ルイス・ビスカイーノ
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ルイス・ビスカイーノ(Luis Vizcaíno Arias, 1974年8月6日 - )は、メジャーリーグベースボール、コロラド・ロッキーズ所属、右投右打の投手。ドミニカ共和国出身。はとこのホセ・ビスカイーノもメジャーリーグで活躍した内野手。
[編集] 経歴
1994年、オークランド・アスレチックスに入団。1999年にメジャーデビュー。その後2001年までアスレチックスでリリーフ投手を務めていたが、2002年のシーズン開幕直前の3月19日にテキサス・レンジャーズへとトレードされる。ところが、5日後の3月24日に今度はミルウォーキー・ブルワーズへとトレードされ、結局ブルワーズで開幕を迎えた。最終的にはレイ・キングと並んでチームトップタイの76試合に登板。防御率2.99という安定した数字を残した。更に2003年と2004年もチームトップの登板数を記録した。
2004年12月に、今度はシカゴ・ホワイトソックスへと移籍。65試合に登板しただけでなく、ヒューストン・アストロズとのワールドシリーズ第1戦では自身初のポストシーズンでの登板だったにも関わらず勝ち投手となり、チームの世界一に大きく貢献した。
2005年のシーズン終了後にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍し、1年間リリーフ投手として活躍。チームトップの70試合に登板して存在感を示した。
2007年1月にランディ・ジョンソンとの1対4のトレードでアルベルト・ゴンザレスらと共にヤンキースに移籍し、チームトップの77試合に登板。同年7月21日のタンパベイ・デビルレイズ戦では、ダブルヘッダーで両試合とも救援登板し、両試合とも勝利投手となった。ヤンキースでは、1970年3月24日以来の珍記録である。
オフにFAとなり、2007年12月21日にコロラド・ロッキーズと契約した。
150キロ前後の直球と高速で曲がるスライダーを中心に投球を組み立てている。
[編集] 年度別成績
年度 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
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1999 | OAK | 0 | 0 | 5.40 | 1 | 0 | 0 | 3 1/3 | 3 | 2 | 2 | 1 | 3 | 2 |
2000 | OAK | 0 | 1 | 7.45 | 12 | 0 | 0 | 19 1/3 | 25 | 17 | 16 | 2 | 11 | 18 |
2001 | OAK | 2 | 1 | 4.66 | 36 | 0 | 1 | 36 2/3 | 38 | 19 | 19 | 8 | 12 | 31 |
2002 | MIL | 5 | 3 | 2.99 | 76 | 0 | 5 | 81 1/3 | 55 | 27 | 27 | 6 | 30 | 79 |
2003 | MIL | 4 | 3 | 6.39 | 75 | 0 | 0 | 62 | 64 | 45 | 44 | 16 | 25 | 61 |
2004 | MIL | 4 | 4 | 3.75 | 73 | 0 | 1 | 72 | 61 | 35 | 30 | 12 | 24 | 63 |
2005 | CWS | 6 | 5 | 3.73 | 65 | 0 | 0 | 70 | 74 | 30 | 29 | 8 | 29 | 43 |
2006 | ARI | 4 | 6 | 3.58 | 70 | 0 | 0 | 65 1/3 | 51 | 26 | 26 | 8 | 29 | 72 |
2007 | NYY | 8 | 2 | 4.30 | 77 | 0 | 0 | 75 1/3 | 66 | 37 | 36 | 6 | 43 | 62 |
通算 | 9年 | 33 | 25 | 4.25 | 485 | 0 | 7 | 485.1 | 437 | 238 | 229 | 67 | 206 | 431 |
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
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投手 | 41 アルベルト・アリアス / 44 マイカ・ボウィー / 35 テイラー・バックホルツ / 28 アーロン・クック / 60 マニー・コーパス / 29 ホルヘ・デラロサ / 26 ジェフ・フランシス / 40 ブライアン・フエンテス / 49 ジェイソン・グリーリ / 34 マット・ハージェス / 48 ジェイソン・ハーシュ / 38 ウバルド・ヒメネス / 56 フランクリン・モラレス / 52 フアン・モリーヨ / 45 ジョシュ・ニューマン / 55 マーク・レッドマン / 54 グレッグ・レイノルズ / 37 エスマイル・ロジャース / 32 グレンドン・ラッシュ / 23 ライアン・スパイアー / 68 ペドロ・ストロープ / 51 ルイス・ビスカイーノ / 16 キップ・ウェルズ |
捕手 | 15 エドウィン・ベイオリーン / 20 クリス・イアネッタ / 8 ヨービット・トレアルバ |
内野手 | 27 ギャレット・アトキンス / 12 クリント・バームス / 1 ダグ・バーニアー / 17 トッド・ヘルトン / 62 ジョナサン・エレーラ / 47 ジョー・コシャンスキー / 6 オマー・クィンタニーヤ / 24 イアン・スチュワート / 2 トロイ・トゥロウィツキー |
外野手 | 10 ジェフ・ベイカー / 11 ブラッド・ホープ / 5 マット・ホリデー / 22 スコット・ポドセドニク / 25 セス・スミス / 19 ライアン・スピルボーズ / 3 ウィリー・タベラス |
監督・コーチ | 13 クリント・ハードル(監督) / 00 ブラッド・アンドレス(体力コーチ) / 36 ボブ・アポダカ(投手コーチ) / 58 アラン・コックレル(打撃コーチ) / 7 マイク・ガレゴ(三塁コーチ) / 30 グレナレン・ヒル(一塁コーチ) / 53 リック・マシューズ(ブルペンコーチ) / 9 ジェイミー・カーク(ベンチコーチ) / 59 マーク・ストリットマター(ブルペン捕手) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月18日更新 |
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1 ウィリー・ハリス / 5 フアン・ウリーベ / 7 ティモニエル・ペレス / 8 カール・エバレット / 12 A.J.ピアジンスキー / 14 ポール・コネルコ / 15 井口資仁 / 18 クリフ・ポリート / 20 ジョン・ガーランド / 22 スコット・ポドセドニク / 23 ジャーメイン・ダイ / 24 ジョー・クリーディ / 26 オーランド・ヘルナンデス / 27 ジェフ・ブラム / 32 ダスティン・ハーマンソン / 33 アーロン・ローワンド / 34 フレディ・ガルシア / 35 フランク・トーマス / 36 クリス・ウィジャー / 38 パブロ・オズナ / 43 ダマソ・マーテ / 45 ボビー・ジェンクス / 46 ニール・コッツ / 51 ルイス・ビスカイーノ / 52 ホセ・コントレラス / 56 マーク・バーリー 監督 13 オジー・ギーエン |