政権交代を実現する会
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政権交代を実現する会(せいけんこうたいをじつげんするかい)は、民主党の派閥。「鳩山グループ」と呼ばれることが多い。
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[編集] 概要
元々、2002年9月3日に旗揚げした「鳩山政権を実現する会」を源流とする。鳩山が中心となって保守系の議員の結集を図ったものであった。その後、すぐに代表であった鳩山由紀夫が党代表を辞任したため、2003年1月21日に「民主党政権を実現する同志の会」として再スタートした。5月に名称を「政権交代を実現する会」に改称し、現在に至る。 毎週木曜日に鳩山の個人事務所での会合を定例としており、飲食代なども全て自己負担にするなど透明性を高めた運営を目指している。発足以来、旧新進党出身の議員や同じ保守系である政権戦略研究会所属の議員の取り込み、さらに民社協会のバックアップなどもあって結成当初から党内最大勢力として活動していた。ただし、2005年の衆議院選挙で海江田万里ら鳩山の側近が多く落選した上、2007年の参議院選挙で小沢グループや新政局懇談会に入る新人議員が多かったことから、現在では小沢グループに人数では劣っている。当初から人数の多さもあって必ずしも一枚岩とはいえず、「寄らば大樹の陰」で参加している議員もいると言われている。このため、政策的なつながりは弱く「サロン鳩山」と揶揄されることもある。また、岡田克也のように一時的に参加したのち他のグループに戻ったり、移行する議員も多いため結束力は弱い。
民社協会との関係が深く、旧自由党出身の議員以外の所属議員がほとんど参加している。このため、「グループ友愛」、「鳩山、川端グループ」と言われることもある。「政権戦略研究会」とは関係が良好ではあるものの、「小沢グループ」や「凌雲会」、「新政局懇談会」とは対立することが多い。
[編集] 政権交代を実現する会議員一覧
[編集] 衆議院議員
小選挙区(13名) | |||
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三井辨雄(北海道2区) | 仲野博子(北海道7区) | 鳩山由紀夫(北海道9区) | 小平忠正(北海道10区) |
大畠章宏(茨城5区) | 大島敦(埼玉6区) | 小沢鋭仁(山梨1区) | 牧義夫(愛知4区) |
古本伸一郎(愛知11区) | 三日月大造(滋賀3区) | 平野博文(大阪11区) | 高木義明(長崎1区) |
松野頼久(熊本1区) | |||
比例区(13名) | |||
吉田泉 (比例東北・福島5区) |
福田昭夫 (比例北関東・栃木2区) |
鷲尾英一郎 (比例北陸信越・新潟2区) |
笹木竜三 (比例北陸信越・福井1区) |
松原仁 (比例東京・東京3区) |
前田雄吉 (比例東海・愛知6区) |
伴野豊 (比例東海・愛知8区) |
岡本充功 (比例東海・愛知9区) |
森本哲生 (比例東海・三重4区) |
川端達夫 (比例近畿・滋賀1区) |
藤村修 (比例近畿・大阪7区) |
古賀一成 (比例九州・沖縄・福岡6区) |
川内博史 (比例九州・沖縄・鹿児島1区) |
[編集] 参議院議員
選挙区(20名) | |||||||
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小川勝也(北海道) | 舟山康江(山形県) | 簗瀬進(栃木県) | 藤田幸久(茨城県) | ||||
広中和歌子(千葉県) | 山根隆治(埼玉県) | 島田智哉子(埼玉県) | 鈴木寛(東京都) | ||||
浅尾慶一郎(神奈川県) | 榛葉賀津也(静岡県) | 木俣佳丈(愛知県) | 平田健二(岐阜県) | ||||
芝博一(三重県) | 高橋千秋(三重県) | 尾立源幸(大阪府) | 前川清成(奈良県) | ||||
辻泰弘(兵庫県) | 一川保夫(石川県) | 柳田稔(広島県) | 岩本司(福岡県) | ||||
比例区(6名) | |||||||
喜納昌吉 | 小林正夫 | 下田敦子 | 直嶋正行 | ||||
藤谷光信 | 柳澤光美 |