夜歩く
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『夜歩く』 (よるあるく) は、
- 推理作家のジョン・ディクスン・カーの処女長篇推理小説。原題は It Walk by Night。1930年作。
- 推理作家の横溝正史が1948年から1949年にかけて著した長編推理小説、及び、それを原作としたテレビドラマ作品である。現在(2005年9月)までにテレビドラマ2作品が制作されている。
この項目では後者について触れる。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
私こと屋代寅太は、某私立大学で知り合った仙石直記から相談を持ちかけられた。去年の10月3日にキャバレー『花』で狙撃事件を起こしたのは、腹違いの妹である古神八千代だと言うのである。
そしてその理由は、去年の夏ごろ、八千代宛に届いた三通にわたる奇妙な手紙で、その内には「われ東京へ来たれり。近く汝と見参せん。……汝夜歩くなかれ」と、古神家の内情に精通している者しか知らないはずの、八千代の夢遊病のことが書かれていたのであった。
[編集] 登場人物
- 金田一耕助(きんだいちこうすけ)…私立探偵
- 磯川常次郎(いそかわつねじろう)…岡山県警警部
- 沢田(さわだ)…警視庁警視
- 屋代寅太(やしろとらた)…「私」、推理小説家
- 古神織部(ふるがみおりべ)…古神家前当主、故人
- 古神お柳(ふるがみおりゅう)…織部の後妻
- 古神守衛(ふるがみもりえ)…織部の息子
- 古神八千代(ふるがみやちよ)…お柳の娘、守衛の義理の妹
- 古神四方太(ふるがみよもた)…織部の異母弟
- 仙石鉄之進(せんごくてつのしん)…古神家家老筋
- 仙石直記(せんごくなおき)…鉄之進の息子、寅太の友人
- 源造(げんぞう)…古神家使用人
- お藤(おふじ)…古神家女中
- お喜多(おきた)…守衛の乳母
- 妙照(みょうしょう)…海勝院の尼
- 蜂屋小市(はちやこいち)…画家
[編集] 映像化リスト
[編集] テレビドラマ
- 横溝正史シリーズII 『夜歩く』 全3回 (1978年7月22日~8月5日、毎日放送・東宝) 金田一:古谷一行