合コン!合宿!解放区!
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合コン!合宿!解放区!（ごうこん!ごうしゅく!かいほうく!）は、1990年5月3日～1992年3月28日に放送された朝日放送製作の視聴者参加型恋愛バラエティ番組である。
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[編集] 番組概要
平成版「プロポーズ大作戦」とでも言うべき番組でもあり、関西版「ねるとん紅鯨団」（関西テレビ製作。フジテレビ系）とでも言うべき番組だった。
[編集] 放送時間の移り変わり
スタート当初は金曜日深夜に放送していた「クイズ仕事人」が全国ネット化して、月曜日に移行した為、その後を受けてスタートした。スタート当初は、関西ローカル放送（毎週金曜日深夜11:17 - 0:17放送）だったが、翌年の1991年4月にそれまで毎週土曜日深夜11:30 - 0:25に放送していた「探偵!ナイトスクープ」が金曜日に移動した事に伴い、毎週土曜日深夜11:55 - 0:50の放送へと移動した。ちなみに「ナイトスクープ」と同じ枠であるにもかかわらず放送開始時間が25分遅くなっている理由は、「ニュースフロンティア」開始に伴いテレビ朝日系の土曜夜11時からのニュース番組の放送時間が30分から55分に延びたためで、金曜夜11時台枠と土曜夜11時台枠の番組の交換もこれと同時に行われている。
- 金曜深夜時代:深夜11:17 - 0:17（1990年5月~1991年3月）
- 土曜深夜時代:深夜11:55 - 0:50（1991年4月~1992年3月）
[編集] 番組の放送ネット拡大・そして番組の終焉
その年の10月には、一部のテレビ朝日系列局で番販ネット化されたが、ネットされた各放送局で放送日と時間がばらついていた事、また、テレビ朝日で放送されていなかった事、司会の桂小枝の知名度も少なかった事（清水圭の方が全国区だった。）、最後はマンネリ化して飽きられた事などから結果的には思う様に視聴率が伸びず、1992年3月に終了した。最終回は、司会者、レギュラー総出演の「合コン!合宿!解放区!最終回スペシャル」の題で、放送され、出演者全員の宴会、更に事もあろうに夜這い（勿論遊び）を行い番組を締めくくった。
後番組はダウンタウン司会の「摩訶不思議 ダウンタウンの…!?」である。
[編集] 司会
- 桂小枝
- 蓮舫（1990年5月 - 1991年3月）
- 清水圭（1991年4月 - 1992年3月）
[編集] レギュラー
- 川下大洋（プロポーズ30秒出場者紹介、ナレーション）
- 百田尚樹（番組構成の傍らソクラテス・プラトン百田大先生の名で出演。主に合コン合宿の模様と夜這いの予想解説も兼ねていた。）
- 平田進也（日本旅行添乗員）
たまにだが、ゲストで若林正人が出演していたことがある。
[編集] レポーター（合コン合宿の模様を伝える役）
- 牧野エミ、前田由紀子、川口寿他
司会の小枝も清水も、さらに、ナレーションの川下大洋もレポーターで、合コン合宿の模様を伝えた事がある。
[編集] 番組の流れ
[編集] オープニング・出場チーム入場
- 司会者が「合コン!合宿!解放区!」とタイトルコールを放ち、登場。そして、オープニングトークを行う。そして、ソクラテス扮する百田の先導で、男性5人の3チームが入場をし、後から、女性5人の1チームが入場をする。チーム紹介は川下大洋が行っていた（その時に流れる曲がキダ・タロー作曲の「合コン行進曲」）。
[編集] プロポーズ30秒
- 男性3チームが30秒間アピールを女性5人の1チームにする。中には、放送出来ないアピール内容があった場合、その時は「あまりにも過激過ぎるので省略します。」とカットしていた。アピール終了後に女性5人は、3チームのうち1チームに合宿権を与える為の審議を行う。審議に時間が掛かる為、発表は、エンディングで行う。
- 番組中期～末期には、アピール終了後に女性5人の1チームが各チームに判定を行い、ポイントが高いチームにアドバンテージが与えられた。
- 審議は収録場所だったABCホールの楽屋で行われた（別室前レポートで、ABCホールの名前が書いた看板が映っていた）。 審議の内容は、プライバシーの観点からか一切放映されなかった。
[編集] 合コン合宿
- プロポーズ30秒の審議中に、司会者、レポーター、百田を交えて（但し、ゲストが来ていたときは、百田は出ていなかった）の「合コン合宿」を伝える。
- 最初に、女性5人1チームと合宿権を獲得した男性1チームの紹介を川下のナレーションで紹介する。紹介の入り方は、小枝が「実はこんなチームだったんですね。見てみましょう。」と言って入っていたが、番組末期は、レポーターが言っていた。
- 合コン合宿は、主に関西圏の有名な一流ホテルか旅館で行われ、そのホテルと旅館の紹介も支配人か女将が紹介し、お問い合わせの電話番号を字幕で出すなど、視聴者サービスも行っていた。（合宿ツアーの添乗員が平田進也である。）
- 男性1チームと5人女性1チームがフリータイムで話したり、宴会で話したりするなどをしていた。
[編集] 愛の夜這い告白
- 男性1人が、寝た振りをしている女性の前で、告白を行う。
- 女性が起きれば、カップル成立、布団にもぐれば、カップル不成立となる。「ねるとん紅鯨団」で適用していた「ちょっと待った!」を宣言しての割り込み告白は、認めていなかった。パーフェクト出たのは、実際に少なく、完全不成立で全滅の時も多かった。実際、結婚に至ったカップルも非常に少なかった。
[編集] 出場チームへの賞品
