唐木田駅
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唐木田駅(からきだえき)は、東京都多摩市中沢2-11にある小田急電鉄多摩線の駅である。多摩線の終着駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム1面1線(1番ホーム)と島式ホーム1面2線(2・3番ホーム)の計2面3線の地上駅で、橋上駅舎を有している。改札につながる階段は南端にしかないため、発着列車の多くでは階段付近の車両に乗客が集まる。喜多見検車区唐木田出張所があることから回送列車の発着が多いが、喜多見検車区唐木田出張所からスイッチバックせずに進入できるのは2・3番ホームのみである。 将来、在日米軍再編に伴う在日米陸軍相模総合補給廠の一部返還によって、町田市小山田・相模原市方面への延伸が考えられているが、JR横浜線を越えてJR相模線へ到達するということ以上の具体的な計画は決まっていないうえ、採算が採れるのか、用地買収はどうするか、などといった論議は絶えない。
- のりば
1~3 | ■小田急多摩線 | 新百合ヶ丘・新宿・千代田線・小田原・片瀬江ノ島方面 |
日中は、各停発着・区間準急到着に1番ホーム、区間準急・多摩急行発車に2番ホーム、多摩急行到着に3番ホームがそれぞれ使用されている。
[編集] 利用状況
2006年度の乗降人員は1日平均18,884人で、小田急電鉄全70駅中第53位。
平日朝には千代田線直通の急行電車が6時台に4本、7時台に1本、8時台に1本、それぞれ運行されている(土・休日は多摩急行のみで、急行電車の運行はない)。これらの電車に乗れれば、千代田線内の各駅まで乗り換えなしで、それも座って行けるため、自宅の最寄り駅から(唐木田までの定期でなくとも)唐木田まで折り返し、始発電車の列に並ぶ客が多くみられる。しかしそれは不正乗車となるため、小田急では階段の上に「唐木田までお持ちですか?当駅までの乗車券をお持ちでないお客様は、精算をお願いいたします」という看板を置いているが、実質的な効果はない。
[編集] 駅周辺
- 駅構内
- 横浜銀行 多摩センター支店小田急唐木田駅出張所
- 駅前
- 駅東側
- 多摩市清掃工場
- 多摩市総合福祉センター
- アクアブルー多摩(多摩市立室内温水プール)
- 東京国際カントリークラブ
- 駅西側
- 大妻女子大学 多摩キャンパス
- 大妻多摩中学校・高等学校
- 大和証券研修センター
- 三菱東京UFJ銀行情報センター
[編集] バス路線
路線バスの運行は、京王電鉄バスの1社が乗り入れている。尚、唐木田駅前のバス停には「バス停番号」がついていない。そのため、ここでの説明は、「バス停が設置されている場所」を番号のかわりに記す。
- 唐木田駅改札前のりば
- 京王「永52」系統・『多摩市ミニバス東西線』「永山駅」行
- ケーヨーデイツー前のりば
- 京王「永53」系統・『多摩市ミニバス東西線』「永山駅」行
- 駅前郵便局前のりば
- 京王「多43」系統・「多摩センター駅」行
- 駅前郵便局前のりばの反対車線のりば
- 京王「多43」「桜43」系統・「日大三高」行
[編集] 歴史
- 1990年3月27日 - 多摩線の延伸に伴い開業。「各駅停車」の停車駅となる。
- 2000年12月2日 - 特急ロマンスカー「ホームウェイ」と「急行」の多摩線での運行が開始され、停車駅となる。
- 2002年3月23日 - 「多摩急行」の登場により、停車駅となる。
- 2004年12月11日 - 「区間準急」が登場し、停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
駅所在地南西の地名から。駅名は「唐木田」であるが、ホームの北端から南端までの大部分は多摩市中沢地区にある。ただし駅事務室や駅舎内の店舗の敷地は唐木田地区にある。
[編集] 隣の駅
- 小田急電鉄
- 多摩線
- ■特急ロマンスカー
- 「ホームウェイ」「メトロホームウェイ」終着駅
- ■多摩急行・■急行・■区間準急・■各駅停車
- 小田急多摩センター駅 - 唐木田駅
- ■特急ロマンスカー
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
小田急多摩線 |
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