大阪市営バス港営業所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大阪市営バス港営業所(おおさかしえいバスみなとえいぎょうしょ)は、大阪府大阪市港区にある、大阪市営バスの営業所である。最寄バス停は港車庫。配置車両の側面および後面窓ガラスに貼られる所属営業所を示すシールの表記は「港」である。
主として港区を通る路線、弁天町バスターミナル発着の路線、住之江区南港地区の路線を担当している。これらの路線は、天保山・弁天町バスターミナルにて操車を行っている。また、鶴町営業所や東成営業所が主として担当している大正区・西成区・生野区の路線も一部の便で担当している。これらの路線は、鶴町車庫・西船町操車場・なんば操車場にて操車を行っている。
[編集] 沿革
2000年5月20日開設。九条営業所から移転。
[編集] 現行路線
[編集] 17・17B・17C号系統
- 17C:コスモスクエア駅前 ― 国際フェリーターミナル
- 概要
- 17・17B号系統はどちらも循環系統で休日は運行しない。17号系統は日中の運行で国際見本市会場前に停車するが、17B号系統は朝・夕~夜間の運行で国際見本市会場前は通過する。
- 17C号系統は路線図やホームページには掲載されておらず、詳細はバス停に掲載されている時刻表で確認するか、あるいは直接営業所や案内所へ問い合わせる必要がある。この路線は大阪港国際フェリーターミナル(上海ゆき・釜山ゆきの航路がある)へのシャトルバス的な路線であり、コスモスクエア駅前と国際フェリーターミナルの間をノンストップ(というよりこの間には他の停留所はない)で運行していて、上海便の国際フェリーの航行に合わせて週2または4日の運行となっている。これは17C号系統の運行の対象になる上海航路を運航する会社が2社あり、毎週木曜日に入港し翌日の金曜日に出港する便と、隔週の月曜日に入港し翌日の火曜日に出港する便とがあるからである。
- 沿革
- 17号という系統番号は、インテックス大阪の完成に伴い支線17号系統として地下鉄朝潮橋~(港大橋)~国際見本市会場前での運行を開始したのが始まりである。
- 後にOTS線(現在の地下鉄中央線およびニュートラムの大阪港~コスモスクエア~中ふ頭間)の開通により支線17号系統は廃止になり、代わりに17号系統(現在の17C号系統)、臨17号系統(現在の17号系統)、臨17A号系統(現在の17B号系統)の他に幹線17号系統(南港バスターミナル~ポートタウン東駅前~コスモスクエア駅前)、区間運行の幹線17A号系統(ポートタウン東駅前~コスモスクエア駅前)運行を開始した。
- 2002年1月27日:幹線17号系統が廃止され、幹線17A号系統が17A号系統と系統番号変更。17A号系統は当初、南港東八丁目~ポートタウン東駅間を南港税関経由で運行していたが、のちに経由しなくなる。
- 2007年3月31日:17A号系統が廃止。
[編集] 44・44A号系統
- 44 コスモスクエア駅前 → 南港中央公園 → 南港税関前 → 南港東五 → ポートタウン東駅前 → 南港中央公園 → コスモスクエア駅
- 44A 弁天町バスターミナル → 地下鉄大阪港 → (咲洲トンネル) → 中ふ頭駅前 → 南港中三 → ポートタウン東駅前 → 南港中四 → 中ふ頭駅前 → (咲洲トンネル) → 地下鉄大阪港 → 弁天町バスターミナル
- 概要
44号系統は、大阪市住之江区のコスモスクエア駅前より南港税関前、ポートタウン東駅前を通りコスモスクエア駅前に戻る形で運行される路線である。 一方、44A号系統は千舟橋まで以前の44号系統と同じルートを通り、地下鉄大阪港から大阪港咲洲トンネルを通り、ポートタウン東駅前に至る路線である。なお、44A号系統は咲州(さきしま、南港の島型埋め立て地の愛称)内は44号系統と異なるルートを通る。なお、ポートタウン東駅前行きの方向幕には「ポートタウン東」としか書かれていない。
- 沿革
