マインド・ゲーム

ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザが押しかけ、それに巻き込まれた西は、お尻の穴から銃弾を撃たれるという、悲惨な形で死んでしまった。しかし、現世に未練残りの西は、神様の意志に逆らい、気合だけで生還したのであった。

[編集] 登場人物

西（声：今田耕司）: 本作の主人公。漫画家になる為にフリーターをしている筈が、実際は漫画すら描かずに曖昧な日々を送っている。元恋人のみょんと再会し、彼女が働く焼鳥屋に行くが、そこに現れたヤクザにお尻の穴から銃弾を撃たれ死亡するも気合だけで生還した。何かと未練を残し易く不甲斐ない性格。
みょん（声：前田沙耶香）: 本作のヒロイン。西の幼馴染みで元恋人。高校の時に父親が借金を抱えた為に家族と共に夜逃げをする。現在は、ヤンと共に焼鳥屋で働いており、常連客・りょうと婚約した。
じーさん（声：藤井隆）: 鯨の中で30年以上も生活しており、片言の日本語を話す謎の老人。脱出が困難な為、鯨が飲み込んだ生活品を利用して快適な生活を送っている。妙に明るい性格をしている反面、期せずして置いてきた妻子の身を心配している。
ヤン（声：たくませいこ）: みょんの姉。借金取りから逃れ、今では焼き鳥屋を経営している。家族の中では1番のしっかり者。
りょう（声：山口智充（DonDokoDon））: みょんが働く焼き鳥屋の常連客で彼女の婚約者。職業はトラック運転手。気さくで温厚な体育会系の男性。頭髪にある秘密があるらしい。
みょん、ヤンの父（声：坂田利夫）: 裕福な家庭に育ち、事業も快調で、一時は時の人となるが、バブル崩壊を機に借金を抱え、家族と共に夜逃げする破目になる。焼鳥屋の経営はヤンに任せっきりで、サラ金で知り合った女性（実はアツの恋人）とひっそり同居している。自由奔放な性格。
やくざのボス（声：島木譲二）: 借金取り暴力団のボス。刑務所に収容されていた時にサッカーに嵌って以来、大のサッカーファンとなる。業界人によるサッカーリーグを開催した事もある。
アツ（声：中條健一）: みょんの家族が経営する焼鳥屋に押しかけてきた借金取り暴力団の1人で少々キレ気味。自分の恋人をみょん、ヤンの父に寝取られ、彼に復讐しようと目論む。
やくざ（声：西凛太朗）: アツと共に焼鳥屋に押しかけてきた借金取り暴力団の1人。名前は不明。眼鏡を掛けており、頬がこけて痩せ気味。実は大阪駅で駆け落ちする女性が待っている。