成都双流国際空港
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成都双流国際空港 Chengdu Shuangliu International Airport |
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IATA:CTU - ICAO:ZUUU | ||||
概略 | ||||
空港種別 | 公共 | |||
運営者 | 四川省機場集団有限公司 | |||
Alternate name | Chengdu Shuangliu | |||
開港日 | 1938年 | |||
所在地 | 四川省成都市 | |||
海抜 | 1625ft(494m) | |||
位置 | 北緯30度34分42秒 東経103度56分49秒 |
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滑走路 | ||||
方向 | ILS | 全長 | 全幅 | 表面 |
02/20 | YES | 11,811ft (3,600m) |
197ft (60m) |
舗装 |
成都双流国際空港(せいと・そうりゅう・こくさい・くうこう、英語表記:Chengdu Shuangliu International Airport)は中華人民共和国四川省成都市双流県にある空港である。
目次 |
[編集] 概要
IATA空港コードはCTU。ICAOコードはZUUU。全長3,600メートル、幅60メートルの滑走路1本を有する国際空港で、総面積67万平方メートルで西南地区最大の空港である。中国民用航空総局(CAAC)の西南管理局が置かれ、中国西南航空、四川航空、鷹聯航空が同空港をハブ空港としている他、国内外の20社ほどが乗り入れている。中国西南航空は現在は中国国際航空に統合され、中国国際航空西南公司となった。
ターミナルビルは新ターミナルビルと旧ターミナルビルがあり、旧ターミナルビル四川省内の空港及び元々四川省だった重慶市行きの出発専用、新ターミナルビルはすべての路線の到着と国際線、四川省・重慶市行き以外の他省行き国内線の出発用として使われている。
[編集] 歴史
- 1938年 成都双桂寺空港として開港する。滑走路は未舗装で、小型の双翼機しか離発着できなかった。
- 1944年 拡張工事を実施。滑走路全長を1400メートルとし、石灰と玉石で舗装した。これによって、15トン以下の飛行機が離着陸できるようになった。
- 1956年12月12日 中国中央軍事委員会総参謀部が成都双桂寺空港の民用使用を許可し、中国民航の一空港となる。成都双流空港と名称を変更する。
- 1957年 中国民航成都管理局は、ハブ空港を成都広漢空港から、成都双流空港に移転する。北京、太原、西安、重慶、昆明、貴陽、南充等の路線が開港する。
- 1959年 翌年にかけて拡張工事を実施。滑走路全長が2200メートルとなり、100トン以下の飛行機が離着陸できるようになった。新築されたターミナルビルは床面積が8500平方メートルあった。
- 1967年 拡張工事を実施。滑走路全長が2600メートルとなる。
- 1983年、1991年 2度の拡張工事により、ターミナルビルの床面積が17400平方メートルとなり、航空管制、誘導通信、気象予報、給油設備等を備え、西南地区随一の空港となる。
- 1994年から2001年にかけて総工費28億元を投じ、大規模な拡張工事が行われる。滑走路全長が3600メートルとなり、大型飛行機も離着陸できるようになる。新しいターミナルビルは床面積が82,000平方メートルとなり、到着客と出発客を分離する構造となった。
- 2003年 総工費3億8000万人民元を投じ、床面積が39,000平方メートルの国際ターミナルビルの建設を開始する。
- 2004年9月28日 国際ターミナルビルが完成。ターミナルビルの床面積が138,000平方メートルとなる。
- 将来、第2滑走路、第2ターミナルビルを建設する計画がある。第2滑走路は現在の滑走路の南側に建設する予定で、中国西南地区の国際ハブ空港としたい意向である。
[編集] 航空管制
種類 | 周波数 | 運用時間(JST) |
CHENGDU GND | 121.85MHz | 11:00-23:00 |
CHENGDU TWR | 118.85MHz,123MHz | 24H |
CHENGDU APP AREA1 | 120.2MHz,125.6MHz | 24H |
ATIS | 128.6MHz | 24H |
[編集] 航空保安無線施設
局名 | 種類 | 周波数 | 識別信号 |
SHUANGLIU | VOR | 115.7MHz | CTU |
SHUANGLIU | DME | CTU |
[編集] アクセス
成都市中心部から16キロの距離にある。空港からリムジンバス(303路・10元)が走っている。路線バス(300路など)も走っており交通は比較的至便である。将来は、地下鉄も通る予定である。
[編集] 就航都市(2007年)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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