当初は特44号系統として、大阪市港区の地下鉄朝潮橋から港大橋(阪神高速4号湾岸線)を通り、大阪市住之江区の南港バスターミナルに至る路線であった。後に始発が弁天町バスターミナルへ延長された。大阪市営バスで唯一高速道路を走る系統でもあった(阪神高速4号湾岸線天保山~南港北)。2002年1月27日に44号系統に名前が変更され、それは2005年8月15日まで続いた。
両路線がほぼニュートラム・地下鉄と並行するが、2005年6月30日まで中ふ頭 - 大阪港間が大阪港トランスポートシステム(OTS)によって営業されており、運賃体系が別立て(2005年6月時点で大人全線230円均一)のため通算運賃が割高となるためか、こちらのバスの利用者も多くいた。しかし、同年7月1日より中ふ頭 - 大阪港間も大阪市交通局が運営する事になり(線路はOTS管理)、同時に運賃体系が統一されて値下げされた。そのため、利用者がニュートラム・地下鉄への転移により減少する可能性があり、また、阪神高速道路の回数券廃止でもコスト増大を回避するため同年8月16日から44系統はポートタウン東駅前 - コスモスクエア間、44A系統はポートタウン東駅前 - 弁天町バスターミナル間(大阪港咲洲トンネル経由)となり、大阪市営バスで唯一の高速道路を通るバス路線はなくなってしまい、本数も今までより削減されてしまった。
また、OTS線が開通する前は44A号系統と似たような路線で、支線17号系統が存在した。この路線は地下鉄朝潮橋~国際見本市会場前を運行しており、特44号系統と同様港大橋を経由していた。
なお、特44号系統時代には始発・終発およびその前後に住之江営業所の便も存在した。
- 備考
44号系統が高速道路を通っていたため、OTS線開業前までコスモスクエアシャトルバスとして使用されていた日野の専用車(前中折戸でハイバックシートを備えていた)で運行されていた。[1]その後導入された車両はシートベルトが付いている専用のノンステップバスで運行されている(他の系統にも使用される場合あり)。なお、中扉車転属前は通常の後扉車で運行されていた。 有料道路を走行するが、運賃は他の大阪市営バスと同じ200円均一である。バスと地下鉄・ニュートラムを乗り継ぐ事も可能である。
[編集] 48A号系統
[編集] 55号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 60号系統
- 運行区間
- 概要
- 60号系統、港区天保山からみなと通・千日前通を経由して、なんばとを結ぶ路線である。88号系統とともに、港区の主幹路線である。平日は沿線住民の生活路線、土休日は天保山への観光路線の色合いが強い。また地下鉄利用よりも天保山-なんば間に安くかつ速く結ぶことから利用者が多い。大阪市電24号系統(今里-大阪港)の代替機能も併せ持つ。
- 沿革
- 2002年の市バス再編前は、幹線60号系統であった。 九条営業所と支線17号系統が存在した当時は、幹線60A号系統(天保山~境川)幹線60B号系統(大正橋~難波)幹線60C号系統(境川~難波)幹線60D号系統(天保山~地下鉄朝潮橋)幹線60E号系統(地下鉄朝潮橋~境川)幹線60F号系統(地下鉄朝潮橋~難波)と実に6種類の枝系統が存在した。
- 港区役所が建て替えのために仮庁舎が弁天町駅前のオーク200内に設けられたことにより、港区役所へのアクセスとして特61A号系統(天保山~弁天町BT、幹支境界は市岡)と特61B号系統(弁天町BT~境川、幹支境界は市岡元町)も運行されていた。港区役所の新庁舎完成により特61A号系統と特61B号系統は廃止になった。
- ダイヤおよび停留所
- 平日昼間は15-20分毎、土曜日・休日の昼間は10分毎と、土曜日・休日の方が高頻度の運行となっている。60B号系統は平日の始発便の天保山行き1便のみ運行される。
- なんばでは多くの路線が発着する高架下のバスターミナルではなく高島屋の真向かい側の乗り場で発着する。
[編集] 60A号系統
