ルージュの伝言
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ルージュの伝言 | ||
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荒井由実 の シングル | ||
リリース | 1975年2月20日 | |
ジャンル | J-POP | |
レーベル | EXPRESS | |
プロデュース | 村井邦彦 | |
チャート最高順位 | ||
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荒井由実 年表 | ||
12月の雨 (1974年) |
ルージュの伝言 (1975年) |
あの日にかえりたい (1975年) |
『ルージュの伝言』(ルージュのでんごん)は荒井由実(ユーミン) の5枚目のシングル。 1975年2月20日に東芝EMIからリリースされた。 6月20日に発売された、3枚目のオリジナルアルバム『COBALT HOUR』のA面5曲目(CDでは5曲目)に収録されている。
目次 |
[編集] 解説
[編集] 楽曲
ドラムスの所謂フェイド・インで始まり、バック(コーラスと演奏)のフェイド・アウトで終わる曲。特にドラムスによるファイド・インは、この曲の全体を支配する軽快なイメージを、予感させている。シンプルな基本4コードの進行。ヴォーカルとコーラスに、楽器はギター、ピアノ、ベース、ドラムス及びバイオリンの比較的簡単な構成である。また、全体のバック(コーラスと演奏)は、基本に忠実なパターンを繰り返している。
西洋風の作詞・作曲・編曲を目指しているようであるが、根本的に日本的音楽の影響を強く受けている。ヴォーカルはほぼ「ヨナ抜き節」で特にサビの部分は99%そうである。メインのパートではリフレインまでは「ヨナ抜き節」であるが、続くパートでは逆に「ファ」と「シ」を多用したメロディー進行になっている。すなわちこの「ファファソラ・ソラシソ・ド」という進行は、他に類をみない(日本調一杯の)独特なものである。総合すると、西洋式の日本建築風音楽である。
内容は「夫に浮気をされる」という悲しいものだが、一方で「列車に乗って街並みを追い越す」あるいはタイトルどおり「ルージュの伝言」等、歌詞も曲と同様に、軽快な調子で貫かれている。
[編集] 宣伝活動等
このシングルの発売に先立ち、東芝EMIによりラジオを主体に、楽曲の一部とともに「都会派」の音楽とのコピー(宣伝)が、繰り返し流された。また、これを聞いた吉田拓郎は、オールナイト・ニッポンで、「この音楽はウーム」(恐らく驚いたの意味であろう)との発言をした。
[編集] 収録曲
- Side A ルージュの伝言
- Side B 何もきかないで
- 作詞・作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆
[編集] TV
- ルージュの伝言
- 1975年 TBS系「ぎんざNOW」
- 1975年6月22日 TVK「ヤングインパルス」
- 1976年3月14日 TBS系「セブンスターショー」
- 1979年1月7日 東京12チャンネル「夢の銀河鉄道」
- 1979年12月31日 フジテレビ系「スーパージャム」
- 2006年10月9日 WOWOW「THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006」
- 2007年6月3日 NHK-BShi「Golden Circle Live」
[編集] 映画『魔女の宅急便』
映画『魔女の宅急便』(1989年)オープニングテーマソングになった。 なお、1983年1月31日、角川書店から発売された松任谷由実の自伝のタイトルも「ルージュの伝言」である。
[編集] テレビドラマ
1991年4月3日~9月25日にTBSで深夜に放送されたドラマ「ルージュの伝言」は、松任谷由実の楽曲26曲を、それぞれ曲のイメージから脚本を書き、ドラマ化したものである。形式は1回完結のオムニバス。深夜番組としては異例の視聴率を記録した。間寛平が毎回何らかの端役で出演していたがVOL.8「リフレインが叫んでる」では準主役の役どころで出演。
[編集] 各回タイトル・脚本・出演者
- VOL.1「ガールフレンズ」(4月3日放送)
- VOL.2「天国のドア」(4月10日放送)
- VOL.3「卒業写真」(4月17日放送)
- VOL.4「Love Wars」(4月24日放送)
- VOL.5「最後の春休み」(5月1日放送)
- VOL.6「真珠のピアス」(5月8日放送)
- VOL.7「中央フリーウェイ」(5月15日放送)
- VOL.8「リフレインが叫んでる」(5月22日放送)
- VOL.9「GOOD LUCK AND GOOD BYE」(5月29日放送)
- VOL.10「Miss BROADCAST」(6月5日放送)
- VOL.11「月夜のロケット花火」(6月12日放送)
- VOL.12「メトロポリスの片隅で」(6月19日放送)
- 脚本:小松江里子
- 出演:七瀬なつみ
- VOL.13「魔法のくすり」(6月26日放送)
- VOL.14「冷たい雨」(7月3日放送)
- VOL.15「ANNIVERSARY」(7月10日放送)
- VOL.16「雨の街を」(7月17日放送)
- 脚本:君塚良一
- 出演:水島かおり、四禮正明ほか
- VOL.17「14番目の月」(7月24日放送)
- VOL.18「ルージュの伝言」(7月31日放送)
- VOL.19「DESTINY」(8月7日放送)
- VOL.20「ノーサイド」(8月14日放送)
- VOL.21「SWEET DREAMS」(8月21日放送)
- 脚本:長川千佳子
- 出演:成田路美、松下一矢、須永慶ほか
- VOL.22「ESPER」(8月28日放送)
- VOL.23「5cmの向こう岸」(9月4日放送)
- 脚本:三浦和明
- 出演:柳沢慎吾、中村基子ほか
- VOL.24「残暑」(9月11日放送)
- VOL.25「埠頭を渡る風」(9月18日放送)
- 脚本:吉田桃子
- 出演:森山裕子ほか
- VOL.26「CHINESE SOUP」(9月25日放送)