをかち割るゲーム。威力によって星の割れ具合が変わる。威力は単位mtで数値化され、最高は201mtである。
[編集] コピー能力
前述のとおり、本作では1つのコピー能力で複数の技を出すものが多く存在し、その大半はYボタンと+αによるコマンドで発動できる。各技はポーズ時の説明画面でコマンドを参照でき、格闘ゲームのような複雑なコマンドは少ない。
カービィのコピー能力も参照。
[編集] ヘルパー
通常のコピー能力であれば、その能力をコピーしている際にAボタンでヘルパーを作ることができる。ヘルパーは基本的には同様の能力をコピーしたカービィと同じ性能だが、扱える技が異なる者・独自の特徴を持つ者なども存在する。前述の通り、コンピューターに操作を任せるか、2プレイヤーが操作する。
カービィは水に入るとほとんどのコピーが使えなくなるが、全ヘルパーは水中でもコピー能力を使う事ができる。
またヘルパーにはカービィでいうところの「すっぴん」状態が無いため、ハンマーの「爆裂ハンマー投げ」や「使い捨てコピー」などの使用後にすっぴんに戻るコピー技は使用できない。「コピー」のヘルパー「タック」で「使い捨てコピー」を持つ敵キャラをコピーすると通常コピーからランダムで選ばれることになる。
強制スクロール以外の場面では、画面はカービィの移動にあわせて動く。ヘルパーがスクロール外に出たりAボタンを押すと、星となってカービィのもとへ飛んで移動できる。また、穴に落ちても強制スクロールにはさまれても1発アウトではなく、同じようにカービィのもとへ移動する。また、ホバリング中のカービィの足に重なって十字キー上を押すと、押している間カービィの足に捕まることができる。その際カービィの落下速度が速まる。
回復アイテムや無敵キャンディを取り、すぐにヘルパー(カービィ)とくっつくことで、同じ効果(回復アイテムはカービィが食べてからヘルパーにあげるまでの時間によってヘルパーの回復量が変わる)を得ることができる(口移し)。口移しは後のシリーズでも採用された。
ヘルパーの防御力はカービィより低めに設定されている。体力がなくなるか、Aボタンを連打すると体が爆発し、“ハイパー状態”となる。後者の場合、時間と共に体力が徐々に減っていく。そのときに通常のコピー能力を持つ敵に触れると、体力を全回復してそのコピー能力のヘルパーに変身する。ただし、変身しないまま時間がたつと動きが徐々に鈍くなり、(Aボタン連打した場合は体力が無くなったのち)最終的にヘルパーが消滅する。なお、ヘルパーがいるときにカービィがやられた場合、コンピューター操作時はヘルパーも消滅するが、2P操作時はヘルパーが残った状態で再開する。
[編集] 属性
各技には属性が設定されているものもあり、各敵の耐性によりダメージが増減したり、特定の仕掛けに作用したりする。()内はその属性による攻撃が可能なコピー能力。
- 刃(ソード・ウィング・カッター・ニンジャ)
- 刃物を利用した攻撃の属性。紐を切断したり、蝋燭の火を消したりできる。
- 電撃(プラズマ・ビーム)
- 機械の敵に強く、地形を貫通するものが多い。
- 氷(アイス)
- この属性を持つ攻撃で止めを刺すと、吸い込める敵ならば凍らせて攻撃手段とすることができる。
- 炎(ファイア・ジェット・ハンマー)
- 導火線や蝋燭に火をつけることができる。
[編集] 通常コピー能力
括弧内は能力を得られる敵キャラで、斜体の敵はヘルパーになる。
能力を持つ敵を2匹以上同時に吸い込んだ場合はミックスとなる。飲み込むとルーレットが始まり、止めたときに選ばれたコピー能力を得る(使い捨てコピーも含まれる)。またコピーを得るほか、スカ、ダメージを受ける、無敵になる、アウト(体力が0)になる、などもある。
- アイス(チリー、ミスターフロスティ)
- 冷気で攻撃する能力。氷属性による攻撃が可能な唯一のコピー能力。ダッシュが「スケートダッシュ」に変化し、移動速度が上がるがスリップするようにもなる。なお、ファイアと違い冷気の方向を十字キーで動かすことはできない。
- プラズマ(プラズマウィスプ)
- 電気エネルギーを溜めて発射する能力。レバガチャ動作(十字キー連打)で充電し、弾は溜め具合によって全部で5段階。溜めた電気エネルギーは時間と共にだんだん減っていく。最大まで溜めるとバリアを張り、炎攻撃や飛び道具攻撃(一部除く)を無効化することができる。高速溜めに多少コツがいるがリーチが長く、攻撃力が高い。
- ヘルパーは浮遊しており、空中を自在に移動可能。
- ヨーヨー(ギム)
- アメリカンヨーヨーで攻撃する能力。トリッキーな動作の技が多い。リーチが長く、地形を貫通するので仕掛けを動かすのに役立つ。全方位に攻撃できるる上に連射も利く。
- ボム(ポピーブロスJr.(爆弾を持っているときのみ)、ジャングルボム、ポピーブロスSr.)