- 60A 天保山 - 築港一丁目 - 築港中学校前 - 第三突堤前 - 港車庫
- この系統は106A・106B号系統が朝・夕のみの運行なので、(106D号系統同様に)106A・106B号が運行されない昼間の空白時間帯に運行されるのとともに、港営業所と天保山(天保山操車場)との入出庫を兼ねている。
[編集] 70・70急号系統
鶴町営業所を参照
[編集] 70A号系統
- 運行区間
- 70A なんば - 地下鉄桜川 - 大正橋 - 三軒家 - 大正区役所前 - 大運橋通 - 西船町
- 概要
70A号系統は、なんばから大正通を経由して、大正区船町地区とを結ぶ路線である。なんばと大正区南部を結ぶ路線としては、他に71号系統(鶴町四丁目発着)があるが、船町地区は工業地帯であるため、71号系統に比べて本数は少ない。
- 沿革
かつては幹線70号系統と称していた。2002年1月27日の市バスダイヤ改正時に、幹線70号系統が70A号系統に、西船町~大阪ドーム前千代崎(現・ドーム前千代崎)の幹線臨70号系統が70号系統に、それぞれ変更になった。かつては木津営業所が担当していたが、1995年に木津営業所が廃止になってからは港営業所や東成営業所が担当している。過去には住之江営業所や鶴町営業所の担当もあったが、現在これらの営業所の担当はない。
- ダイヤおよび停留所
平日の昼間は1時間あたり2本、土曜・休日の昼間は1時間あたり3本の運行となっている。
- その他
70号系統の往路は西船町→ドーム前千代崎であるのに対して、70A号系統の往路はなんば→西船町である。これは70A号系統の前身の幹線70号系統が殆ど木津営業所の担当であった名残である。
[編集] 71・71A号系統
鶴町営業所を参照
[編集] 72号系統
- 運行区間
- 天保山 - 築港一丁目 - 第一突堤前 - (なみはや大橋) - 大運橋通 - 大正区役所前 - 大正橋 - ドーム前千代崎
- 概要
なみはや大橋は有料道路である。このため、44A号系統と同様に有料道路を通る路線である。なみはや大橋はかなり高いところを通るため、大阪港や南港、大阪市内を見渡すことができ、眺望が良い。
- 沿革
この系統は、2002年1月27日の市バス再編時に94号系統として天保山-(なみはや大橋)-小林公園前-大正橋-ドーム前千代崎間の運転を開始した。
- 2008年3月30日の市バス再編時の際に系統番号が72号系統に変更されるとともに、大運橋通-南泉尾間の経路が小林公園前経由から大正区役所前経由に変更になる。なお、94号系統運行開始以前に鶴町四丁目-小林公園前-ドーム前千代崎間で運行していた特91号系統が2008年3月30日より94号系統として運行している。
- ダイヤおよび停留所
- 以前の94号系統時代に路面凍結や大雨による冠水(なみはや大橋の大正区側の最下部で発生)でなみはや大橋が通行止になったことがあった。この場合緊急処置として、天保山-第一突堤前-ドーム前千代崎(第一突堤前-ドーム前千代崎間は港区内の走行でノンストップ)と、鶴町二丁目-大阪ドーム前千代崎(この区間に限り鶴町営業所が臨時で担当する)との2区間に分け、ドーム前千代崎を接点とした運行を行っている。
[編集] 73号系統
- 73:なんば-谷町九丁目-上本町六丁目-桃谷駅前-生野区役所-杭全
- 東成営業所が担当する便もある。
- かつては、現在と同じく73号系統として運行されていた。その後、支線30号系統(詳細は11号系統を参照)を運行を開始したのに伴い乗継対象になり幹線73号系統に改称している。
- 2002年1月27日に73号系統の系統番号に戻る。
[編集] 75号系統
鶴町営業所参照。
[編集] 76号系統
住之江営業所参照。
[編集] 80号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 84号系統
- 運行区間
- 84:弁天町バスターミナル - 弁天ふ頭 - 本田一丁目 - 地下鉄西長堀 - 四ツ橋 - なんば
