ヴァルキリープロファイル2 シルメリア
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
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対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | トライエース |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM1枚 |
発売日 | 2006年6月22日 |
価格 | 通常版8,190円(税込) 初回限定版14,910円(税込) |
対象年齢 | CERO: A |
売上本数 | 42万本(国内) 16万本(北米) 17万本(欧州) |
その他 | 海外版シルメリアの英語表記はSYLMERIA |
ヴァルキリープロファイル2 シルメリア (VALKYRIE PROFILE2 SILMERIA) は、トライエースが開発、スクウェア・エニックスが2006年6月22日に発売したプレイステーション2用ロールプレイングゲームである。略称は「VP2」または「ヴァルキリープロファイル2」。
- 2006年6月22日に通常版とフィギュア、CDなどのグッズを同梱した初回限定版「ARTIFACT BOX」を発売。
- 2007年6月28日にはULTIMATE HITSとして発売された。
- 2008年3月17日、最新作『ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者』(ニンテンドーDS)を発表(発売日未定)。
本作は『ヴァルキリープロファイル』の続編である。本作の発売に先行し、前作が『ヴァルキリープロファイル レナス』としてプレイステーション・ポータブルに移植された。また、『ガンガンパワード』No.1(2006年6月)から本作品の漫画化作品(作画:林ふみの)が連載されている。
現在、プレイステーション2のRPGとしては唯一ハイビジョン出力(1080i)に対応したタイトルである。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
前作同様、北欧神話をベースとしているがフレイが男神でなく女神であるなど様々なアレンジが加えられている。
前作より数百年前の世界が舞台となる。前作のミッドガルドは戦乱の最中にあったが、今作では大きな戦争などは起こっておらず、世界はおおむね平和な様相を保っている。前作で暗く、寂れた表現をされていた街も、光があふれ活気のある描写がなされている。
ストーリーは、前作で「亡失都市ディパン」として登場したディパン公国をめぐる内容が中心となっている。今作では、生前のバルバロッサ王の統治のもと、「世界でもっとも栄えている国」などと評されるほどの繁栄を見せている。そのほかにも前作に登場する街・国などがいくつか登場する。ラグナロクに関する内容は見られないが、戦乙女アーリィ・ヴァルキュリアが活動している。
[編集] ストーリー
ヴァルキリー三姉妹の一人であるシルメリアは戦乙女としてオーディンの命に忠実に従っていたが、とある命令に疑問を抱きそれ以降オーディンに対し不服従の姿勢をとるようになった。その事態を重く見たオーディンは「王呼の秘法」でシルメリアを強制的に転生させ、アーリィを代わりに召還する。しかし「王呼の秘法」の発動は不完全であり、シルメリアの魂はある少女の中で密かに目覚めていた。ディパン公国の王女、アリーシャは、体内にシルメリアの精神を有していることから王国を放逐され、古城にて生活を送っていた。シルメリアの覚醒に気づいた神界から、アーリィが差し向けられ、襲撃を受ける。アリーシャはシルメリアの助けによって城を脱出し、難を逃れる。シルメリアは、自分をおびき出すためにディパンが攻撃されるだろうと予測、2人は国の危機を知らせるためにディパンを目指す。
[編集] ゲームシステム
[編集] 戦闘
本作の戦闘システムは前作より大幅に変更となり、3Dマップの中をキャラクターを操作して敵に接近・攻撃を加えて撃破していくというシステムへと変更になった。決め技ゲージ、コンボシステムなど前作より引き継いでいるシステムもあるが、フィールドの移動、AP(アクションポイント)など新たに導入されたシステムにより、感触は大きく異なっている。
戦闘開始時にはAPは最大値の100あり、通常攻撃、魔法、アイテムは使うたびに設定されたAPを消費する。APは移動、敵の攻撃を受けるなどで回復する。流れとしては移動→攻撃→AP回復の繰り返しとなる。
戦闘の流れは、移動、メニューの使用が可能な移動モードと、敵に攻撃を行う攻撃モードに大きく分けられる。
- 移動モード
- キャラクターを操作してフィールドを移動する。敵に近づく、距離をとる、メニューの使用などが行える。戦闘フィールドはダンジョンによって形や高低差に特徴があるので、位置取りも戦闘に影響する要素となる。
- また、R1ボタンを押す事によって、敵に行動させずに長距離を移動できるダッシュが行える。これを使うと敵の背後に回ったり距離をとったりすることが容易になるが、APを15消費するので多用すると他の行動が取れなくなる。
- フィールド上の赤いエリアは敵の攻撃範囲であり、この中に味方キャラクターが入ると敵の攻撃が発動する。敵の攻撃はほとんどが範囲攻撃であり、複数のキャラクターがダメージを受けることが多い。
