マンハント2
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『マンハント2』(manhunt2)はRockstar Gamesが開発、販売しているクライムアクションゲームである。プラットフォームはプレイステーション2、プレイステーション・ポータブル、Wii。
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[編集] 概要
マンハントの続編で、Wii版はRockstar Toronto、その他のバージョンは新しく設立されたRockstar Londonが製作している。
殺害、武器などが増加、バージョンアップされているが、殺害シーンにフィルター(理由は下記参照)がかかり、シーンがよく見えないようになっているが、レイティングは前作と変わらない。
2の殺害シーンの一例がこの3つ。
- 大きな鋏で相手の首を切る。
- 電気棒(棒状のスタンガン)を相手の口に入れ、頭を破裂させる。
3つ目は処刑ともいうべき殺害シーン
- 相手を歯科医院にあるような椅子に座らせ、両手にメスで刺し、手を動かせなくした後、頭にメスを一刺し(電気椅子の殺害シーンもある)。
内容は前作のスナッフフィルムとは違い、精神病院に収容された元科学者、主人公ダニエルが、仲間のレオと共に施設を脱走し、失った記憶を探すため、「プロジェクト」なる謎の組織が放ったハンターやギャングと戦うというもの。ストーリーが進むにつれ、恐ろしい真実が明らかになっていく。
システムは前作とほぼ同じだが、障害物をよじ登る等の新アクションが追加された他、戦闘面においては銃火器やその場にある物を駆使しての“処刑”が可能になった。また、敵から逃れ暗闇に隠れても、時折画面にコマンドが発生する事があり、入力に失敗すると発見されてしまう様になった。
“処刑”で倒すと体力が回復する等、前作よりもやや難易度は下がっているが、やりこみ要素は低くなっており、各ステージをクリアしても成績やランクは表示されず[1]、隠し要素も一つと前作に比べるとはるかに少なくなっている。
また,今回は前述の通り失った記憶を探すというストーリーのため,残虐な殺害を行う必然性が薄くなっている等,矛盾がある。
[編集] 雑記
- 本作の暴力表現に対する非難は前作以上に大きく、イギリスやドイツでは政府系倫理審査機関による発禁処分ないしレイティング拒否に至っている。これに対し、オランダではPEGIの「16+」を遵守することを原則としつつも、最終的にはプレイヤーの自己責任に帰するとして発禁処分は行われていない[2]。
- このゲームは過去、ESRBの審査にてAO<ADULT ONLY>(成人向け{18禁})のレイティングを受けてしまい、殺害シーンにフィルターを掛ける等を施した修正版を再審査に提出し、Mature(17歳以上)のレーティングを受けてようやく発売されたというエピソードがある(海外の大手チェーン店ではAOが付いた物を扱わないので、売る手段が限定されてしまう為)。また、この時製作したロックスターゲームズ側は「こうなることは予想外だった」とコメントを残している。
- スーパーファミコンで、非公式のアダルトゲームSM調教師瞳などを勝手に出されていた任天堂は、元々、特定のユーザー年齢を対象としたゲームを出す方針ではなく全年齢を対象としたゲームを開発する方針であり、「家族に優しいゲーム会社」として評判があったが、Wii向けのマンハント2が販売されることにより、日本では販売はされていないが、販売されている国では、批判の声が見受けられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ ESRBのAOレーティングを回避するために修正を行った際に削除された。
- ^ ゲームも自由と自己責任…噂の『Manhunt 2』オランダ政府は発売を許可(GameSpark)