- 概要
84号系統は、弁天町駅から玉船橋、長堀通を経由してなんばとを結ぶ路線である。大阪市営トロリーバス9号線(今里-玉船橋)の代替機能を持つ。
- 沿革
かつての84号系統(ゾーンバス制度導入後は幹線84号系統)は東成営業所担当の路線で、杭全-地下鉄今里-四ツ橋-弁天ふ頭間で運行していた。その後、何度か路線の短縮・延長および担当営業所の変更を繰り返している。
- ゾーンバス制度導入の際にあわせて地下鉄今里-弁天ふ頭間に短縮される。
- 弁天町バスターミナルの開設(操車場の移転)に伴い地下鉄今里-弁天町バスターミナル間に延長される。
- 地下鉄長堀鶴見緑地線の延伸により、弁天町バスターミナル-地下鉄西長堀間に短縮される。
- この時に担当営業所が東成営業所から九条営業所(現在の港営業所)に変更となる。
- 1999年7月1日に弁天町バスターミナル-なんば間に延長される(一部は幹線84A号系統として現行の弁天町バスターミナル-地下鉄西長堀間での運行も存在していたが、後に全便弁天町バスターミナル-なんば間の運行になる)。
- 2002年1月27日に幹線84号系統が84号系統に系統番号変更となり、この時に担当営業所が港営業所から住之江営業所に変更される。
- 2008年3月30日に担当営業所が住之江営業所から港営業所に再度変更される。
地下鉄今里-弁天町バスターミナル間を運行していた頃は一定の本数が確保されていたが、区間短縮後は本数が削減されている。
- ダイヤおよび停留所
平日、土曜、休日とも、ほぼ60分毎に運航している。四ツ橋-なんば間は、なんば行が御堂筋、弁天町バスターミナル行が四つ橋筋を経由する。
[編集] 88号系統
- 運行区間
- 概要
88号系統は、港区からみなと通(国道172号)・土佐堀通を経由し、大阪駅とを結ぶ路線である。60号系統とともに、港区の主幹路線である。地下鉄利用よりも天保山-大阪駅間に安くかつ乗り換えなしで結ぶことから利用者が多い。大阪市電23号系統(都島車庫-大阪駅-大阪港)の代替機能も併せ持つ。
肥後橋-大阪駅間はループとなっており、大阪駅行は四つ橋筋を、天保山行は御堂筋を経由する。大阪駅行は、肥後橋を出ると方向幕が「天保山」に変わる。後述するが、88号系統は比較的長距離の路線で、ループ部分を環状運転として天保山→大阪駅→天保山を1路線とみなすと、大阪市営バスの中で最も路線が長い。なお、天保山-大阪駅前間は片道約45-50分ほどかかる。
数少ないが、夕凪→大阪駅前を運行する88A号系統や、川口一丁目-大阪駅前を運行する88C号系統も存在する。なおループ運行をしない88B号系統については中津営業所の項で記述する。
- 沿革
2002年1月27日のダイヤ改正以前は幹線88号系統と称していた。また、九条営業所があった頃は境川~大阪駅間を運行する幹線88A号系統が存在し、その当時は現在の88C号系統の系統は幹線88B号系統であった。
- 1970年代頃までは大阪駅前の構内(黄色)のりばはなく、大阪駅前交差点の西側(現在大阪第一生命ビル北側にある大阪駅前の降り場専用の停留所)から88号系統の天保山ゆき(当時方向幕は大阪港行きと表示されていた)は発車していた。
- ダイヤおよび停留所
平日・土曜・休日とも、昼間は12分間隔で運行している。88C号系統は朝の運行が主で、一部夕方にも運行している。
天保山行の淀屋橋停留所は、2回停車(市役所前と交差点西)する「ダブルストップ」であった。御堂筋上にある市役所前のりばを出ると、すぐ先の淀屋橋交差点で土佐堀通へ右折する必要があり、原動機付自転車のような二段階右折を行っていたが、2005年8月15日をもって市役所前のりばでの乗降を廃止し、二段階右折も解消された。交差点西の停留所は、客待ちのタクシーのためバスが歩道に近づけないことがある。
- その他
この系統の路線距離は19,586mであり、ループ系統(循環系統)を含んだ市営バス(赤バスを除く)全体では最長の路線である。ループ系統を含まない系統では93C号系統の16,355mが最長路線となる。
