技術参事官
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技術参事官(ぎじゅつさんじかん)は、日本の中央官庁に設置される官職の一つ。身分は国家公務員である。文部科学省、国土交通省及び会計検査院に置かれており、各組織における技術的な事項に関する企画・立案や調整を任務としている。
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[編集] 文部科学省
文部科学省に設置される職の一つ。命を受けて、文教施設企画部の所掌事務のうち技術に関する重要事項の企画及び立案に参画する(文部科学省組織令第15条第3項)。現在の定数は1人。
[編集] 職務
- 国立の文教施設並びに独立行政法人、国立大学法人及び大学共同利用機関法人が設置する文教施設の整備に関する設計、積算、施工及び維持保全に係る技術的基準に関すること。
- 国立の文教施設の整備に関する建設計画、設計、積算及び施工管理の実施に関すること(以上文部科学省設置法第25条)。
[編集] 歴代の技術参事官
[編集] 慣習
[編集] 国土交通省
国土交通省大臣官房に置かれる特別な職の一つ。命を受けて、国土交通省の所掌事務に関する技術に関する重要事項についての企画及び立案に参画する(国土交通省組織令第21条第3項)。現在の定数は2人。
[編集] 会計検査院
会計検査院事務総長官房に置かれる職の一つ。命を受け、各局の検査事務のうち技術に関する重要事項の調整に参画する(会計検査院法施行規則第14条第3項)。現在の定数は3人。