出場したチームには、スポンサーではなかったが、もれなく資生堂、大日本製糖等から賞品が送られた。また合宿権を獲得した男性チームには、豪華な賞品が送られた。
[編集] 愛の判定・エンディング
- エンディング前に男性1チームの合宿権が決まる「愛の判定」が行われた。番組初期～中期は、小枝が、別室前に行き、決断を決めた女性チームが書いた封筒を小枝が受け取り、小枝がスタジオで1チームを発表をしていたが、中期～末期は、清水が別室前で、チーム紹介をした後、女性チームの代表が1チームを発表をしていた。そして、女性チームが書いた手紙を合宿権を得たチームに小枝が代読していたが、番組中期～末期は、女性チームの代表が読んでいた。発表の仕方は「本日の出場チームを紹介します。○○○チーム、△△△チーム、□□□チーム、見事合宿権を手に入れたのは、○○○チームです。」とコールしていた。
- そして、合宿権を得たチームは、ただちに出発し、「合コン行進曲」が流れ、そして、エンディングを迎え番組を締めくくる。
- エンディングで司会者が「この合宿の模様は、来々週にお伝えします。」と言っていた。これは、番組収録後に「合コン合宿」の収録（殆どが午後から）が行われ、収録と編集に時間を費やす為、その合コン合宿の模様を2週間後に放送する体裁を取っていたためである。
[編集] テーマ曲
[編集] 番組でのエピソード
- 「愛の判定」の時、小枝が、「オバケのQ太郎」等のコスプレを扮して発表をした事がある。
- 「愛の夜這い」の開始寸前で、女性チームの1人が体調を崩し、夜這いタイムで男性スタッフがその女性の代理を行った（やらせは一切なく、体調を崩した女性が告白する男性出場者に対して交際するかしないかの返事を番組スタッフとレポーターに告げ、代わりに入った男性スタッフにそれを告げた。結果はカップル成立。）。
- レポーターとして出演していた越前屋俵太が、夜這いタイムで勝手に男性チームに割り込んで夜這いをしたことがある。男性チーム用クレジットは「??? 越前屋俵太」と表記された。もちろんカップルは不成立。
- 金曜深夜放送時、直前番組で「ナイトQ」と言う番組が放送され、その番組では、司会の小枝らが、本日のカップル成立は、何組かと問題を出していた。
- ナイトQで、視聴者からのはがきによるご意見で「先に合宿の模様をやって欲しい。」と紹介し、小枝らがプロデューサーだった松本修と構成の百田に頼んだところ、2人の粋な計らいで先に「合コン合宿」の模様を放送して、その後に「プロポーズ30秒」を放送した回が1回だけあった。
- 番組のラスト5秒を観客席の女性が「また来週も見てね。」と挨拶をしていた。
- エンディングの出場者募集のお知らせを小枝のナレーションで知らせていた。
- この番組のスタッフが、「新婚さんいらっしゃい!」「探偵!ナイトスクープ」「食卓の大冒険」とほぼ同じだった。
- 日本旅行の添乗員の平田進也がブレイクしたのもこの番組からである。
- 現在、朝日放送の社長の西村嘉郎が、製作局長時代に製作担当でこの番組に関わっていた。
- 不定期で、総集編を放送した事もある。総集編では、カップル成立出来なかった男性チーム1組が招待され、リターンマッチで、合宿権を与える体裁を取っていた。
- 最終回では、総集編を放送し、出演者全員で宴会を行い、事もあろうに夜這い（もちろん遊び）を行った事がある。
- 番組終了2年ほどして、「探偵!ナイトスクープ」で鳥取の女子大生からの依頼である「楽しい合コンがしたい」が放送された際、当時司会だった上岡氏が「どうせなら合宿して夜這いまでさせんといかん」という趣旨の発言をし、会場が爆笑に包まれた。もちろん「合コン－」を念頭においての発言である。ただし、両番組が放映された地域はかなり限られていたはずである。
- ラブラブコロシアムと称された当番組で使われたセットは、番組終了の12年後に「パネルクイズ アタック25」のセットのモデルになった。
[編集] 番組の評価（関西地区での評価）
「プロポーズ大作戦」以来の恋愛バラエティ番組として颯爽と登場したものの、放送開始当時の金曜日には強力な裏番組「MOGITATE!バナナ大使」（TBS系）等が存在しており、かなり苦戦していた様だ。番組自体は、面白みと小枝の奇抜さと、平田のパワフル溢れた面白さがあった。土曜日に移動後は「夢で逢えたら」と「ねるとん紅鯨団」と「ブロードキャスター」と「夜も一生けんめい。」を見ていた視聴者を取り込もうとし、更には一部のテレビ朝日系列で放送されていたが、結局、小枝の知名度の低さ、放送された放送局の時間のばらつきが裏目となり、番組終了に至った様だ。告白タイムの手法は、後に「ねる様の踏み絵」「あいのり」等のバラエティーにつながっている。
[編集] 関連項目
[編集] 番組の移り代わり
| 朝日放送 金曜日23:25 - 24:20 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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クイズ仕事人
（月曜日へ移動、全国ネット化） |
合コン!合宿!解放区!
（1990年5月～1991年3月） |
探偵!ナイトスクープ
（土曜日から移動） |
| 朝日放送 土曜23:55 - 24:50 | ||
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探偵!ナイトスクープ
（金曜日へ移動） |
合コン!合宿!解放区!
（1991年4月～1992年3月） |
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