ラナイ島
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ラナイ島(Lanai Island)は太平洋、アメリカのハワイ州に属する小島である。
ラナイ島はハワイ諸島の中心部に位置する火山島で最高峰がラナイハレ山(1027m)。
面積は364Km²で人口は3,193人、島の中心地は標高490m、島のほぼ中央に位置するラナイ・シティ。
ニュージーランド人のジョージ・マンローが島に持ち込んだノーフォークマツと言うマツが島で自生している。
ラナイ島はパイナップル・アイランドの愛称で知られており、パイナップルの栽培が盛んである。
[編集] 歴史
ヨーロッパ人で最初にこの島を目にしたのは、イギリスのジェームズ・クック船長の後継者、チャールス・クラーク船長で、1779年のことであった。1810年にハワイ諸島を制圧したカメハメハ1世の夏の保養地としてラナイ島はお気に入りの場所だった。パイナップル王と呼ばれたドール社のジム・ドールが、ラナイ島を世界最大のパイナップル農場にするため、1922年にラナイ島の所有者で牧場経営していたアメリカ人の宣教師ボールドウィン一族からラナイ島を110万ドルと言う安さで買い取り、島の6分の1をパイナップル畑に開墾して行った。しかし、1966年にドール社はハワイ大財閥の一つキャッスル&クック社に買収されてしまう。ドール社買収以後は、キャッスル&クック社がラナイ島の98%の土地を所有する事となる。しかし、1992年東南アジア産の安いパイナップルの市場進出におされ、パイナップル畑が閉鎖となる。現在はキャッスル&クック社はパイナップルのプランテーションを行う一方、豪華なホテルの建設したりと、ラナイ島での観光産業も行う。
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