ポルフィの長い旅
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世界名作劇場 | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第24作 | レ・ミゼラブル 少女コゼット | 2007年1月 ~2007年12月 |
第25作 | ポルフィの長い旅 | 2008年1月 ~2008年12月 |
第26作 | - | 2009年1月~ |
『ポルフィの長い旅』( - ながいたび)は、「世界名作劇場」(以下“名作劇場”)シリーズ通算第25作、復活後第2作として放映中のテレビアニメ。
2008年1月6日より、毎週日曜19:30 - 20:00にフジテレビ系BSデジタル放送BSフジで放映開始。毎週土曜10:00 - 10:30には直前話を再放送する(16話はメジャーリーグ中継のため14:30 - 15:00)。インターネットによる動画配信サービス・BIGLOBEストリームでも2008年1月7日より配信中(毎週月曜更新)。2008年4月5日よりスカイパーフェクTV!のアニマックスでも放送している。
目次 |
[編集] 概要
原作はフランスの児童文学作家ポール・ジャック・ボンゾン (Paul-Jacques Bonzon) の『シミトラの孤児』(1955年発表)。世界名作劇場では初めてギリシャを舞台とし、兄と妹が地震に遭い引き裂かれ、再び出会うまでの物語を描く。
BSフジの放送では前作品『レ・ミゼラブル』と同じく作品冒頭に“ ハウス食品 世界名作劇場”と題されている。『レ・ミゼラブル』が実際には複数のスポンサーだったのに対し、今作はハウス食品1社の単独協賛となっている。この作品から再放送枠が組まれ、制作はフジテレビが外れ、日本アニメーションのみになった。また、再放送時には冠スポンサーが外れる。
世界名作劇場の25作目となることを記念し、過去の世界名作劇場に参加した声優陣が出演することが発表されている[1][2][3]。
名作劇場全体を通して見た場合、作品を構成する様々な要素の復活・初(“~作品・年ぶり”、“初めて”など)については別項を参照の事。
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
世界中の国々が第二次世界大戦からの復興をめざしていた20世紀なかば。ギリシャの一寒村・シミトラに住む少年ポルフィは、父親の経営する自動車修理工場の手伝いをしながら、両親と妹のミーナと平穏な毎日を送っていた。
ある日、シミトラが大地震に見舞われ、親は亡くなり、生き残った家族は妹のミーナひとりだけ。やがて、ミーナとも生き別れてひとりになってしまったポルフィは、彼女を探す旅に出ることになる。
[編集] 登場人物
- ※ポルフィとその家族、およびザイミス以外はアニメのオリジナルキャラ。
[編集] シミトラ村
- ポルフィ(ポルフィラス・パタゴス)
- 声 - 甲斐田ゆき
- 主人公。明るく、年相応にやんちゃなところもある少年。自動車の修理や彫刻をそつなくこなすほど手先が器用。将来の夢は、父の修理工場「パタゴス大ステーション」を大きくすること。
- 父の影響か、自動車に興味がある。ヤニーナの町を訪れてからはガソリンスタンドにも憧れるようになる。
- 家へのガソリンスタンド設置の夢が確実に実現しつつあったが、突如村を襲った大地震により何もかもを失ってしまう。亡くなった両親に代わってミーナを守ろうと懸命になるが、ミーナが行方不明になってしまう。ミーナと再会すべく、彼はギリシャの地を離れ、旅に出る。
- ミーナ(マリーナ・パタゴス)
- 声 - 藤村歩
- ポルフィの妹で、絵が得意。夢は歌手になること。
- ヤニーナの町では映画、アメリカ軍基地では赤ちゃん、といった具合に外の世界や目新しいものに触れ、自分の世界を広げていく。