- 移動モード中、十字キー上下を押すことで、パーティーを分割し、操作するキャラを二組に分けて戦闘を行う事ができる。片方を操作中はもう片方を操作できない仕組みになっているが、これによりおとりを置いたりなど新しい戦術を考察する事が可能である。
- キャラクターの周囲には環状の攻撃範囲が表示されており、この範囲入った敵には攻撃が可能となる。キャラクターに対応したボタンを押すことで、自動的に攻撃モードへ移行する。
- 攻撃モード
- 攻撃中は前作とほぼ同じで、APが無くなるまで攻撃を繰り返すことができ、最大4人でコンボを決めて敵にダメージを与える。
- 戦闘の勝利条件
- 敵の全滅ではなく、敵のリーダーを倒すことである。リーダーとなる敵はそのダンジョンで出るモンスターだが、HPバーが黄色で表示され、名前の横にアイコンがつく。敵リーダーを倒すと、その時点で残っている敵は去っていく。終了時に去った敵の経験値も入る。一部の戦闘ではリーダーが存在しないことがあり、この場合は敵の全滅が勝利条件となる。リーダーを早く倒せばボーナスとして魔晶石を多く獲得できるが、フィールド内の敵を全て倒したほうが、敵の落とすアイテムを集めやすい。どちらを優先するかはプレイヤー次第である。
[編集] 部位破壊
モンスターには、モンスター自体のHPのほかに、頭、尻尾、足などといった部位があり、それぞれにも個別にHPが設定されている。攻撃によって各部位のHPを0にすると、その部位が切断され消失する。敵の落とすアイテムは部位ごとに設定されており、欲しいアイテムがある場合は特定部位を狙って攻撃する必要がある。攻撃時の方向、攻撃技の特性(切り下ろし、切り上げなど)などを考慮し、狙った部分にいかに攻撃を当てるか工夫することで、楽しみが生まれている。 部位切断によって攻撃力や攻撃技が変化するモンスターも存在する。 部位にはいくつか特殊なものが設定されている。
- 弱点部位
- その部位のHPを0にすると、モンスターを即死させる。
- 装甲部位
- 攻撃するとガードと同じ効果音がし、部位のHPは減らすことができるがモンスターのHPを減らすことができない。敵の鎧や武器、殻などに設定されていることが多い。
[編集] エインフェリア
各地のダンジョン内にあるエインフェリアの遺品を調べると、各場所ごとに定められた1~3人のエインフェリアの中からランダムで1人が選ばれ、仲間に加わるといった仕組みになっている(すなわち、1度のプレイではすべてのエインフェリアをパーティに加えることは不可能)。
加入時のレベル(パーティ内の高レベルキャラ上位6名の平均値にて加入)から5レベル成長させると、そのエインフェリアを解放し、人間として蘇らせることができる。解放されたエインフェリアはパーティーから離脱するが、代わりに能力値上昇アイテムが手に入る。前作の神界転送や、アーティファクトの献上にあたるシステムになっている(ただし、解放しないことのデメリットはない)。
解放後のエインフェリアは街などで普通の生活をはじめる。彼らに話しかけるとアイテムが入手できる場合もある。
本作ではエインフェリアに関するイベントは原則的に無く、彼等の素性はメニューで見ることのできるプロフィールや戦闘中または解放後の会話、街で読むことのできる本などから推測するしかない。専用イベントがないことは、本作の賛否がわかれる点の一つである。
[編集] 主要登場人物
女性キャラクターのスリーサイズは、セラフィックゲート内で入手できるアイテムを装備すれば、プロフィールに表示される。
- アリーシャ
- 声 - 矢島晶子
- 誕生年:大陸暦923年。18歳。78/54/80
- ミッドガルドの北方に位置するディパン公国の第一王女。幼い顔立ちだが、細身の剣と軽い身のこなしを生かして敵と戦う。幼少の頃から、彼女の体内にシルメリアの魂が同居している。シルメリアと肉体を共有する様を奇怪に思った父王バルバロッサにより五年前から古城に軟禁されていた。それ以来、最愛の父から見放された悲しみに明け暮れ、気弱な性格になってしまった。その後、自らの命を狙うアーリィから身を守るべくディパンを脱走。何度も心が折れそうになるが、父を失ってからは、自らを犠牲にしてでもオーディンを討つ事を決意する。
- 物語の中盤でグールパウダーを飲み、人間と不死者の中間の肉体となる。ハーフエルフの肉体を手に入れ、創造神となったレザード・ヴァレスを倒すべく、すべての戦女神の魂と融合されるために、自分の肉体と命を差し出す。
- シルメリア・ヴァルキュリア
- 声 - 川澄綾子
- 21歳(人間換算)。80/54/80
- 運命の三女神にして、前作の主人公レナス・ヴァルキュリアの妹。薄い水色の瞳に軽いウェーブのかかったブロンドの髪が特徴的。エインフェリアを戦いの道具としか見ていない冷酷な主神、オーディンに逆らった罪で、強制的に人間に転生させられてしまう。その際に、ディパン王女、アリーシャの肉体に宿った。本来、転生させられた際に彼女の意識が消えるはずだったが、無理矢理行った影響で意識が覚醒し、アリーシャと肉体を共有することとなる。
- 物語の中盤でウォルザとガインの手により、彼女の魂はアリーシャから引き剥がされてしまう。正史では、ブラムスに保護され、彼の城に安置される。サブタイトルにシルメリアとなっていながら、シルメリア本人の登場はわずかなのもレザードの手によるものである。
- ルーファス
- 声 - 中村悠一
- 誕生年:不明。24歳(外見上)。
- 世界を気ままに旅する弓闘士の青年。ディパンに向かう途中、アリーシャと出会う。その身には重大な秘密が隠されており、本人はそれを疎ましく思っている。