- 爆弾を投げつけて攻撃する能力。ボタンを押す長さで投げる角度を調節できる。
- 爆弾を取り出したのち投げて攻撃するが、爆弾を持ったまま一定時間が経過するとカービィが焦りだし、さらに待つと爆弾が爆発する。もちろんダメージを受ける。
- ソード(ブレードナイト)
- 剣を装備して戦う能力。独特の動作が特徴。水中でも使用可能。カービィのみ、体力が満タンなら通常攻撃と同時に衝撃波(ソードビーム)が出せる。
- ファイア(バーニンレオ)
- 炎で攻撃する能力。過去にあった「バーニング」能力と統合されている。火噴きや体当たりによる技が中心。火を噴いている最中でも十字キーで方向を動かすことができる。
- ウィング(バードン)
- 翼を携える能力。ホバリングが「はばたき」に変化し、攻撃判定付きの高速飛行が可能になりある程度の強風にも逆らえる。ただし空気弾は使えなくなる。
- 攻撃は羽根手裏剣や体当たりを用いる。
- カッター(サーキブル、ポピーブロスJr.(カッターを持っているときのみ))
- カッターで攻撃する能力。他のシリーズの様なカッターブーメランだけではなく、直接手に持って斬りかかりもする。スピーディーな動作の技が多い。
- ミラー(シミラ)
- 鏡を利用して戦う攻防共に優れた能力。「リフレクト〜」と付く技は特定の攻撃を反射してダメージを与えられる。ガードが「リフレクトガード」に強化され、ほとんどの攻撃を無効化できるようになり、飛び道具を跳ね返せる。
- ビーム(ワドルドゥ、レーザーボール)
- ビームを発射して攻撃する能力。技のスタイルが豊富で攻撃力も高い。
- ファイター(ナックルジョー、アイアンマム)
- 打撃攻撃を主とし、ボタンの強弱で技を使い分ける能力。多少の投げ技も使える。
- パラソル(パラソル、パラソルワドルディ、パラソルワドルドゥ)
- パラソルを装備して戦う能力。パラソルは常時携えているため当たり判定があり、上方からの攻撃に対し文字通り傘になる。水中でも使用可能。パラソル落下傘でゆっくりと落下、上昇気流のある場所では上昇も可能。
- ストーン(ロッキー)
- 石に変身して押しつぶす能力。変身中は移動できないが全ての攻撃に対して無敵になる。斜面で変身すると滑り落ちる。攻撃力が非常に高く、杭を打てる。変身中は無敵な為か、ヘルパーのロッキー自体の防御力は低い。変身後の姿は数種類の中からランダムで選ばれる(その中でも「黄金のマリオ像」「黄金のサムス像」は、出現確率が非常に低い)。どの姿に変身しても攻撃力は一定。
- ホイール(ウィリー)
- タイヤに変身する能力。変身中はほぼ無敵になり、高速で移動できる。
- ヘルパーにはカービィが乗ることができ、より精密な動作が可能な「ウィリーライダー」となる。また、ウィリーを2Pで操作している場合(2人同時プレイ時)は、カービィ側でかなりの攻撃力を誇る星型弾による攻撃も可能。
- ブレーキボタンを押しながら低速で走ることもでき、そのまま壁にぶつかると回転しながらその場で停止する。この時、無敵で当たり判定もあるため放置するだけで敵を倒すことも可能(一部除く)。
- ジェット(カプセルJ)
- ジェット噴射を利用して体当たりなどで戦う能力。パワーを溜めて放つことで高速移動が可能。飛行がジェット噴射による「ホバリング」に変化し、高速上昇ができるが空気弾による攻撃はできなくなる。ジェット噴射によって火をつけることも可能。
- スープレックス(バグジー、ジュキッド)
- プロレス技を主体に戦う能力。Yボタン1つで簡単に敵を掴むことができ、そこから8種類の投げ技を使用できる。攻撃力は全コピー能力中最高だが、掴みが効かない(または掴める物が少ない)ボス戦などでは苦戦を強いられる事もある。
- ハンマー(ボンカース)
- ハンマーを装備して戦う能力。大振りだが一撃あたりの破壊力が非常に高い。杭を打てる。水中でも使用可能。今作では、特定の技で炎攻撃もできる。
- ニンジャ(バイオスパーク)
- 忍術を駆使して戦う能力。クナイ手裏剣や小刀、体術など技のスタイルが独特で、攻撃力も総じて高い。
- また、壁に貼り付くことができる。
- ヘルパーには移動力が高いが、防御力がかなり低いと言う特徴がある。
- コピー(タック)
- 敵の持っている能力をコピーできる。吸い込めない敵からもコピーが可能。ボスやコピー能力を持たない一部の敵にはこの攻撃がダメージになる。