- 両親と一緒に家にいたところ大地震に巻き込まれ、家の瓦礫の下敷きになって気を失っているところをバーンズに救われる。しかし、地震で心に深い傷を負った彼女は心を閉ざし、無口になってしまう。救護所では常にポルフィと一緒にいたが、彼が目を離した隙にはぐれて、港町パトラに来てしまう。そこで母にそっくりな女性の後を追いかけて、イタリア行きのフェリーに乗ったところをイザベラに保護され、彼女のいる旅芸人一座と行動をともにするようになる。
- アネーク・パタゴス
- 声 - 島本須美
- ポルフィの母。優しく思慮深い。料理が得意で、十八番はヤギの乳で作ったチーズパイである。
- 街で生まれ街で育ったお嬢様だが、家族からクリストフォールとの結婚を反対されたため家を出た。以後、家族との縁は切れたままである。
- 肌身離さず持っている懐中時計は彼女が幼い時に亡くなった母の形見で、代々女性に受け継がれているもの。
- クリストフォール・パタゴス
- 声 - 井上和彦
- ポルフィの父。自動車修理の腕は抜群で、自動車修理工場を開く為の資金を稼ぐ為、アテネに出稼ぎへ行っていた。
- 小さいときに両親を亡くし、天涯孤独になった。それゆえ貧しく、アネークの家族から彼女との結婚を反対された(2話でのアネークの台詞より)。
- シミトラ村に帰り、修理工場「パタゴス大ステーション」を経営する。最初こそ経営は厳しかったが、アメリカ軍指定修理工場となったことで工場は軌道に乗る。息子のかねての願いだったガソリンスタンドの設置まであと少しだったが、大地震の犠牲となってしまう。
- ザイミス
- 声 - 豊永利行
- ポルフィの友人。頭のいい少年。
- 一人っ子だからか、兄妹のいるポルフィを羨ましく思っていた。母の妊娠が分かってからは弟妹の誕生を心から望み、良い兄になるためにポルフィにアドバイスを求めるようになる。妹・エルピーダが生まれてからは、甲斐甲斐しく妹の面倒を見ている。
- アポロ
- コキンメフクロウ。2話から登場。いつもポルフィと一緒にいる。
- ポルフィとミーナの寝室に居つくようになった。地震が起きる前にポルフィたちの前から姿を消したが、倒壊したポルフィの家に舞い戻った。
- トマス
- 声 - 田中和実→田中亮一
- ザイミスの父。クリストフォールと同じく、幼い頃からシミトラ村に住んでいる。温厚な性格で、ザイミスたちを影から温かく見守っている。
- フクロウの生態についてよく知っており、ポルフィとミーナにコキンメフクロウのことを詳しく教えた。
- ちなみに担当声優の田中和実は本放送前の2007年12月20日に亡くなっており、この作品が事実上遺作となった。後任は兄である田中亮一が引き継いだ。
- ドリー
- 声 - くじら
- ザイミスの母。しっかり者で明るい女性。夫・トマスが影から家庭を支えるのに対し、彼女は表で家族を支えている。いわば「肝っ玉母ちゃん」。
- 大地震で大事なものを一気になくした次の日、娘のエルピーダを出産した。のちに生き残った子どもたちを連れて、隣村に住む姉妹の家に移り住むことに。
- コリーナ
- 声 - 今野宏美
- 村長の娘。高慢な性格で貧しい家の子供であるポルフィとミーナを嫌う。しかし、ザイミスには興味がある模様。
- おばがパリに住んでいる。いつも抱いている人形はおばが贈ってくれたもの。
- 村長
- 声 - 木村雅史
- シミトラ村の村長。車を2台持っており、そのうえ娘のコリーナにピアノを習わせることが出来るほど裕福。少々人使いの荒いところがある。
- エヴァ
- 声 - 西宏子
- 村長の妻。コリーナの母。娘とは違って、ポルフィたちに親切に接する。
[編集] 旅芸人一座
- イザベラ
- 声 - 鶴ひろみ
- 踊り子(フラメンコ・ダンサー)。ほかに歌手や占い師もやっている。ミーナが加わるまでは一座の紅一点だった。
- 港町パトラで見かけたミーナを誰よりも気にかけていたが、それは彼女が病死した娘・リリーにそっくりだったためである。ミーナが一人ぼっちであることを知ると、彼女を誘って旅芸人の仲間に加えた。
- カルロス
- 声 - 青山穣
- イザベラの夫。妻と父を連れて世界各国を旅している。
- イカサマのカードゲームで客から金をまきあげるのが仕事。