- その正体は、オーディン同様にハーフエルフであり、オーディンが何らかの理由によって死亡した場合、その魂を収める、いわば神々の王の予備体となるべく確保されている存在。右手にはめている「ミュリンの指輪」がその証であり、これによって成長や老化を止められている。
- ディラン
- 声 - 乃村健次
- 没年:大陸暦800年。享年28。
- 150年前にディパンに仕えていた兵士。重戦士。シルメリアのエインフェリアとして同行する。ディパンに対する忠誠は厚く、ディパンに関する知識はアリーシャやレザードをも上回る。
- 精神は不死者王ブラムスに乗っ取られている。ディランはアリーシャよりも深刻で、ブラムスから様々な力や知識を植え付けられている。シルメリアにマテリアライズされた後も自力で肉体を維持できたり、不死者の言葉が理解できるのはブラムスのお陰である。
- レザード・ヴァレス
- 声 - 子安武人
- 誕生年:不明。年齢不詳。
- ディパンの三賢者の元で魔道の研究を行う新人研究者。魔導士。物語の序盤でアリーシャ達の窮地を救い、それ以降一行に同行する。
- その正体は、前作において登場した、レザード・ヴァレス本人。前作のAエンディングで創造神となったレナス・ヴァルキュリアを我が物にする自らの欲望の為だけに、過去に時空転移し、自分の都合の良いように歴史を改竄した。その計画の全貌は、第一段階がシルメリアの魂をアリーシャから引き剥がし、自分の体内に宿すこと。シルメリアの魂の力を利用すれば王呼の秘法を使える。第二段階がオーディンの魂をルーファスに移すこと。ハーフエルフの肉体を手に入れればレナス同様、創造神となれる。第三段階が神々、ひいては人間と世界を全て滅ぼし、自分とレナスしか居ない新世界を創造すること。
- レオーネ
- 声 - 田中敦子
- 誕生年:不明。25歳(外見上)。85/57/84
- 旅の途中で出会う女剣士。傭兵だが現在はトレジャーハンターで生計を立てている。気立ての良い性格で、旅のなかでアリーシャにとって姉のような存在になっていく。
- その正体は戦乙女アーリィ・ヴァルキュリア。アリーシャと旅を共にする中シルメリアを連れ帰るどころが、アリーシャに同情してしまう。何故、戦乙女が人間に同情できるかというと、戦乙女は神であり人間でもあるからである。人間の感情を理解するために、人間に転生する。そうしなければエインフェリアの選定ができない。これは、前作のAエンディングを見ていないと理解できない。
- アリューゼ
- 声 - 東地宏樹
- 誕生年:大陸暦915年。26歳。
- レオーネに雇われている傭兵。重戦士。納得のいかない仕事ならば、雇い主にも逆らうという激しい気性の持ち主だが、根は思いやりのある心優しい男。前作に登場するアリューゼの前世の姿。
- アーリィ・ヴァルキュリアに利用されていたことに怒り、彼女に戦いを挑むも、圧倒的な力の前に屈服させられてしまい、彼女のエインフェリアとして従属させられてしまう事となる。しかし、オーディンがレザードに倒された後、アーリィに反抗できるなど、前作同様、強い魂の持ち主であることをアピールする。
- アーリィ・ヴァルキュリア
- 声 - 田中敦子
- 25歳(人間換算)。85/57/84
- 運命の三女神にして、前作の主人公レナス・ヴァルキュリアの姉。漆黒の髪と鎧を身に着けている。現在のヴァルキリー。オーディンに忠実で、厳格な性格。三女神の中で、最も神に近い性格であると言われる。
- オーディンの命令によって、シルメリアの魂の捕獲を命じられたアーリィは、人間(レオーネ)に扮装し、シルメリアに接触する。だが、初対面でシルメリアには気づかれていた。
- レナス・ヴァルキュリア
- 声 - 冬馬由美
- 23歳(人間換算)。84/56/83
- 運命の三女神にして、シルメリアの姉で、アーリィの妹。前作の主人公。銀色の髪と蒼穹の鎧を身に着けている。
- 正確に言うと今回登場のレナスは、この時代(人間に転生している)のレナスではなく、前作のAエンディングで、ラグナロクが起きた後、ロキを倒し、新たな世界の創造神となった方のレナスである。レザードの野望を阻止するべく、この時代に時空転移してきた。
- ブラムス
- 声 - 乃村健次
- 誕生年(不死者として):不明。年齢不詳。没年(人間として):不明
- 不死者の中で最も強い力を持ち、不死者王と呼ばれる。過去にある理由でオーディンが人間を道具としか思っていないことを知ったため、不死者になる前から何度もオーディンと戦っていた。オーディンによって、自らの魂を地上に納めるドラゴンオーブの代用品にされかかった所をシルメリアに救われる。
- 重傷をおっていたブラムスはシルメリアのエインフェリアであるディランを乗っ取り、意識下に自らの存在を封印していた。オーディンを討つ機会を伺っていたが、幾度も危機から救ってもらった恩義もあり、シルメリアとアリーシャに協力するため、ディランに様々な力を与える。
一部の書籍(メディアワークス発行のマスターズガイド)では不死者王になる前は、かつてはディパンの王族であり、オーディンに目をつけられ強制的にエインフェリアとされたとされている。 - バルバロッサ
- 声 - 中田譲治
- ディパン国王。アリーシャの父。賢王として知られているが、最近は戦争の準備をしているのではないかと噂が広まっている。娘のアリーシャを放逐(表向きは死亡したことにしていた)した後は笑顔を失ったといわれる。
- 実はシルメリアの魂をアリーシャから引き離す方法を模索していた。物語の中盤で、アーリィによって大勢の部下を殺され、自身はギロチン台で処刑されてしまう結末となる。前作では、不死者と化した三賢者達の手によって、その魂をデュラハンタイプのガーディアンへと改造されてしまっている。