[編集] 91・91急号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 91A号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 94号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 98・98A・98B・98C号系統
- 運行区間
- 98:弁天町バスターミナル - 玉船橋 - 大正橋 - 新千歳 - 大正区役所前
- 98A:鶴町営業所を参照
- 98B:ドーム前千代崎 - 大正橋 - 新千歳 - 大正区役所前
- 98C:ドーム前千代崎 - 大正橋 - 新千歳
- 概要
98号系統は、港区の弁天町駅から大正駅を経由して、大正区西部とを結ぶ路線である。一見乗客の流動に沿っていないような経路設定に見えるが、これは後述の沿革で記述する。
- 沿革
過去には98号系統として弁天ふ頭-境川-なんば間を運行していた。西区・港区エリアゾーンバス制度導入時に支線98号系統として境川-弁天ふ頭間に運転区間が短縮(境川-なんば間は幹線60号系統に統合)され、大正区エリアゾーンバス制度導入時(1979年)に108号系統(なんば-大正橋-新千歳)と統合して、弁天ふ頭-境川-大正橋-新千歳-大正区役所間の運行となった。その後弁天町バスターミナルの開設(操車場の移転)に伴い弁天町バスターミナル-弁天ふ頭間が延長されて現在の運転区間になった。98号系統の経路が乗客の流動に合っていないのは、支線98号系統が、弁天ふ頭・弁天町バスターミナルと新千歳・大正区役所方面の2方向への支線機能を併せ持っていたからである。
2002年1月27日の市バスダイヤ改正時に支線98号・支線98B号・支線98C号系統がそれぞれ現在の98号・98B号・98C号系統に、特98号系統が98A号系統になるとともに、大正区役所前発着の系統が鶴町営業所との共同担当になったが、現在は港営業所単独の担当に戻っている。ただし鶴町四丁目まで延長運転する98A号系統は鶴町営業所との共同担当である。 2008年3月30日の市バスダイヤ改正より、一部の便は中型ンスッテプバス車両で運行している。
九条営業所が存在していた時代には、支線98号系統の区間運転系統として、実に7つの区間運転が存在した時代があった。
- 支線98A号系統:弁天町バスターミナル - 境川
- 支線98B号系統:弁天町バスターミナル←大正橋
- 支線98C号系統:大正橋 - 大正区役所前
- 支線98D号系統:弁天町バスターミナル - 新千歳
- 支線98E号系統:大正橋 - 新千歳
- 支線98F号系統:弁天ふ頭 - 大正区役所前
- 支線98G号系統:弁天町バスターミナル - 弁天ふ頭
- ダイヤおよび停留所
平日・休日昼間は30分毎、土曜昼間は20分毎に運行している。朝夕には、ドーム前千代崎折り返し便として98B号系統が、新千歳折り返し便として98C号系統が、それぞれ存在する。
[編集] 99号系統
酉島営業所を参照。
[編集] 106A・106B・106C・106D号系統
- 運行区間
- 106A 弁天町バスターミナル→石田二→八幡屋→第三突堤前→福栄橋→夕凪→弁天町バスターミナル
- 106B 弁天町バスターミナル→夕凪→福栄橋→第三突堤前→八幡屋→石田二→弁天町バスターミナル
- 106C 弁天町バスターミナル - 石田二 - 八幡屋 - 第三突堤前
- 106D 弁天町バスターミナル - 夕凪 - 福栄橋 - 港車庫
- 概要
106A号系統、106B号系統、106C号系統、106D号系統は、大阪環状線・地下鉄中央線弁天町駅と港区南部の工業地域を結ぶ路線である。106A・106B号系統は循環系統で106C・106D号系統は折り返し系統である。
- 沿革
