リュクサンブール宮殿
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リュクサンブール宮殿(-きゅうでん、仏:Palais du Luxembourg)とは、フランスのパリにある宮殿。
現在建物は元老院の議事堂として使用され、建物とその周辺は公園になっている。
[編集] 沿革
サロモン・ド・ブロス設計のリュクサンブール公爵邸を、イタリアからフランス王室に嫁いできたマリー・ド・メディシス(ルイ13世の母)の居城として改築した。ニコラ・プッサンとフィリップ・ド・シャンパーニュが手掛けた内装は、彼女が幼い頃過ごしたフィレンツェのメディチ家の居城、ピッティ宮殿をモチーフとしている。
マリーがフランス追放された後は、彼女の孫であるモンパンシエ公爵夫人や、プロヴァンス伯爵(後のルイ18世)が居住した。フランス革命末期には権力者たちがここを活躍の場としたほか、その後ナポレオン・ボナパルトが権力を掌握した歴史的な舞台にもなった。
自由の女神像の原型が設置されている。