- ウォルザ
- 声 - 西村知道
- ディパンの三賢者と呼ばれる国王腹心の魔道士の一人でリーダー格。ディパンの繁栄に尽力し国民の尊敬を集めているが、ディパン滅亡のきっかけでもある、神々を冒涜する研究をするように仕向けた張本人である。前作にもボスとして登場しているが、その時はすでに人の姿ではなかった。
- ガイン
- 声 - 佐藤晴男
- ディパンの三賢者の一人。ウォルザの補佐的存在で、上の者に従う性格の持ち主。実力はダレスよりも下らしい。余談だが、前作では、戦闘中名前が「ダイン」となっている。
- ダレス
- 声 - 神谷浩史
- ディパンの三賢者の一人。アリーシャの幼馴染。ガインと同じく、前作では戦闘中名前が「ガレス」と表記されている。
- オーディン
- 声 - 池田秀一
- アース神族の最高神。来たるべきラグナロクに備える為に、ドラゴンオーブを探している。温厚そうに見えるが、その本性は冷酷で人間を戦いの為の道具としか思っておらず、反抗の意思が見えたという理由だけでディパンを滅ぼそうとする。自らの野望を成就する為には手段を選ばない。その事で、シルメリアの造反を受けたオーディンは彼女をディパンの王女として無理矢理転生させようとしたが、それが失敗したために、転生後のアリーシャはシルメリアの意識と共有することとなってしまった。
- 彼の悪辣なやり方に対する怒りから、ニブルヘイム側に付いたエインフェリアも少なくない。トライエース側のインタビューによれば、最初に反抗したエインフェリアがブラムスであるとのこと。
- フレイ
- 声 - 川村万梨阿
- 26歳(人間換算)。88/58/87
- アース神族の第二級神で創造の女神。オーディンの事を深く愛しているが、人間には無慈悲で、オーディン同様に、エインフェリアを戦いの道具としか見なしていない。
- ウル
- 声 - 青山桐子
- アース神族の狩猟の神。少年の姿をしている。ヴァルキリーらとは親しげだが、傲慢な神族らしく人間には容赦ない。
- ヘイムダル
- 声 - 松本大
- アース神族。神界アスガルドと人間界ミッドガルドを繋ぐ、虹の橋ビフレストの見張り役を務める。
- ルザリエ
- 声 - 堀越真己
- 精霊の森に住むエルフ。排他的なエルフのなかで、なぜかルーファスやアリーシャに好意的に接する。
- ルーファスの母親ではないかという説が強いが、劇中で明らかにされていない。トライエース側のインタビューによればルーファスに一目惚れした、ただのエルフではないのは確かとのこと。
[編集] 登場エインフェリア
今作のエインフェリア達は、命を落としてから何年も経過している者達ばかりであり、ミトラに至っては、命を落としてからおよそ800年もの年月が流れているほどである。なお、生前に面識のあったエインフェリア同士をパーティに加えた場合、戦闘開始時に会話が発生することがある。なお、プロフィールはあくまで歴史書に残されたものであり必ずしも真実ではない。
ここでは没年が古い順番に記載する。女性キャラクターのスリーサイズ表示については、主要登場人物の項と同じ。
- ミトラ
- 声 - 松本大
- 没年:大陸暦146年。享年34。
- 魔術士。今では亡国となってしまったフレアガルド国の将軍を務めていた。部下の手違いによって、王に造反の疑いをかけられ、戦場で孤立してしまう。前作に登場した『炎の城塞』の建設者。『ミトラの聖水』という物品を残した。
- アトレイシア
- 没年:大陸暦333年。享年25。 87/61/85
- 弓闘士。死後、エインフェリアになることを条件に神々の加護を得た部族・テム族の守り手。子どもを身篭るが、それは神との契約に反することであった。
- 神々に強い不信感を抱いているが、オーディンに逆らったシルメリアだけは信用している。部族の仲間達や、我が子を死に追いやった不死者に対しても憎しみを隠さない。前作に『アトレイシアの竪琴』という物品を残した。
- ルイン
- 声 - 青山桐子
- 没年:大陸暦346年。享年22。 83/60/85
- 軽戦士。生粋のトレジャーハンター。前作に登場した古代王朝時代の国王の墳墓『アメンティ』を発見し、本部へ報告したのを最後に行方不明となった。
- ファルクス
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦375年。享年25。
- 重戦士。不死者を憎み、不死者王ブラムスへ戦いを挑む。
- イージス
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦418年。享年28。
- 魔術士。ディパンの兵士。水霊との契約によって得た海流を見る目と、優れた艦隊運用術で活躍したが、水霊との契約のせいで泳ぐ事が出来なくなってしまう。ある時、船の上で小競り合いが起き、誤って海に落ちてしまい、溺死してしまった。
- ソロン
- 声 - 楠大典
- 没年:大陸暦450年。享年27。
- 魔術士。パルティア公国の宮廷魔術師で、「バーンストーム」と「ガードレインフォース」を作り出した天才。しかしその二つの呪文を作った後、すぐに姿を消す。魔術師には珍しく、熱血漢を思わせる熱い性格。魔法に対する関心は未だ衰えていない。戦闘中の台詞で魔法のことを「流行」や「ブーム」と呼んでいる。前作に『賢者ソロンの秘文書』という物品を残した。
- ジェシカ
- 声 - 堀越真己
- 没年:大陸暦468年。享年23。 82/58/84