- ジャンゴ
- 声 - 丸山詠二
- イザベラの父。高齢だが、娘夫婦と一緒に世界中を旅してまわっている。
- イカサマ勝負師で、カルロスと組んで金を稼いでいる。
[編集] アメリカ軍
- バーンズ
- 声 - 大友龍三郎
- アメリカ軍の兵士。階級は大尉。登場するときはジープに乗っている。
- ポルフィと出会ってからは、彼のことを「坊主」と呼んで手助けしている。クリストフォールにアメリカ軍指定修理工場の話を持ちかけ、家の瓦礫の下敷きになったミーナを助けたのも彼だが、両親を亡くしたポルフィとミーナのためを思って起こした行動が仇となってしまう。
- 母国に妻とふたりの子供がいる。
- ジョン
- 声 - 日比愛子
- アメリカ軍の基地に住んでいる少年。父の仕事の関係でアメリカからギリシャにやってきた。
- 年の近いポルフィやミーナと、国や民族の違いを超えて仲良くなる。
- トム
- 声 - 壱智村小真
- ジョンの弟で、アメリカ軍の基地に住んでいる。家族でギリシャのアメリカ軍基地で暮らしている。
- 兄と同じくポルフィやミーナと仲良くなる。
- マーサ
- 声 - 中友子
- ジョンとトムの母。夫・スミスの仕事の関係で、家族でギリシャに滞在している。
- 息子たちと仲良くなったポルフィとミーナに幼い娘を見せたり、ケーキをご馳走したりするなど、穏やかで優しい一面を持つ女性。
- スミス
- 声 - 中村浩太郎
- アメリカ軍の兵士。妻のマーサとふたりの息子、赤ん坊の娘と一緒にアメリカ軍基地に駐留している。
- 息子たちと一緒にパタゴス家を訪れ、ポルフィとミーナの写真を撮ったこともある。
[編集] イタリア
- アレッシア
- 声 - 伊瀬茉莉也
- イタリアから来た少女。オープニングに登場する。そのいでたちから、最初はポルフィに男の子と間違えられてしまう。コリーナにも言い返すほど気が強い。
- 一人っ子で、2年前から父と一緒にトラックで旅をしている。
- ジャンニ
- 声 - 上別府仁資
- アレッシアの父。アメリカ軍の軍人の引越し荷物を運んでいた最中、トラックが故障してしまったところをポルフィに助けられる。
- 2年前に妻を亡くしてからは、男手ひとつでアレッシアを育てている。
- レオン
- 声 - 桜塚やっくん
- ブリンディジの町の自動車修理工。フリッター売場でポルフィと出会う。両替のお金をだまし取られそうになったポルフィを助け、自分が勤める自動車修理工場に連れて行く。
- 生まれ故郷はモンテ・カッシーノ。第二次世界大戦の戦闘で家族をすべて亡くし、各地を放浪した後でマリオ親方の所で働くようになった。
- マリオ
- 声 - 川津泰彦
- レオンが勤める自動車修理工場の親方。ポルフィの境遇に同情し、当面の生活のため自分の修理工場で働くことを勧める。
- デイシー
- 声 - 松尾佳子
- ポルフィの汽車を乗る。出会ったの女の子。
- マクシミリアン
- 声 - 谷山紀章
- イラーリアの幼なじみ。
- イラーリア
- 声 - 山田栄子(少女時代久村夏里奈)
- マクシミリアンの幼なじみ、恋人も。
- テュリオ
- 声 - 島田敏
- イラーリアのお父さん。
- グレタ
- 声 - 真山亜子
- イラーリアのお母さん。
- レベッカ
- 声 - 高山みなみ(少女時代日高里菜)
- 昔、イラーリアの親友。
[編集] 教会
- ダモン
- 声 - 矢田耕司
- ポルフィがおつかいの最中に出逢った黒服の老人。ポルフィにイコンと意味深い教訓を残している。
- アテネに住んでいた家族や友人を戦争で亡くし、独りぼっちになった。それ以来、昔の知り合いが住んでいたところを10年も旅してまわっている。
- シスター・エレナ
- 声 - 国府田マリ子
- 教会に急遽設置された救護所で、地震の被災者の世話に当たっている若い修道女。心優しい女性で、親身になってポルフィやミーナたち孤児の面倒を見ている。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] スタッフ
