三重テレビ ワイドニュース
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三重テレビ ワイドニュース(みえ - )は、1992年4月1日から放送を開始した三重テレビ放送のニュース番組。元々あった夕方の「三重テレビニュース」と、東京新聞(中日新聞東京本社)が製作(フジテレビジョンスタジオで収録)した「中日新聞全国ニュース」を統合して開始した。この項ではそれらについても述べる。
目次 |
[編集] 番組の歴史
[編集] 三重テレビニュース
- 前身となる「三重テレビニュース」(JAグループ三重単独提供)は三重テレビ放送の開局当初から放送されていた。開局当初、三重テレビは予算の関係で自社製作番組を本来は製作しない予定にしていたが、ニュース番組に関してはやはり自前で製作したいという理由から、三重テレビの会議室をスタジオに改装してそこから県内のニュースを放送していた。
- 当初は18:00~18:10の10分番組で、月・水・木・土曜は中日新聞本社、火・金曜は三重県の県域紙・伊勢新聞から記者・論説員を派遣していたが、1976年4月に伊勢新聞が退き中日一本に絞るようになる。始めは新聞記事の写真(モノクロ)とテロップのみを使用していたが、1971年ごろから現在のビデオ使用によるニュースを提供するようになった。その後は三重テレビのアナウンサーが司会を担当するようになる。
- 1991年4月からは月曜に限って18:25まで拡大し、後半に「ウォッチング三重」と題した特集コーナーが設けられた。これが「ワイドニュース」化への布石と思われる。
[編集] 中日新聞全国ニュース
- 三重テレビのニュースは中日新聞社からの配給を受けており、三重テレビニュースとは別に「中日ニュース」と題したニュース枠も用意されていた。
- (17:20からと21:55から。前者は全国ニュースの原稿をアナウンサーが読むだけ、後者はローカルニュースで、「中日スポーツニュース」も放送されていた。現在三重県内ニュースとしての「中日ニュース」としては23時台に放送されている)
- その後17:20の枠を廃し、1987年4月から東京新聞(中日新聞東京本社)が製作し、関東のテレビ埼玉・千葉テレビ放送・テレビ神奈川に向けて「5社ニュース」用に放送されていた「東京新聞ニュース」を、「中日ニュース」のクレジットを使って全国ニュースとして放送を開始するようになった。先述したとおりフジテレビの「タイム3」のスタジオを使って収録し、映像の素材もFNN製作のものを利用して放送していた。またオープニングテーマタイトルも「東京新聞ニュース」と同じものを使用し、クレジットを「中日ニュース 製作:中日新聞」と差し替えて放送していた。
[編集] 三重テレビ ワイドニュース
- この「三重テレビニュース」と「中日新聞全国ニュース」、更に18:10からの天気予報を統合して、1992年4月に誕生したのが現在の「三重テレビ ワイドニュース」である。しかし番組開始当初はいろいろ準備作業が手間取り、オープニングタイトルの新調が間に合わず、「三重テレビニュース」のCGタイトルを間に合わせで使用し、提供クレジット部分まで延伸できなかった。そこで提供部分は画用紙に手書きでスポンサーロゴを入れるという形で急場をしのいだという(その後提供クレジットを全て放送できるようにタイトルも改善された)。
- 放送開始当初は17:45~18:10の25分枠で、前半は先述の「中日新聞全国ニュース」をそのまま中継して、後半は三重テレビのスタジオからの県内ローカルニュースと天気概況という体裁で放送されるようになった。その後1996年に全国ニュースがなくなったので時間も20分枠(17:40~18:00→2004年5月31日から原則18:00~18:20。三重テレビナイターのある日だけは従来どおり17:40から)に短縮され、更に後年21:55~22:10のパートがスタート(一時期月曜と金曜が21:55~22:10、火曜から木曜が21:25~21:45になった)して今日に至る(21時台は全国ニュース・中日スポーツニュース(23時台の「中日ニュース」にも放映)を挿入)。
- なお土日の放送は、これまでどおり18:00~18:10の「三重テレビニュース」として現在も放送中。
- いわゆる「会議室スタジオ」といわれた旧第2スタジオは、デジタル対応のため改修となり2004年5月で閉鎖された。また「ワイドニュース」となってからは、1992年3月まで放送の深夜番組「スタジオAmie」(司会:矢野きよ実)のセットをそのまま利用して放送されたという。