- 軽戦士。裕福な商家に生まれたが、父の死などが原因で家が没落し、冒険者となる。ある遺跡で、邪悪な竜を封じた巨大な宝石を発見する。
- ジェラルド
- 声 - 松本大
- 没年:大陸暦489年。享年25。
- 重戦士。ジェシカの息子。近隣に出没したドラゴンを退治するが、大きな代償を払うことになってしまう。
- リシェル
- 声 - 堀越真己
- 没年:大陸暦577年。享年27。 86/60/85
- 軽戦士。かつて存在していたアークダイン王国の西方地域を治める、レオン王領伯直属部隊「白百合戦士団」の団長。「カミール丘陵の大戦」に参戦し、カミール17将「白銀のリシェル」の二つ名を持つに至る。終戦から2年後、本国の命令を受けて帰国する。
- ローランド
- 声 - 神谷浩史
- 没年:大陸暦577年。享年29。
- 重戦士。かつて存在していたアークダイン王国の国家騎士団「血剣騎士団」の団長。「カミール丘陵の大戦」に参戦し、カミール17将「雷鳴のローランド」の二つ名を持つに至る。終戦から2年後、本国の命令を受けて帰国する。
- アーロン
- 声 - 楠大典
- 没年:大陸暦581年。享年28。
- 重戦士。アークダイン王国国家騎士団である血剣騎士団の団長(ローランドの後任を任されていた)。反乱を起こした王弟派の白百合戦士団団長と一騎打ちを行う。
- アドニス
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦581年。享年28。
- 重戦士。世界各地で戦があるたびに、渡り歩き戦い続ける傭兵。世界規模にまで発展した「カミール丘陵の大戦」にて、斬鉄姫と恐れられたセレスと一騎打ちを行う。数多くの武功を挙げ、当時最強の戦士だったともいわれている。
- エルド
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦581年。享年26。
- 弓闘士(今作のエインフェリアの中では、唯一の男性弓闘士)。かつて存在していたロゼッタ王朝の国家騎士団「ナイトオブサン」の青光将軍であった人物。一年戦争初期に奇襲作戦で敵将軍の捕縛に成功する。また、時には暗殺者としての任務も請け負ったという。「アルトリア街道の攻防」の最中、敵勢力に挟み撃ちにされ、完全に孤立してしまう。
- エーレン
- 声 - 松本大
- 没年:大陸暦581年。享年32。
- 重戦士。「カミール丘陵の大戦」時にジェラベルン解放軍として参戦。カミール17将に名を連ね、「天銀のエーレン」の異名を持つ。後にロゼッタ王朝により赤光将軍に任命されている。
- カノン
- 声 - 松本大
- 没年:大陸暦581年。享年42。
- 魔術士。元は、ゴーラ地方の領主に過ぎなかったが、「カミール丘陵の大戦」時に敗戦によって戦力の疲弊していたアークダイン王国にて、徐々にその頭角を現し、最終的には国政まで左右するようになった。やがて聖十字師団を設立し、教皇に任命される。しかし任命式の最中、暗殺者が放った矢に射抜かれてしまう。前作に登場した『ゴーラ教団』がカルト化した原因を作った張本人。
- ギルム
- 声 - 松本大
- 没年:大陸暦581年。享年35。
- 重戦士。セレスの副官として「カミール丘陵の大戦」に参戦し、カミール17将「豪刃のギルム」の二つ名で呼ばれる。瀕死の仲間を前にして、彼はある決断をする。
- ファーラント
- 声 - 楠大典
- 没年:大陸暦581年。享年27。
- 魔術士。大陸暦581年に勃発した「一年戦争」で、敗戦の色が濃かったラッセンの軍隊を再編成し、侵攻してきたロゼッタ王朝に抵抗した若きリーダー。数多くの武勲を挙げている。
- フローディア
- 没年:大陸暦581年。享年25。 82/57/82
- 軽戦士。アークダイン王国の西方地域を治める、レオン王領伯直属部隊「白百合戦士団」の団長。リシェルは先代の団長である。反乱を起こした王弟の右腕として戦う。
- セレス
- 声 - 本田貴子
- 没年:大陸暦583年。享年27。 87/61/85
- 軽戦士。かつてのディパン王女でフィレスの姉でもあり、アリーシャの先祖の一人。「カミール丘陵の大戦」にディパン公国軍を率いて参戦。カミール17将の一人に数えられ、「斬鉄姫セレス」の異名で敵味方問わず恐れられた。後の「一年戦争」において戦乱の中心人物となる。
- アドニスを討ち取った過去があるため、戦闘時では険悪な会話が聞ける。
- ゼノン
- 声 - 神谷浩史
- 没年:大陸暦586年。享年24。
- 魔術士。ロゼッタ王朝に仕えていた。神々の本「隻眼の写本」を手にしたことで本に操られて、数々の暴挙を犯してしまう。その後フィレスに救出され、贖罪を誓うが、民衆はそれを認めなかった。
- シルフィード
- 声 - 堀越真己
- 没年:大陸暦599年。享年34。 79/55/80
- 軽戦士。物心ついた時よりディパン王女フィレスの付き人をしており、彼女に付き従ううちに「一年戦争」にまで参加する羽目になる。回復魔法で幾度と無く王女の命を救い、また自身も危機に陥りながらも終戦まで生き延びる。
- アルム
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦601年。享年38。
- 魔術士。パルティア公国の第2王子。極めて優秀であるが、父王に疎まれ続けていたため人格が屈折しており、更に自分のほうが優秀なのをいい事に、何かにつけて父王ジグムンドと兄シフェルをバカにしている。「ニブルヘイムの霧」と呼ばれる暗黒時代に、自ら軍を率いて不死者と戦っていた。
- フィレス