- 原作:ポール・ジャック・ボンゾン『シミトラの孤児』
- 製作:本橋浩一
- 企画:佐野浩平、石川和子
- 企画協力:菅野知津子(バンダイビジュアル)、山口健一(NECビッグローブ)
- 制作管理:早船健一郎
- シリーズ構成:国井桂
- キャラクターデザイン・総作画監督:赤堀重雄
- 美術監督:坂本信人(ビックスタジオ)
- 色彩設計:大平敬志
- 撮影監督:森下誠一、武原健二(スタジオトゥインクル)
- 編集:名取信一、渡邊智子
- 音楽:MOKA☆
- ナレーション:小西香葉
- 音楽プロデュース:前山寛邦・植村俊一(コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 効果:松田昭彦(フィズサウンド)
- タイトルバックイラスト:譚小勇
- プロデューサー:高橋功、田中敦
- 監督・音響監督:望月智充
- 制作:日本アニメーション
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「ポルフィの長い旅」
- 歌 - IKUKO
- 作詞 - 岩里祐穂、作・編曲 - 多田彰文
- エンディングテーマ「君へと続く道」
- 歌 - ダ・カーポ(コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 作詞 - 榊原広子、作曲 - 榊原政敏、編曲 - 京田誠一
[編集] 放送リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 父さんからの手紙 | 国井桂 | 望月智充 | 赤堀重雄 | |
2 | 友達がやってきた | 小林治 | 城所聖明 | 菱沼祐樹、加藤真人 | |
3 | 父さんを迎えに | 金澤勝眞 | 清水一伸 | 服部憲知、松岡秀明、栗原学 | |
4 | ミーナの誕生日 | 牧野行洋 | 中川聡子 | 飯野利明 | |
5 | ぼくたちのステーション | 谷口純一郎 | 立場良 | 高鉾誠 | |
6 | イタリアから来た少女 | 国井桂 | 望月智充 | 岡崎幸男 | 水川弘理 |
7 | ポルフィの欲しいもの | 細谷秋夫、望月智充 | 細谷秋夫 | 武内啓 | |
8 | 真夜中の作戦 | 上原秀明、望月智充 | 上原秀明 | 菱沼祐樹、深町明良 | |
9 | 新しい世界 | 寺東克己 | 奥野浩行 | ||
10 | 夏の一日 | 谷口純一郎 | 小林治 | 川西泰二 | KWON UNI |
11 | ポンプとアイスクリーム | 国井桂 | 山本寛、望月智充 | 鎌仲史陽 | 羽生貴之 |
12 | 運命の日 | 室谷靖 | 細川秀樹 | Kim Dae Hoon、Kim Gi Du | |
13 | 失ったもの残ったもの | 山本靖貴 | 加藤真人 | ||
14 | ぼくはミーナを守る | 寺東克巳 | 花井宏和 | 谷津美弥子 | |
15 | 想い出を抱きしめて | 藤森久 | 立場良 | 高鉾誠 | |
16 | 海の向こうへ | 小林治 | 高山蒔 | 深町明良、菱沼祐樹 | |
17 | 真っ白な旅立ち | 望月智充 | 木村隆一 | 中村圭三 | 武内啓 |
18 | さよならギリシャ | 国井桂 | 高柳哲司 | 川西泰二 | KWOUN YUN HEE |
19 | イタリアの港で | 司馬元 | 藤森久 | 鎌仲史陽 | 飯飼一幸 |
20 | 洞窟の街 | 谷口純一郎 | 望月智充 | 川西泰二 | Kim Dae Hoon、Woo Seung Wook |
21 | ドーラとの別れ | 山本靖貴 | 加藤真人 | ||
22 | 線路はつづくよ | 国井桂 | 小林治 | 山崎茂 | 富沢和雄 |
23 | ひび割れた人形 | 藤森久 | 立場良 | 高鉾誠 | |
24 | 笑顔の帰る場所 |
[編集] 放送時間
- BSフジ
- 毎週日曜 19:30~20:00
- 毎週土曜 10:00~10:30(再放送)