- ヘルパーには更に特殊能力があり、コピーすると体力が全回復、さらにコピーした能力を捨てることができる(コピーを捨てた場合タックに戻る)。またガードで透明化することで当たり判定がなくなり、コピーを持たない相手には一撃辺りの攻撃力の高さと連射速度で大ダメージを与えられる。
[編集] 使い捨てコピー能力
以下の能力は、一度コピーすると使い切るまで捨てることはできず、ヘルパーも生み出せない。使い切るとすっぴんに戻る。
- スリープ(ノディ)
- コピーすると一定時間眠ってしまい、無防備のまま操作不能になる。いわゆるハズレ能力。それまで持っていた能力も打ち消される。
- マイク(ウォーキー)
- カービィの歌声で画面内の敵を一掃する。3回まで使用でき、後になるほど威力が上がる。
- ペイント(ペイントスライム、ペイント弾)
- 絵の具を飛ばし画面全体に攻撃する。1回しか使えない。特定のボス戦でのみコピーする機会があり、それらのボスが持つ特殊能力を無効化することができる。能力を持ったままウィリーに乗り、ヘビーロブスターに星をぶつけると大ダメージを与えると同時に目を潰せるという裏技がある。
- コック(コックカワサキ)
- 画面内の吸い込めるもの(ザコ敵本体や敵の放った飛び道具)を「調理」し、回復アイテムに変える。1回しか使えない。大乱闘スマッシュブラザーズXではカービィの「最後の切りふだ」となっている。
- クラッシュ(ボンバー、スカーフィ(「コピー」でコピーした場合))
- 画面内の敵を一掃する。1回しか使えないが、大ボスにも大ダメージを与えるトップクラスの攻撃力を誇る。画面内にスイッチがあれば、それを押すこともできる。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 主人公
- カービィ (KIRBY)
- 本作の主人公。「はるかぜとともに」では、デデデ大王に盗まれたプププランド中の食べ物を取戻す為に、「白き翼ダイナブレイド」では、作物を荒らすダイナブレイドの退治の為に、「メタナイトの逆襲」では、メタナイトの制圧を阻止する為に、「銀河にねがいを」では、太陽と月の喧嘩を鎮める為に旅立つ。
[編集] ボスキャラクター
- ウィスピーウッズ (WHISPY WOODS)
- 「はるかぜとともに」ステージ1 (GREEN GREENS) のボス。「メタナイトの逆襲」の中ボスとしても登場。カービィシリーズではおなじみの顔のある木。空気砲とりんご落としで攻撃してくる。
- ロロロ&ラララ (LOLOLO&LALALA)
- 「はるかぜとともに」ステージ2 (FLOAT ISLANDS) のボス。ブロックを運んでいる2人組み。元ネタは「エッガーランド」の主人公、ロロとララ。
- クラッコ (KRACKO)
- 「はるかぜとともに」ステージ3 (BUBBLY CLOUDS) のボス。「銀河にねがいを」skyhigh(スカイハイ)ステージにも登場。雲に目玉が付いたような姿で、稲妻攻撃が得意。
- デデデ大王 (KING DEDEDE)
- 「はるかぜとともに」のラストステージであるステージ4 (Mt. DeDeDe) のボスであり、「はるかぜとともに」のラストボス。「激突! グルメレース」、「刹那の見斬り」では対戦相手として登場する。
- ダイナブレイド (DYNA BLADE)
- 「白き翼ダイナブレイド」のラストボス。巨大な鳥。飛行能力を生かした攻撃を主とし、ガードを無力化する攻撃も持つ。倒すと、作物を荒らしていた理由が分かる。
- ファッティホエール (FATTY WHALE)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」aqualiss(アクアリス)ステージにも登場。パイプをくわえた鯨。その巨大な体を利用した攻撃が得意。天井から落ちてくる岩を飲み込むと「ストーン」をコピーできる。
- バトルウィンドウズ (BATTLE WINDOWS)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」halfmoon(ハーフムーン)ステージにも登場。コンピュータ画面のようなウィンドウから敵が次々と現れ、プレイヤーターン(敵が無防備)と敵ターン(敵への攻撃が一切無効)を一定時間で交互に繰り返す、RPGのような戦闘を行う。敵の出現パターンは「洞窟大作戦」と「銀河にねがいを」で異なる(「格闘王への道」では「銀河にねがいを」と同じパターン)。与えたダメージが具体的に数値として確認できるため、コピー能力の攻撃の威力を測る指標にもなる。