- 声 - 青山桐子
- 没年:大陸暦622年。享年58(ゲーム中では外見上17歳)。 83/57/84
- 弓闘士。かつてのディパン王女。「斬鉄姫」セレスの妹でアリーシャの先祖の一人。大陸全土を巻きこんだ「一年戦争」に供を二人だけ連れて参戦。一年戦争中に起こった「パルティア攻防戦」「アークダイン騒乱」「アルトリア街道の攻防」「ロゼッタの戦い」等、数多くの戦闘に参加。一年戦争の英雄の一人とされた。その後戦いを止め、パルティア公国の第1王子シフェルと結婚し夫を支え続けた。他のエインフェリア達との会話パターンが最も多い。オーディンへの憎しみは非常に強く、彼を「オデンのオッサン」 、「腹黒ツナギパジャマ」呼ばわりする。
- 紗紺
- 声 - 青山桐子
- 没年:大陸暦650年。享年23。 80/56/81
- 弓闘士。大陸の遥か彼方の島でカラクリ人形を作成していた。魂ある人形を作る方法を探すため海を渡り、人の魂をカラクリ人形に封じ込める技術を生み出した。しかし、その技術には大きな欠陥があった。前作に登場した『ローム丘陵のカラクリ屋敷』の所有者。
- クラッド
- 声 - 神谷浩史
- 没年:大陸暦652年。享年32。
- 重戦士。ヴィルノア建国の立役者の一人。キルケが作った鎧と剣を使いこなし、戦った。ある理由から剣と鎧の手入れが不可能となったため、見かねた当時の王から剣と鎧を譲り受けた。
- キルケ
- 没年:大陸暦658年。享年24。 79/55/78
- 軽戦士。ヴィルノア建国の立役者の一人。優れた戦士であると同時に「原初の秘法」という技術を持つ刀匠でもある。
- ティリス
- 声 - 本田貴子
- 没年:大陸暦659年。享年23。 86/60/84
- 軽戦士。「斬鉄姫」セレス将軍の子孫を名乗り、アークダイン王国に仕官。ヴィルノアとの戦争で数々の武勲をあげた人物。しかし彼女の正体は商人の娘であってセレスとは何の接点も無く、アドニスとの戦闘時の会話では偽者と罵られる。商家の生まれからか関西弁。戦闘中、「死にさらせボケェ!」「くたばりゃあ!」などの特徴的な台詞を叫ぶ事がある。
- 魔智
- 声 - 神谷浩史
- 没年:大陸暦681年。享年23。
- 魔術士。符を使った秘術を得意としていた。親友の裏切りによって国を追われ大陸へ逃げのびる。
- アルカナ
- 声 - 本田貴子
- 没年:大陸暦724年。享年19。 81/57/83
- 弓闘士。ラシーカと共にカルスタッドをクレルモンフェランの侵攻から守っていた。
- ラシーカ
- 没年:大陸暦724年。享年20。 83/59/84
- 軽戦士。カルスタッドをクレルモンフェランの侵攻から守っていた。性癖を誤解されがちである。
- ウォルター
- 声 - 中田譲治
- 没年:大陸暦752年。享年28。
- 魔術士。猟奇的な魔導実験を行っていると言われているが、実際は謙虚な人格者。理由あってクレルモンフェラン王の結婚式の日に、リリアを連れ去っている。その後、自由を求めていたリリアと愛し合うようになる。前作に登場した『サレルノ実験場跡』の所有者。
- 紗紺の経歴に興味があったようだが、戦闘開始時の会話で「とてもそうには見えない」と半信半疑の様子。本来の性格と戦闘中の台詞が最も噛み合っていないキャラでもある。
- リリア
- 声 - 堀越真己
- 没年:大陸暦752年。享年22。 84/58/85
- 弓闘士。女神フレイアの加護を受けて生まれたとされる聖女。かつて、クレルモンフェランの地方領主の娘として還暦を迎えた王の妃になるはずであった。しかし結婚式の日に魔術士ウォルターに連れ去られ、いつしか自由に生きるウォルターと惹かれあうにまで至っている。
- リディア
- 没年:大陸暦769年。享年21。 83/58/85
- 弓闘士。ウォルターとリリアの間に産まれた子供。クレルモンフェランの王女であるが、不義の子であったが為にその存在を疎まれていた。武芸に励む事で自らの存在意義を見つめようと日々努力を重ね、数々の武功を立てる。自分の運命を呪い、リリアとの戦闘時の会話では彼女に恨み言をぶつける。
- ザンデ
- 声 - 楠大典
- 没年:大陸暦776年。享年22。
- 重戦士。冒険者。独特の台詞回しが数多くある。その明るい性格は、前作に登場したエインフェリアのカシェルを彷彿させる。
- 前作の『カミール村』の悪魔を『奇岩洞窟』に封印し、門の閂として使われていた『蒼剣グラン・スティング』の持ち主であると思われる。
- ソファラ
- 声 - 本田貴子
- 没年:大陸暦796年。享年24。 88/62/86
- 弓闘士。盗賊ギルドの暗殺者であったが、ターゲットの一人であった時の領主に求婚され結婚。その後暗殺のために近づいたことを告白するが、それでも自分を愛してくれる夫に根負けし、過去と決別するべく夫と共に盗賊ギルドと戦う。
- ミリティア
- 声 - 堀越真己
- 没年:大陸暦802年。享年29。 79/54/78
- 弓闘士。ソファラの妹。姉の真意が理解できず、不幸を招いてしまう。エインフェリアとなった今でもその事を後悔しており、ソファラとの戦闘時の会話でひたすら謝り続ける。
- クリスティ
- 声 - 青山桐子
- 没年、享年不明。 83/57/84
- 弓闘士。パルティア公国の王の娘であったが、吟遊詩人・セルヴィアを追い出奔してしまう。それ以降、二度とパルティアに戻ることは無かった。
- クレセント
- 声 - 青山桐子
- 没年、享年不明。 81/57/83
