伊藤実
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伊藤 実(いとう みのる、1928年3月13日 - )は、千葉県出身の俳優。東宝の専属俳優。『七人の侍』(1954年、黒澤明監督)で俳優デビューし、以降サラリーマンもの、特撮、時代劇等ジャンルを問わず数多くの映画に出演している。警官や記者等、あまり目立たない役がほとんどだったが、『ウルトラセブン』第31話では、セブンのピンチを救う医師という重要な役を演じている。1970年以降映画出演の記録が無いため、同年の俳優専属システム崩壊時に引退したものと思われる。
[編集] 主な出演作品
- 七人の侍(1954年 黒澤明監督):野武士
- 透明人間(1954年 小田基義監督):透明人間を轢いた男
- あすなろ物語(1955年 堀川弘通監督):幸枝を誘いに来る男
- 地球防衛軍(1957年 本多猪四郎監督):記者
- 嵐の中の男(1957年 谷口千吉監督):警官
- 最後の脱走(1957年 谷口千吉監督):匪賊
- 隠し砦の三悪人(1958年 黒澤明監督):山名の雑兵
- 密告者は誰か(1958年 熊谷久虎監督):記者
- 潜水艦イ-57降伏せず(1959年 松林宗恵監督)
- 電送人間(1960年 福田純監督):スリラーショーのお化け
- ガス人間第一号(1960年 本多猪四郎監督):記者
- 世界大戦争(1961年 松林宗恵監督):観測員
- 暗黒街撃滅命令(1961年 福田純監督):警官
- どぶろくの辰(1962年 稲垣浩監督):監視人
- 椿三十郎(1962年 黒澤明監督):大目付配下の武士
- 妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督):鳳号乗組員
- ニッポン無責任時代(1962年 古澤憲吾監督):警官
- 天国と地獄(1963年 黒澤明監督):刑事
- ああ爆弾(1964年 岡本喜八監督):銀行員
- ホラ吹き太閤記(1964年 古澤憲吾監督):毛利新助
- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年 本多猪四郎監督):製作班員
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年 本多猪四郎監督):病院職員
- 侍(1965年 岡本喜八監督):浪士
- 戦場にながれる歌(1965年 松山善三監督):正規兵
- けものみち(1965年 須川栄三監督):刑事
- 大冒険(1965年 古澤憲吾監督):ナチス偽札偽造団隊員
- 100発100中(1965年 福田純監督):青沼興業の子分
- 怪獣大戦争(1965年 本多猪四郎監督):科学記者
- 日本一のゴリガン男(1966年 古澤憲吾監督):統南商事社員
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年 本多猪四郎監督):記者
- クレージーだよ奇想天外(1966年 坪島孝監督)
- クレージーだよ天下無敵(1967年 坪島孝監督):神武の手下
- クレージーの怪盗ジバコ(1967年 坪島孝監督):ジバコ特捜班刑事
- 怪獣総進撃(1968年 本多猪四郎監督):工藤実
- 日本一の裏切り男(1968年 須川栄三監督):飛行場の警官
- クレージーのぶちゃむくれ大発見(1969年 古澤憲吾監督):警官
- クレージーの大爆発(1969年 古澤憲吾監督):警官
- 奇々怪々 俺は誰だ?!(1969年 坪島孝監督):牛印乳業社員
- 水戸黄門漫遊記(1969年 千葉泰樹監督):黒川の腹心
- クレージーの殴り込み清水港(1970年 坪島孝監督):次郎長の子分
- 栄光への反逆(1970年 中平康監督):トレーナー
[編集] テレビ
- ウルトラQ(第14話、第27話):空港管制官(両話とも)
- ウルトラマン(第30話、第32話):飯田山猟師、宮の森土地開発現場主任
- ウルトラセブン(第7話、第31話):ハンター木村、高田医師
- 帰ってきたウルトラマン(第4話):国連病院付近の警官
- ミラーマン(第4話)