- 倒すと「経験値を獲得しステータスが上昇した」という表示が出るが、ゲーム本編とは無関係であり、プレイヤーキャラクターに何らかのボーナスやペナルティが発生するようなことはない。この表示は「格闘王への道」では省略されている。
- ガメレオアーム (GHAMELEO ARM)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」hotbeat(ホットビート)ステージにも登場。カメレオンのような生物。舌を伸ばしてカービィを飲み込んだり、背景と同化して姿を隠したりする。
- 魔人ワムバムロック (WHAM BAM ROCK)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」cavios(ケビオス)ステージにも登場。巨大な顔と手のみの姿で現れる。落ちてくる岩を飲み込むと「ストーン」をコピーできる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズに登場する「マスターハンド」と、動作に共通点が見られる。
- ヘビーロブスター (HEAVY LOBSTER)
- 「メタナイトの逆襲」のボスの一体。「銀河にねがいを」mecheye(メックアイ)ステージにも登場。メタナイト等が作り出したロボット兵器。重量級ながら動きは軽快。
- ペイントでダメージを与えると目が見えなくなり、プレイヤー位置と関係なく攻撃行動をとるようになる。
- ツインウッズ (TWIN WOODS)
- 「メタナイトの逆襲」のボスの一体。「銀河にねがいを」floria(フロリア)ステージにも登場。ウィスピーウッズが2体並んだ姿。ウィスピーウッズに比べ、若干攻撃の種類が多い。
- メタナイト (META KNIGHT)
- 「メタナイトの逆襲」のラストボス。戦艦ハルバードでプププランドの征服を目論む。プレイヤーかヘルパーのどちらかがステージ中央に刺さった剣をとる(能力がソードになる)か、剣を取らないまま一定時間経過するまで攻撃を仕掛けてこない。
- 大彗星ギャラクティック・ノヴァ (NOVA)
- 「銀河にねがいを」のボスの一体。機械仕掛けの大彗星。マルクの邪悪な願いを聞き入れ、ポップスターへの侵攻を開始する。このボス戦のみシューティング形式である。
- マルク (MARX)
- 「銀河にねがいを」のラストボス。本作に於ける実質的なラストボスでもある。ポップスターを自分の物にするため、カービィに大彗星ギャラクティック・ノヴァを呼び出させた。
[編集] 中ボスキャラクター
括弧内は、コピーすると得られる能力。
- ポピーブロスSr.(ボム)
- 帽子を被っており、左右に飛び跳ねている。爆弾を投げつけてくるほか、時々体当たり攻撃を仕掛けてくる。
- Mr.フロスティ(アイス)
- アザラシのような生物。氷を投げつけてきたり、冷気を噴射しながら襲ってくるほか、捕まると食べられてしまうこともある。
- アイアンマム(ファイター)
- 鎧を着込み、頭にはリボンを付けている。鉄球状の手を地面に叩きつけながら攻撃してくる。
- ジュキッド(スープレックス)
- 柔道着を着ている。捕まえて技を掛けてくるほか、エネルギー弾を撃ってくる。投げ技を食らうと確実にコピー能力が外れる。
- コックカワサキ(コック)
- 料理人の格好をした生物。皿を投げつけてくる。捕まるとフライパンで食料のように炒められてしまう。攻撃力は意外と高い。「コピー」の能力で攻撃すると「ソード」「ウィング」「カッター」「ビーム」のいずれかがランダムでコピーでき、止めを刺した場合のみ「コック」の能力をコピーできるという特性がある。
- ボンカース(ハンマー)
- 木槌を持ったゴリラのような生物。持っている木槌でたたきつけるほか、椰子の実などを投げてくる。
- バグジー(スープレックス)
- クワガタムシのような生物。高速で移動したり飛行しながら捕まえてくるほか、子分を飛ばしてくる。刃属性の攻撃を半減する。
- クラッコJr.