- 軽戦士。ジェラベルン貴族に生まれたが、父の治める領地が襲撃を受けて壊滅し(この事件が引き金となり、「カミール丘陵の大戦」が勃発した)、父が雇っていた傭兵に助けられ一人落ち延びる。戦後、父の領地だった土地に戻った際、父の代わりに領主として君臨する継母に剣を向けられる。その直後、継母が「カミール丘陵の大戦」を引き起こした元凶であることを知り、復讐を遂げる。その後、命の恩人である傭兵と共に世界を放浪。ロゼッタ王朝に仕官し、白光将軍に任命される。
- 黒光将軍アドニスとの仲は最悪で、戦闘時にはアドニスに馬鹿にされ、対するクレセントもアドニスの戦闘不能の際は「清々した」と吐き捨てるほどである。
- セルヴィア
- 声 - 神谷浩史
- 没年、享年不明。
- 魔術士。盗賊団に襲われて壊滅した町の生き残りで、フィレスに保護された過去がある。自分の存在によりパルティア公国に後継者争いが起こるのを恐れ出奔。以後は不死者達を封印しながら、吟遊詩人として世界を渡り歩いた。
- ディーン
- 声 - 楠大典
- 没年、享年不明。
- 重戦士。「ニブルヘイムの霧」と呼ばれる暗黒時代の英雄。ニブルヘイム側でのみ開閉が可能な「ニブルヘイムとミッドガルドを繋ぐ扉」を閉じるために一人行動を起こす。
[編集] エインフェリアが関わった事件
年代が古い順番に記載する。
- ネルソフのドラゴン討伐
- 大陸暦468年に、ジェシカは冒険の途中に立ち寄った遺跡で宝石を発見するが、その宝石が邪竜を封じ込めているとは知らずに封印を解き、彼女はドラゴンに殺されてしまう。
- それから21年後、町に出没するようになったドラゴンを退治するべく、ネルソフの領主は広く兵を募集する。成長したジェシカの息子、ジェラルドもその呼びかけに応じ、彼を含めた100人の兵士がドラゴンに戦いを挑んだ。
- 討伐に成功したものの、ドラゴンの死体からは強い毒素を含む体液が流出。ネルソフ一帯を蝕み、死の沼地化してしまった。
- 前作では『ネルソフ湿地帯』と呼ばれる。その時、レナスが相見える「ドラゴンゾンビ」こそ、このドラゴンである。
- カミール丘陵の大戦
- 大陸暦572~575年に勃発し、全世界を巻き込んだ戦争。
- この戦争では、目覚しい活躍をみせた名将、武人達に「カミール17将」という呼び名が付けられた。何人かは本作のエインフェリアとして登場している。なお、選定されてはいないが、アルムの父親も17将の一人に数えられている。
- ロゼッタの戦い
- 大陸暦581年に勃発し、後に「一年戦争」と呼ばれる戦争の発端となった事件。
- 「隻眼の写本」と呼ばれる神々の本に操られたゼノンが、ロゼッタ王に大陸侵攻を進言し、ロゼッタ王朝が都市・ラッセンに侵攻したことから始まった。これに対しアークダイン・クレルモンフェラン・ディパン・パルティアの4大国は、ラッセン解放を名目にロゼッタを包囲した。「カミール丘陵の大戦」で活躍した英雄達も参加し、戦争は激化した。
- アルトリア街道の攻防
- 一年戦争の終期に、パルティア公国がラッセンの解放に成功するきっかけとなった戦い。
- 駐留していたロゼッタ軍の赤光将軍エーレンは仲間を庇い戦死。最後まで抵抗した青光将軍エルドも、奮闘むなしく戦死した。ラッセンの解放軍を指揮していたファーラントは、ロゼッタ軍の白光将軍クレセントに討ち取られ、そのクレセントも後に行方不明となる。
- アークダイン騒乱
- 大陸暦581年にアークダイン王国で起きた争い。
- 暴君だった当時の国王に対し、レオン王領伯率いる王弟派が反旗を翻したことがきっかけとなる。第三勢力となる教皇派を組織したカノンによって、両軍の騎士団長(王国騎士団長のローランドと王弟派のリシェル)は行方不明、新たな騎士団長達(王国騎士団長のアーロンと王弟派のフローディア)も一騎打ちの末に、この世を去った。
- ニブルヘイムの霧
- 大陸暦599年に、ミッドガルドと冥府を繋ぐ扉が開き、ミッドガルドが暗黒時代に突入した事象。
- この時代は不死者が活発に活動し、世界中で国を襲う不死者や冥府の軍勢との戦いが繰り広げられた。ディーンは自分の命と引き換えに冥府の扉を内側から閉め、終息させた。
- 第4次カルスタッド侵攻
- 大陸暦724年に、大国クレルモンフェランが、砂漠の国カルスタッドに侵攻する。
- カルスタッドのアルカナは気候に関する知識を、ラシーカは地形に関する知識で、当時のクレルモンフェランから町を守り続け、自軍を勝利へと導いた。
- 王妃誘拐事件
- 大陸暦746年、クレルモンフェランの王妃になるはずだったリリアが、式典の最中に突然姿を消す。6年後にリリアは救出され、誘拐犯とされるウォルターは討伐された。しかし、そのリリアも後を追うかのように自害してしまう。
- この事件の真相は、二人の駆け落ちであり、二人の間には娘のリディアもいた。本編のマテリアライズ次第で、親子3人はエインフェリアとなって再び巡り合うことになる。
- ジュラベルンのギルド放火
- 大陸暦790年、ギルドの暗殺者から領主夫人となったソファラは、ギルドからの脅迫に耐えかねて、夫とともに盗賊討伐を行う。しかし妹・ミリティアの勘違いで、姉のソファラはギルドに捕まり、喉を潰された挙句奴隷として売られてしまう。すべてを知ったミリティアはギルド本部に火を放ち、ギルドメンバーの大半とともに焼身自殺をした。
[編集] 作中用語
- 時間転移装置
- 文字通り、時間移動が可能になる装置。ディパン城地下に安置されている。
- 前作では不死者となった三賢者がレナス・ヴァルキュリアを時の彼方へ追放するために使い、本作ではレザード・ヴァレスが歴史改竄計画に利用した。
- 王呼の秘法
