大和証券
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大和証券株式会社(だいわしょうけん、英文名 Daiwa Securities Co. Ltd.)は、大和証券グループ本社の個人向け証券取引事業を行う証券会社である。現在、経営改革も一段落し、営業の強化を急いでいる。2005年にはネット取引の大幅値下げを発表する等、ネット証券との競合にも対抗している。
積極的に高収益商品の投信・外債の販売を進めている。リテール営業では、大和エコファンドや大和金融時代ファンド等時代のニーズに沿った商品を次々につくり顧客の資金の固定化を図る。現在はホールセール出身の幹部が圧倒的に多い。以前はリテール出身の幹部が多かったが、三井住友銀行との提携が決まった事で系列会社へ出向となった。
法人部門は三井住友銀行と提携している為、紹介も有。個人部門の提携(三井住友銀行傘下のSMBCフレンド証券との合併)も持ちかけられたらしいが、大和側がこれを拒否した為に個人部門は提携できてない。
企業理念は信頼の構築、人材の重視、社会正義の貫徹、健全な利益の確保。
最近では三井住友銀行との提携をすすめ、共同出資の大和証券SMBCは業界No.2の実績を誇る。リテール営業では、この大和証券SMBCであまるほど引き受けた商品(公募株、リート)を他では購入できない商品として積極的に販売している。郵便局のATMで入出金が出来る。
2005年10月、姫路支店課長代理がインサイダー取引の疑いがある注文を受け付けた。証券取引等監視委員会は金融庁に行政処分を勧告し、金融庁は姫路支店に2006年12月19日と20日の業務停止命令を下した。さらに遵法意識を徹底するよう、業務改善命令と是正命令も下した。日本証券業協会は2007年1月19日に過怠金500万円を科し、法令順守及び内部管理体制確立を勧告した。
2007年12月、本店を東京駅八重洲口のグラントウキョウ ノースタワーに移転した。