- 「はるかぜとともに」にのみ登場。雲がついていないクラッコのような生態。攻撃パターンはクラッコとほぼ同じ。能力は得られない。
- メタ・ナイツ
- 各所に登場するが「格闘王への道」には登場しない。メタナイトの家来。2匹以上で同時に攻撃してくる。少し時間はかかるが、吸い込むことも可能(能力は得られない)。
- ワドルディ
- 「格闘王への道」でボスとして登場する、体力が多いワドルディ。静止しているだけで何もしてこない。吸い込みでのみ瞬殺が可能。
[編集] 雑魚キャラクター
詳細は星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧参照。()内はコピーできる能力。何も書かれていない敵は飲み込む、または「コピー」でも何の能力も得られない事を示す。本作では雑魚キャラすべてに体力が存在する。
[編集] 今作で初登場したキャラクター
- 能力を持たない敵キャラ
- ラブリー
- モトシャッツオ
- ゲイター
- マジカルスイーパー
- 能力を持つ敵キャラ
- ナックルジョー(ファイター)
- バーニンレオ(ファイア)
- シミラ(ミラー)
- ウォーキー(マイク)
- バイオスパーク(ニンジャ)
- ジャングルボム(ボム)
- ギム(ヨーヨー)
- バードン(ウィング)
- カプセルJ(ジェット)
- タック(コピー)
- プラズマウィスプ(プラズマ)
[編集] 前作までに登場したキャラクター
前作『星のカービィ2』までに登場しているキャラクターは以下の通り。
- 能力を持たない敵キャラ
- ワドルディ
- ブロントバート
- キャピィ
- ツイジー
- トゥーキー
- グリゾー
- ブルームハッター
- バウンダー
- カブー
- グランク
- ブリッパー
- スクイッシー
- スリッピー
- アックスナイト
- メイスナイト
- トライデントナイト
- ジャベリンナイト
- シャッツォ(吸い込み不可)
- ゴルドー(吸い込み不可)
- 能力を持つ敵キャラ
- スカーフィ(クラッシュ)
- ポピーブロスJr.(ボム)
- ワドルドゥ(ビーム)
- レーザーボール(ビーム)
- サーキブル(カッター)
- ブーマー(カッター)
- ブレードナイト(ソード)
- パラソル(パラソル)
- ロッキー(ストーン)
- チリー(アイス)
- ウィリー(ホイール)
- ボンバー(クラッシュ)
- ノディ(スリープ)
[編集] 関連項目
- 星のカービィシリーズ
- 星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧
- カービィのコピー能力
- 星のカービィ
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- スーパーファミコン
- スーパーファミコンのゲームタイトル一覧
[編集] 外部リンク
- 星のカービィスーパーデラックス(任天堂公式サイト)
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ゲーム | アクション: 星のカービィ - 夢の泉の物語 - 星のカービィ2 - スーパーデラックス - 星のカービィ3 - 星のカービィ64 - 夢の泉デラックス - 鏡の大迷宮 - タッチ! カービィ - 参上! ドロッチェ団 番外: ピンボール - カービィボウル - ブロックボール - きらきらきっず - コロコロカービィ - エアライド - スマブラシリーズ |
アニメ | 星のカービィ(登場キャラ・用語) |
漫画 | 星のカービィ - デデデでプププなものがたり(登場キャラ) - プププランドの仲間たち - デデデのプププ日記 - も〜れつプププアワー |
キャラクター | カービィ - デデデ大王 - メタナイト - ワドルディ - カービィの仲間たち - キャラクター一覧(カテゴリ/テンプレ) |
その他 | プププランド - ワープスター - 夢の泉 - スターロッド - 戦艦ハルバード - エアライドマシン - コピー能力一覧 |