国立学園小学校
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国立学園小学校(くにたちがくえんしょうがっこう)は東京都国立市にある私立の小学校。附属としてかたばみ幼稚園をもつ。一学年に梅・松・桜の三クラスがある。「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」子供の育成を目指す。創立者は堤康次郎、校長は守屋義彦、教頭は児玉宏之、理事長は堤清二。毎年所謂「御三家中学校」に10名強の合格者を出す進学校。
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[編集] 沿革
- 1926年 - 4月19日、関東大震災により移転してきた東京商科大学(現・一橋大学)の教員の子供を教育する目的で、堤康次郎(箱根土地会社社長)によって創立。教員2名と児童4名。初代校長は山本丑蔵。
- 1951年 -(昭和26年) 3月 学校法人国立学園として認可される。堤清二が理事長に就任。
- 1954年 - (昭和29年) 附属かたばみ幼稚園開園。
- 1964年 -(昭和39年) 4月 創立者堤康次郎初代理事長逝去。
- 1965年 -(昭和40年) 10月 体育館兼講堂新築。
- 1970年 -(昭和45年) 7月 在任44年間の山本丑蔵校長逝去。
- 1973年 -(昭和48年)一学級40名定員、一学年120名三学級編成を実施。これにより松組新設。5月 新校舎(鉄筋コンクリート造り)完成。
- 1974年 -(昭和49年)四年生以上の全教科担任制開始。児童会・クラブ発足。
- 1975年 -(昭和50年) 6月 プール完成。
- 1986年 -(昭和61年) 3月 低学年・特別教室校舎新築、高学年校舎内部改造。
- 1988年 -(昭和63年)4月 第6学年算数科教員2人制開始。以後、国語科及び第5学年算数科にも拡大。
- 1992年 -(平成4年)週五日制開始。
- 1998年 -(平成10年)7月 隣接地を取得、菜園を主体としたビオトープを造成。
- 2005年 -(平成17年) 12月 80周年記念新体育館・プール完成。
[編集] 学校行事
- 運動会
- 1999年以前は体育の日に行われていた。2000年(平成12年)以降は体育の日の前日の日曜日に行われている。
- しらかば祭
- 毎年2月に2日間にかけて行われる学習発表の場。学年ごとに行う合唱、楽器演奏、朗読、演劇等の舞台発表や、各教科による展示などがある。1日目は児童・教職員にしか公開されず、一般の客や保護者にも公開されるのは2日目のみとなっている。
- 校外学習
- 春、秋には複数学年合同による校外学習(遠足)を実施。5月には4・5年生対象の2泊3日の高原学校、夏休みには3年生を対象とした校内1日宿泊のサマースクール、6年生による3泊4日の修学旅行を実施している。活動単位を班とし、活動内容の多くを子どもたちの裁量に任せているのが特徴。
[編集] 校歌
一、国立の我が学園は
松林 くぬぎの林
春の日に小鳥来て鳴き
夏の日に緑の木陰
秋の日にもみじ葉紅く
冬の日に日差しうららか
二、国立の我が学園は
松林 くぬぎの林
ここによき師の君達は
我等をば教えはぐくむ
限りなき慈愛の眼
朝夕に我ら導く
三、さればこのよき学園に
学ぶさち受けし我等は
ちえすすみ身も健やかに
いと強く直く正しく
幼き日うれしくすごし
よき人と生い立ちゆかん
[編集] 所在地・交通アクセス
- 住所
〒186-0004 東京都国立市中2丁目6番地 電話:042-575-0010(代表)FAX:042-575-0321
- 交通アクセス
JR中央線国立駅下車徒歩12分 ・ 立川バス「国立学園前」下車徒歩2分