メコン川
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メコン川(メコン) | |
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ラオスから見たメコン川(雨期) |
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水系 | メコン |
種別 | {{{種別}}} |
延長 | 4,023 km |
水源の標高 | 約 5,200 m |
平均流量 | 475 m³/s |
流域面積 | 795,000 km² |
水源 | チベット高原 |
河口(合流先) | 南シナ海 |
流域 | チベット、中国・雲南、ミャンマー ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム |
メコン川(メコンがわ、英語:Mekong River, 中国語:瀾滄江, 拼音: Láncāngjiāng, タイ語:แม่น้ำโขง)はチベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境線、タイ・ラオス国境線、カンボジアを通じて、ベトナムに抜ける大河。典型的な国際河川の一つ。
メコンの語はタイ語に由来する。メ(正しくはメー)はメーナーム(川)の短縮語、コン(正しくはコーン)はワニを意味する。「ワニ川」にまた「川」をつけるのは不自然とする立場から、メコンとのみ称することもある。
雨期には水量が増し、流れが速いため、船の運航は非常に難しい。乾期には水量は減るが、浅瀬が増えるため船舶の運航が難しくなる。流域諸国が集まって協議し、メコン川の土砂を除去して貿易路に使うとの案が出されたが、除去してもすぐに土砂が堆積するため、この計画は頓挫した。なお、タイ・ラオス・ミャンマー・カンボジア・ベトナムの本流・支流周辺では、日用品の取引などの小規模な貿易が行われている。
[編集] 生物
メコン川流域の固有種として、メコンオオナマズが生息している。