- デジタル放送対応の新スタジオになってからは、県内のニュースだけでなく、全国のニュースも映像を交えて伝えることが多くなった(一部は同じ独立UHF放送局またはテレビ東京からのものもあるが、ネットワークがないため、おそらく大半は共同通信社からの提供。以前は「協力・共同通信」とテロップ表示されるのみであったが、2008年3月ごろからは、共同通信配信の映像には共同通信のマークが画面右上に常時表示されるようになった)。
- 毎週木曜日(22時のみ)には「防災ミニ講座」(このコーナーは「おはよう!三重」でも放送中)、毎週金曜日には「週末情報」を放送している。なおそれ以外の曜日では、不定期でニュース・話題に関した特集を放送する(県内関連のニニュース・話題に関しては自社制作であるが、2008年に開催される北京オリンピックに関する特集を共同通信社制作の映像をそのまま放送するという稀な事例もある)。
- 中日ニュース・三重テレビニュースを含めてだが、番組内でスポーツに関するニュースを映像なしで放送する場合、青を貴重とした画面に『MTVSPORTS』が上2つは速め・下1つはゆっくり目に左から右へ動く画面にテロップが上乗せされている。
[編集] 2007年現在の提供スポンサー
前身の三重テレビニュースとその後の天気予報のそれぞれ単独提供の流れから、以下の筆頭スポンサーとなっている。なおスポンサーではないが前後に中日新聞のCMが(18時台は必ず)放送されている。過去に夕方のみ中日新聞の前に三重県交通災害共済のCMが放送されていた。
- 現在
- 夕方(17時台)のスポンサー
- 22時台の曜日別スポンサー
- 過去
- 東建コーポレーション(月~金の夕方。ワクドキ!元気に移動)、イオン(22時台)、ぎゅーとら(22時台)など
尚、夜のニュースでは公共広告機構や日本広告審査機構、放送倫理・番組向上機構などのCMが穴埋めとして放送される(かつては夕方でもACのCMが放送されていた。)ことが多かったが、最近は全国統一デジタル放送告知CMや中京地方限定デジタル告知CMが放送されるパターンが多くなった。
[編集] 現在三重テレビで放送されているニュースタイトル名
- 三重テレビ ワイドニュース…月~金 17:40~18:00
- 三重テレビニュース…土・日 18:00~18:10
- 中日ニュース…月~金 23:25~23:30、土曜 21:55~22:00、日曜 21:50~21:55
[編集] オープニングタイトルの遍歴
[編集] 三重テレビニュース
- 当初は地上波アナログチャンネルの「33」をかたどったロゴマークがアップで映った後、「三重テレビニュース 協力:中日新聞」のタイトルクレジットが登場するというものだった。
- その後1989年に、その日のニュース項目の中から1つを選んでその映像をバックにタイトルを映し出すものに変更されたが、1991年5月ごろからコンピュータグラフィックスで「33」のロゴマークを中心に写して画面の上下に「三重テレビニュース」というテロップが流れるというものだった。
[編集] 中日ニュース
- 10分間の全国ニュースは、東京新聞ニュースで使われたものと同じ東京都心の空撮映像が使われ、その画像から「中日ニュース 製作:中日新聞」のテロップが流れるというものだった。
- 一方5分版は当初は太陽をバックに、新聞の記事に使用されていたテレタイプの画像、更にエキストラの市民が通行する様子をフレームインさせ、更に「中日ニュース 製作:中日新聞」のクレジットがズームアップされるというものだったが、その後変更され、三重県の空撮や道路、エキストラの市民の通行の様子、その後三重テレビ副調整室のモニターをバックにタイトルがズームアップされるというものだった。
- ※先述の太陽をバックにしたテーマタイトルは中部日本放送でも一時使われていたことがあった。
[編集] 三重テレビ ワイドニュース
- 過去
- 開始当初は三重テレビニュースと同じ画像が使われたが、その後マイナーチェンジが施され、タイトルも「三重テレビ ワイドニュース」(一時期中日新聞協力のクレジットが外されていた)となる。
- その後、三重県の地図をバックにしたコンピュータグラフィックのタイトルに変更され、「33」のロゴと絡ませながらタイトルを流した。一時期は女性ナレーターがタイトルコールを行ったものもあった。デジタル放送開始以後は「33」のロゴは廃止され、地図のみの映像となった。
- 現在
- 使用されるオープニングは、音楽とともに連なった正方形が左右上下に動くとともに金色のタイトル文字が登場(三重テレビニュースでも使用されている)。夕方のみお天気カメラへの映像と切り替わるほか、オープニングの正方形の動きの際、伝えるニュースの内1項目のみ映像が流れている。
- エンディングは青地のバックに音楽とともに連なった正方形が左右上下に動くとともにスポンサーが紹介され終了となっている。なお左上に金色でタイトル表示されている。