中庄
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中庄(なかしょう)は岡山県倉敷市の東北部に位置する地名もしくは地区の通称である。
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[編集] 概要
中庄とは一般的に中庄駅周辺及び旧国道2号線沿線等を中心に形成された一帯を指すことが多く、主に中庄・鳥羽・松島・二子・三田(みつだ)・徳芳(とくぼう)などの地名が含まれる。 もう一つは中庄駅から西南に位置する旧中庄村の中心部にあたり、中庄小学校を中心とする一帯。中庄・中庄団地・黒崎などの地名が含まれ中庄団地と呼ばれることが多い。
行政区域は中庄・中庄団地・黒崎・鳥羽・徳芳(旧中庄村)・三田(旧菅生村)が市役所本庁、松島・二子(旧庄村)が庄支所になる。岡山と倉敷の間に位置し、中庄駅からは電車が10~15分に一本の割合で発着するなど交通至便なことから住宅の建設が活発である。また、地区内には山陽自動車道倉敷JCTがあり、倉敷インターチェンジと早島インターチェンジまでの所要時間が共に10分と交通の要衝にあるため、近辺には工場や岡山県総合流通センター等の物流施設も多い。
[編集] 中庄小学校周辺
周辺が海であった島嶼時代に中ノ庄として文献に書かれているなど歴史は古く、室町時代に陸続きとなった。明治時代は帯江銅山によって繁栄し、銅山の跡はゴルフ場や自動車学校になっている。昭和の高度成長期には多くの住宅団地が建てられベッドタウンとして発展し、平成にはいり公営団地の一部が斬新なデザインに建て替えられている。
[編集] 中庄駅周辺
川崎学園をはじめ多くの教育機関と大学病院が立地する県内有数の学園地区で、学校関係者を対象とした店舗に賃貸マンションやアパート等が多く見受けられる。
駅周辺には駅前立地型の専門店、旧国道を中心とした幹線道路沿いには郊外型の各種店舗が密集しボウリング場をはじめ手軽な娯楽施設もある。これらによって駅前型と郊外型の両面を兼ね備えたコンパクトで利便性が高く、若者が多い活気のある街を形成している。
[編集] 中庄地区の出来事
- 1930年 中庄駅開業
- 1936年 国道2号線・岡山~倉敷間(現県道岡山倉敷線)開通
- 1951年 都窪郡中庄村と菅生村が倉敷市に編入
- 1961年 中庄団地の建設が始まる
- 1964年 清心中学校・清心女子高等学校が岡山市伊福町から二子の現在地に移転
- 1966年 岡山日本大学高等学校(現倉敷高等学校)が岡山市網浜から鳥羽の現在地に移転
- 1970年 川崎医科大学開学
- 1971年 都窪郡庄村が倉敷市に編入
- 1973年 川崎医科大学付属病院開設。 倉敷消防署庄出張所開所
- 1988年 山陽自動車道福山東IC~倉敷JCT~早島IC間が開通
- 1991年 川崎医療福祉大学開学
- 1995年 倉敷マスカットスタジアム開場
[編集] 主な施設・店舗
[編集] 行政機関
[編集] 公共施設
- 岡山県倉敷スポーツ公園
[編集] 学校・病院など
- 川崎学園
- 清心中学校・清心女子高等学校
- 倉敷高等学校
- 倉敷市立北中学校
- 倉敷市立中庄小学校
- 倉敷マスカット自動車学校
- 倉敷(中庄)自動車学校
[編集] 娯楽施設
- サンフラワー(ボウリング・カラオケ・フィットネスジムなど)
- アイ・カフェ
- 石温癒
- マスカットゴルフクラブ
- マスカットホームランドーム
[編集] 金融機関
[編集] その他
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
- 成人病センター~倉敷駅南口~中央病院~中庄団地~マスカットスタジアム~中庄駅~川崎医大 (下電バス)
- ※1 倉敷駅発の便は中庄駅を経由しない
- ※2 平日の昼・2便運行