三沢大地
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三沢 大地（みさわ だいち）は、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』及びその派生作品である漫画『遊☆戯☆王GX』の登場人物で、架空の人物。
注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 概要
デュエルアカデミアの筆記試験を一位で通過し、在学中もラーイエローで首席を取る程の秀才。また、運動神経も抜群の優等生である。だが、ストーリーが進むにつれて、自己顕示欲が強く打たれ弱い精神面の脆さが際立ち、1年目の中盤以降は本来の実力を出し切れずにいる。次第に存在感が薄くなり、第4期ではついに出番がなくなってしまったほか、最終話付近の過去の回想シーンにすら登場することはなかった。作中でも各キャラクターから存外に扱われるなど影の薄さが彼の特徴の一つとなっている。
デッキ構成は多種多様だが、その中でもウォータードラゴンをはじめとした水属性モンスターを愛用している。6つの属性（風・地・炎・水・闇・光）デッキを持っているが、劇中で使用したのは万丈目（ブルー）戦で使った水デッキと、恐らくセブンスターズ編のタニア戦で使った磁石デッキが地デッキと考えられる。ツバインシュタイン博士を神様と崇め崇拝している。初期のOPには彼と共に炎をイメージさせるウォータードラゴンと似たドラゴンが登場したが、OCGはおろか、アニメ中にも登場する事は無かった。
決闘の戦術構想の際に、壁やカードに無数の数式を書く癖がある。書いた数式は、後日ペンキで塗り直している。
[編集] 1年目
持ち前のリーダーシップで、感情的になりがちな遊城十代達のストッパー役として活躍。ブルー時代の万丈目準を終始圧倒し、学園から追放させるなど華麗な決闘を披露している。対十代戦のために6つの属性デッキを試作し、さらにその発展形として7つ目の融合封じデッキを作成、十代と決闘をするも惜敗している。
セブンスターズ編では、刺客の一人タニヤと決闘をして敗北。彼女に見初められて婿入りするが、すぐに飽きられ僅か一日で解放されている。しかし、三沢の方には未練があったようでタバスコをジュースの様に飲んでしまうなど重度の恋煩いを起こしていた。この時使用したデッキは、磁力の戦士を軸に構成された磁石デッキであり、このデッキは2年目の万丈目戦でも使用している。
[編集] 2年目
学園中が光の結社に洗脳されていく中、多くの学生たちが自分の強さを認めてくれず思い悩むようになる。その後、斎王に洗脳されていた万丈目と決闘を行い、勝てる決闘を放棄してまで光の結社の傘下に入る。しかし光の結社に入って尚、己の実力を周囲に認めさせる事は出来なかった。そんな時、十代とツバインシュタイン博士のデュエルを見た三沢は、論理と直感を複合した新たなデュエル統一理論を完成させるという新たな目標に目覚め、白の制服を含むすべての衣服を脱ぎ捨て、光の結社と決別。ツバインシュタイン博士の元へ入り助手となる。
[編集] 3年目前期
ツバインシュタイン博士と行った量子力学の実験事故により、異世界に飛ばされ放浪していた所を十代達に助けられる。元の世界に戻る方法を模索し、異世界の発電施設から現実世界にいるツバインシュタイン博士の通信をキャッチすることに成功する。また「レインボー・ドラゴン」が転送された後、会話の中で「三幻魔とレインボー・ドラゴンを衝突させる」という結論を出すなど異世界からの脱出に貢献した。
現実世界に戻った後はツバインシュタイン博士と共に異世界について調査。次元の歪みを発見すると、更なる異世界へ向かった。そこでタニヤと再会し、情報収集に専念するため一行から離脱。その後ユベルの目的が12の次元を一つに統一することにあることを伝えるために合流し、気弱となっていた十代に喝を入れ「いい加減にしろ!!覇王という一面をコントロールしてこそ、正義は実現できる!!」と助言した。
そして、丸藤亮の最後の輝きを見届ける。それからは自分を必要としてくれている人々の期待に答えるために自ら異世界に残ることを選んだ。
デュエルこそ無いものの、その高い頭脳によりサポート役として活躍しており、十代たちの中で誰よりも早く自立した。
[編集] カード
[編集] 水
水素・酸素・水をモチーフとしたモンスターで構成され、ウォータードラゴンを主軸と置いている。
[編集] 地
プラスとマイナスの異なる磁力を持つ磁力の戦士が主力。切り札はプラズマ戦士エイトム。
[編集] 闇
リトマス試験紙が元ネタとされるリトマスの死の剣士が属するカード。
[編集] 対戦歴
三沢大地のアニメ版における対戦歴（途中経過が省略されたものを除く）
- 万丈目準（勝利） 決まり手：ウォーター・ドラゴン
- 遊城十代（敗北） 決まり手：サイクロンブーメラン
- タニヤ（敗北） 決まり手：アマゾネスペット虎
- 万丈目準（敗北） 決まり手：コンバット・シザービートル
[編集] 漫画版における三沢大地
ラー・イエロー所属の一年生。入学試験主席。ひょんなことから明日香に一目惚れしてしまう。普段は冷静沈着だが、明日香が絡むと豹変してしまう。決闘都市編と幻と言われているペガサス島編のDVDを所有している。アニメ版とは違い、妖怪デッキを使用する。アニメの万丈目が持っていたユニークな性格のほとんどが彼に継承されている。アニメと漫画の路線が違うと言う事を示すキャラクターの一人。アニメやTAG FORCE2とは違い影は薄くない。
[編集] 補足
- PSPゲーム『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース2』では、最早メインキャラクターですらなく（前作TAG FORCEではメインキャラだった）、ジムやオブライエンなどと同じサブキャラの位置にある。しかし三年目からレギュラー入りしたヨハンやレイはメイン扱いだったりする。完全に影の薄いキャラクターとして定着しており、その事について主人公からも揶揄されている。チュートリアルモードではMCを勤め、様々な自己アピールを行っている。
- 『タッグフォース3』では、ある条件を満たすと三沢のシナリオをプレイすることができる。このとき、他のキャラが「な、なんという存在感なんだ!!」と発するなど、三沢の影の薄さを皮肉っているシーンもある。
- ニンテンドーDSソフト『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー』では最も多くのデッキを使用するデュエリストとして登場する。
- 『ワールドチャンピオンシップ2008』では風属性のデッキを操るフリーの対戦相手として登場する｡デッキ名は「気圧を制するもの」。
- アニメでは存在感の薄いキャラとして扱われていたが、インターネット上(特に巨大匿名掲示板2ちゃんねるや、ニコニコ動画)ではその不遇な扱いがネタとなり圧倒的人気を誇っている。また、彼の話題が出るたびに｢三沢って誰だっけ｣などと返されるのはお約束になってしまっている。
- あまりの影の薄さ故かDVDの最終巻の表紙ではよく見ないと気づかないほど小さく十代の襟の下の余白に描かれている[1] 。
- 作中の話ではあまりの影の薄さ故かアニメスタッフの遊び心か、自動ドアに無視された挙句オブライエンの最終確認にまで漏れていた。
[編集] 声優
[編集] 脚注
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