- 昔は九条営業所(現・港営業所)担当の路線で、支線105号系統(境川-波除{現在は廃止}-弁天町駅前-石田二-第三突堤前)および支線106号系統(弁天ふ頭-弁天町駅前-福栄橋-第三突堤前)として運行されていた。
- 後に弁天町バスターミナルの開設の際に支線105号系統は境川-弁天町バスターミナル間を支線臨105号系統に分割した上で弁天町バスターミナル-石田二-第三突堤前間へ、支線106号系統は弁天町バスターミナル-弁天ふ頭間を幹線84号系統と支線98号系統に統合した上で弁天町バスターミナル-福栄橋-第三突堤前へとそれぞれ区間短縮になった。(なお支線臨105号系統は1994年に廃止になった)。
- 当時、支線105号系統と支線106号系統は(現在の106A・106B号系統のような)連続運行をしていて、支線106号系統が運行しない日中および夜間は(現在の106C号系統のような)支線105号系統単独の運行であった。ただ連続運行とはいえそれは車両運用上の話で、第三突堤前に到着するまで行先表示は第三突堤前行きのままで、第三突堤前に到着後弁天町バスターミナル行きになっており、また支線同士でもあったことから(当時の料金制度上)連続乗車は不可能で、旅客側的には運行は分断していた。
- 2000年5月20日に九条営業所が港営業所に移転した際に、現在の106D号系統である支線106A号系統が運行を開始した。
- 2002年1月27日の市バス再編(同時に住之江営業所が大阪運輸振興の管理委託になった)の際に担当営業所が港営業所から住之江営業所に変更になり、系統番号は支線106号系統は106号系統、支線105号系統は109号系統に変更された。これは再編の際に、それまでの5号系統(天満橋 - なんば)が105号系統に変更されたためである。
- 後に106号系統と109号系統を統合して106A・106B号系統になり、現在のような連続運行になった。
- 2008年3月30日の市バス再編で担当営業所が住之江営業所から港営業所に戻る。
- ダイヤおよび停留所
106A・106B号系統は朝・夕のみの運行であり、106C号系統は昼間・深夜に、106D号系統は早朝・日中に運行している。
[編集] 107号系統
- 運行区間
- 107:弁天町バスターミナル - 境川 - 川口一丁目 - 肥後橋 - 淀屋橋 - 天満橋
- 概要
107号系統は、弁天町駅と天満橋とを、みなと通、土佐堀通を経由して結ぶ路線である。大阪市電23号系統(都島車庫-天満橋-大阪港)の代替機能を併せ持つ。土佐堀通を東西に貫くため、多くの鉄道路線と接続している(以下参照)。
- 沿革
かつては大阪港(天保山)~境川~天満橋間の運行であった。後に境川~天満橋に区間が短縮になったが、2000年5月20日に九条営業所が港営業所へ移転された際に弁天町バスターミナルまで延長された。2002年1月に大半の便が東成営業所の担当に変更されたが、2003年3月に港営業所の担当に戻っている。
- 弁天町バスターミナル~境川間にはかつて特61B号系統(幹支の境界は市岡元町)が運行していたこともあった。
- ダイヤおよび停留所
平日・土曜・休日とも、1時間あたり1-2本の運行となっている。
[編集] 108号系統
鶴町営業所を参照。
[編集] 車両
2006年春までは前身の九条営業所時代から引き続き三菱自動車(現・三菱ふそうトラック・バス)製・日野自動車製の車両が配置されていたが、2008年現在は三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車の2メーカーとなっている。CNGバスも配属されている。2008年にいすゞ自動車製の中型のノンステップバスが導入された。
[編集] 脚注
- ^ この車両はコスモスクエアシャトルバス時代、190系統(大阪駅前~コスモスクエア)運行車輌は中津営業所、191系統(なんば~コスモスクエア)運行車輌は住之江営業所に所属しており、廃止時に当時の九条営業所に転属、その後九条営業所閉所に伴い港営業所に転属した。現在これらの車両は西肥バスに移籍している。