- 魂を強制的に転生させる失伝魔法。オーディンはこれを利用して戦乙女をヴァルハラに召還したり、人間に転生させたりする。作中、バルバロッサが三賢者達に研究させていたのはこれである。
- 移送方陣
- 瞬間移動が可能になる失伝魔法。地面に描いた方陣の大きさで転送できる人数が決まると思われる。
- 輪魂の呪
- 肉体、魂、精神をそれぞれ繋ぐ生命の糸を自在に操れる失伝魔法。分かりやすく言うと、幽体離脱が可能になる。作中、レザードはこれを使い肉体を捨て、アスガルドに侵入した。
- 失伝魔法
- ロストミスティックとも言われる、非常に高度な魔法。複雑な儀式と膨大な魔力が必要なため、使える者は神々ですらオーディンを除きほとんど居ない。オーディンはユグドラシルの頂上で修行し、身に付けたとされる。
- 賢者の石
- 全ての錬金術師たちが追い求める究極の物質。見た目はただの石だが、世界創生以前からあらゆる知識が収められているという。失伝魔法も完全に網羅されている。が、解析は非常に困難。前作でレザードがメルティーナに説明する際、「100億ページもある辞書」と表現した。
- 賢者の石自体に膨大なエネルギーが封じ込まれており、レザードはこれを解放することによってラグナロクから生き延びることができた。
- 原初の秘法
- 鋼鉄と火薬を操る技術。キルケの死亡により本作では失伝しているが、前作ではガノッサが再発見している。
- ホムンクルス
- レザードが研究する人工生命体。人間とエルフの肉体を材料にして作られる。本質的にはハーフエルフと同じで、外見は人の姿をしている。ある程度知能もあるが、魂を持たず精神構造も人間とは異質。
- セラフィックゲート
- 前作同様、本編終了後におまけダンジョンとしてセラフィックゲートが出現する。出現するモンスターは本編の敵よりはるかに強力で、本編でボスとして登場した敵も再登場する。また内部にある犬小屋を調べると本編のパロディが楽しめる。
[編集] 関連商品
[編集] 和書
- 攻略本
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- ~AWAKENING of VALKYRIE~
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- ザ・マスターガイド
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- 公式コンプリートガイド
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- ファイナルガイド
- 設定資料集
- ヴァルキリープロファイル -レナス- / ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- 設定資料集
- 2008年6月23日発売予定。メディアワークスより発刊。
- ヴァルキリープロファイル -レナス- / ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- 設定資料集
- 漫画
[編集] 音楽
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- オリジナルサウンドトラック Vol.1
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- オリジナルサウンドトラック Vol.2
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- アレンジアルバム
- ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- ボイスミックスアルバム
[編集] 主なスタッフ
- ゲームデザイン:則本真樹
- リードプログラマー:植木茂
- バトルプログラマー:北尾雄一郎
- リードR&Dプログラマー:五反田義治
- サウンドディレクター:下條勇三郎
- シナリオ本編:有限会社エッジワークス
- イベントディレクター:林谷和樹
- ミュージックコンポーザー:桜庭統
- キャラクターデザイン:吉成鋼、吉成曜、山下しゅんや
- ディレクター:勝呂隆之
- プロデューサー:山岸功典
[編集] 参考文献
- 株式会社スクウェア・エニックス宣伝部監修 播本真也他 執筆 『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- 公式コンプリートガイド』 株式会社スクウェア・エニックス、2006年8月26日、ISBN 4-7575-1758-0、55-90頁。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 3Dゲームファンのための「ヴァルキリープロファイル2」グラフィックス講座(3Dグラフィックス技術の解説記事)
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スターオーシャンシリーズ | SO1 - SO2 - SOBS - SO3 |
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その他 | ラジアータ ストーリーズ |
TVアニメ | スターオーシャンEX |
天体 | ローク - エクスペル - エナジーネーデ |
用語 | 紋章術(術技形態) - エクスキューショナー - 戦闘専用艦アクアエリー |
関連項目 | ウルフチーム - トライクレッシェンド |