吉田豪
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吉田豪(よしだごう、男性、1970年9月3日 - )は、プロ書評家、プロインタビュアー、コラムニスト。なお肩書きにつく「プロ」は「プロ・レス(リング)」の「プロ」と同様の意味である。古本(タレント本)収集家としても知られている。東京都練馬区出身。新宿2丁目在住。ベジタリアン。
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[編集] 概要
25にも及ぶ連載を抱える人気ライターである。 徹底した事前取材を元にした有名人インタビューで知られており、インタビュー集を複数出している。プロインタビュアーの肩書きで紹介されることもある。
タレント本収集家としても有名で、新宿の仕事場はタレント本だけで埋まっている(それ以外の本は実家に送っている)。
中学生の時にガンダムを初めとするアニメ好きとなり、古本でアニメ雑誌などを購入して徹底研究。のちの古本購入人生のスタートとなった。なお、この頃から友人が言い間違いなどをすると、それを生徒手帳にメモしておき、1年、2年たっても指摘し続けるなどという、粘着性な性格だったという。
2年生の時に、洋楽が好きになり、それまで好きだったアニメを封印。 高校卒業後、1年間のフリーターを経て、東京デザイナー学院の編集デザイン科へ進学。卒業制作で、学長の暴露本を制作。この暴露本を制作するために、清掃係の人に話を聞きに行くなどの綿密な取材をしていた。この頃より現在のスタイルが確立。
また、在学中には、反戦、反核、反オタクをテーマにするバンドを組み、アニメソングをパンク・バージョンでカバーし、オタク批判の歌を歌ったり、漫画研究会のクイズ大会に殴り込みで参加し、断トツで優勝。
就職活動を始めるが、DOLLを受けた際に違和感を感じ、音楽雑誌以外にも目を向けるようになる。ふゅーじょんぷろだくと発行のコミックボックス編集部への内定が決まるも、卒業制作などを見せたところ、「君はこういう姿勢だと、広瀬隆さんに会わせることはできないよ」と言われ、内定を蹴ることに。
そして、結局専門学校時代の友人の紹介で編集プロダクション・アートサプライに入社。 『VOW』(宝島のコーナー)投稿選考主任を務める。
入社から2年後、『紙のプロレス』(以下、紙プロ)と出会う。『紙プロ』がイベントを行った時に、ターザン山本と高田文夫のトークイベントに、サクラで来るよう言われ、イベント終了後、編集長に挨拶に行ったら、そのまま『紙プロ』編集部まで連れて行かれ、朝まで仕事をさせられる。その報酬がよかったため、以後手伝いに行くようになったのがきっかけでプロレス関連の仕事にもかかわるようになる。 当時はプロレスに詳しかったわけではなく、試合などを関係者に取材して徹底検証したり、古本で得た知識で理論武装しており、「プロレスを見ない、プロレスライター」として有名になる。
23歳の時に引き抜きで『紙プロ』へ、完全移籍。師匠と崇めるリリー・フランキーのラインや、『紙プロ』での原稿を見ての執筆依頼などで着実に連載を増やし始めると同時に古本の仕事も始める。なお、紙のプロレスは2004年の初頭に離脱した。
プロレス本を収集しているうちに、梶原一騎、真樹日佐夫兄弟をリスペクトするようになり、従来の漫画評論で無視されていた、梶原のダークな作品を論じた『マンガ地獄変』(水声社、1996年、編集担当はのちのビバ彦)にも、植地毅、宇田川岳夫らとともにメイン・ライターとして参加。また、『マンガ地獄変』シリーズで知り合った、大西祥平とは、古本収集ユニット「古本ハムサラダ」を結成する。なお、『マンガ地獄変』版元の水声社からは、処女作として『タレント本の本』が刊行予告されていたが、いまだ刊行されていない。
インタビューの際には、徹底的な事前調査と巧みな話術により、相手に気に入られることが多い。角川春樹には特に気にいられ、ことあるごとに常にインタビュアーに指名され、内輪のパーティにも招待された。一方で、西川のりおのように「誘導して、吉田が用意した結論を言わされる」という否定的な声もある。なお、インタビュー時の吉田の「笑い声」は、アントニオ猪木の笑い声を真似た「ダハハハハハー」と表記される(実際にその場で、こういう声で笑っているかは不明)。
都内での仕事の際はほぼ全て自転車で移動する。ベジタリアンである(本人曰く東京豚骨醤油ラーメンを食べるなど厳密なベジタリアンでは無い模様)。
[編集] 主な著書
- 『男気万字固め』エンターブレイン (2001年6月)
- 『人間コク宝』コアマガジン (2004年12月3日)
- 『元アイドル!』ワニマガジン社 (2005年5月25日)
- 『吉田豪のセメント!!スーパースター列伝 パート1』 エンターブレイン (2006年4月1日)
- 『hon-nin列伝 セキララなオンナたち』太田出版 (2008年1月31日)
[編集] 番組レギュラー出演・連載(2006年12月現在)
- 『ストリーム』(TBSラジオ)
- 『TV Bros.』
- 『BLT』
- 『SPA!』
- 『POPEYE』
- 『ホイップ』
- 『CONTINUE』
- 『Chuッ スペシャル』
- 『BREAK MAX』
- 『言語道断』
- 『BUBKA』(真樹日佐夫へのインタビュー)
- 『週刊プレイボーイ』
- 『クロスビート』
- 『BURRN!』
- 『フィギュア王』
- 『ハイパーホビー』
- 『わしズム』
- 『ゴング格闘技』
- 『スポーツYEAH!』
- 『産経新聞 関西版』
- 『夕刊フジ』
- 『月刊アフタヌーン』
- 『webダヴィンチ・4ちゃんねる!!』
- 『豪さんのポッド』
- 『スカパー! バトルLIFE!!』(格闘コラム)