ラウダ航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラウダ航空(Lauda Air)とはオーストリアの航空会社である。ハブ空港はウィーン国際空港であり、そこからヨーロッパ、北アフリカ、カリブ海と東南アジアへバカンスを過ごす観光客のための航空路線を運行していた。現在はオーストリア航空グループに属しているが、日本では往年のF1名ドライバーであるニキ・ラウダが創業したことで有名である。
目次 |
[編集] 概略
ラウダ航空はニキ・ラウダによって1979年4月に創業された。1985年にチャーター便の運行を開始し、1987年には定期航空路を開設し、1989年にはバンコク経由でシドニーとメルボルンに向かう長距離路線の運行を始めた。
このようにラウダ航空の経営は成功していたが、1991年に機体の設計上の不具合が原因で、タイにて自社のボーイング767型機が墜落する大惨事を起こしてしまう。その後持ち直したが経営難に陥ってしまった。そのため経営権をオーストリアのフラッグ・キャリアであるオーストリア航空に譲渡した。
その後2005年に定期航空路線はオーストリア航空に合併し、ボーイング777といったワイドボディ機をオーストリア航空本体に移管し、現在ではエアバスA320といったナローボディ機でチャーター便を運行しているという。
[編集] フリート
- 2008年1月現在[1]
- エアバスA320-200 2機
- ボーイング737-600 1機
- ボーイング737-700 2機
- ボーイング737-800 7機
ラウダ航空の機体には有名人の名を命名しており、ボーイング737-800にはレイ・チャールズ、エアバスA320にはジョージ・ハリソンといったようなシップネームがあるという。
[編集] 引用
- ^ Austro Control: Behördliches Österreichisches Zivilluftfahrzeuggegister