- BIGLOBEストリーム(ネット配信)
- 毎週月曜 15時更新予定
- アニマックス
- 毎週土曜 19:00~19:30
- 毎週土曜 8:00~8:30(前週分再放送)
[編集] 復活・初要素
名作劇場全体を通して見た場合、作品を構成する様々な要素の復活・初(“~作品・年ぶり”、“初めて”など)については以下の通り。
- ギリシャを始めて舞台とするのは前述の通り名作劇場初。「ギリシャ」という地名が出てきたのは『ペリーヌ物語』以来30年ぶりで、この作品では「インドから船に乗ってギリシャへ渡った」というセリフが存在する。もう少し地域を拡大して欧州で展開される作品としては、ロミオの青い空(イタリア)、名犬ラッシー(イギリス)、家なき子レミ(フランス)、レ・ミゼラブル少女コゼット(フランス)、そして今作(ギリシャ)と5作品連続。
- 少年少女を主人公に据えた原作をアニメ化したものとしては4作品ぶりで11年ぶり。『レ・ミゼラブル 少女コゼット』はコゼットが主人公だが、原作での主人公は彼女の“父”ジャン・ヴァルジャンである。さらに、男の子が主人公のアニメとしては『名犬ラッシー』以来12年ぶり。
- 物語の設定年代は『七つの海のティコ』、『大草原の小さな天使 ブッシュベイビー』に次いで3番目に新しい。
- 行方知れずの血縁者に会いに旅にでるという設定のストーリーは、中断前に地上波で放映された『家なき子レミ』以来12年ぶり。レミは元々家族捜しに旅に出たという設定ではないが、最終的に本当の自分の家族と再会できた。最初からの目的として血縁者に会う旅ということになると『ペリーヌ物語』以来30年ぶりになる。このいずれもが親またはその親との出会いであり、今回のような主人公の妹との再会という設定がなされたのは名作劇場初である。
- デュオグループが世界名作劇場のテーマソングを唄うのは世界名作劇場始まって以来初めて。複数の人が歌う曲としては『若草物語ナンとジョー先生』のエンディングテーマソング『青空のDing-Dong(歌:伊藤薫、森の木児童合唱団)』以来15年ぶり。名作劇場以前に放送していたズイヨーのアニメを含めると『アルプスの少女ハイジ』のオープニングテーマソングやエンディングテーマでネリー・シュワルツが唄って以来34年ぶり。ただし、この際には伊集加代子や大杉久美子と共に歌っており、今回のように単体のデュオグループが歌っていた訳ではない。
- オープニングテーマのタイトルが名劇のタイトルと同一なのは、『ペリーヌ物語』のオープニングテーマ『ペリーヌものがたり』以来30年ぶり。今回のように漢字まで完全に一致するのは名劇初。オープニングテーマのタイトルに主人公の名前が入っているのは、ピーターパンの冒険の『もう一度ピーターパン』以来20年ぶり。通算ではペリーヌ物語『ペリーヌものがたり』、ふしぎな島のフローネ『裸足のフローネ』、わたしのアンネット『アンネットの青い空』、小公子セディ『ぼくらのセディ』、ピーターパンの冒険『もう一度ピーターパン』についで6作品目。
- 主人公が家族を失う展開はシリーズを通して多いが、その死因が地震によるものは初めて。
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
BSフジ 日曜19:30枠(世界名作劇場) | ||
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ポルフィの長い旅
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カルピスファミリー劇場 | ペリーヌ物語 |
世界名作劇場 | 赤毛のアン - トム・ソーヤーの冒険 - 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ - 南の虹のルーシー - アルプス物語 わたしのアンネット - 牧場の少女カトリ |
ハウス食品世界名作劇場 | 小公女セーラ - 愛少女ポリアンナ物語 - 愛の若草物語 - 小公子セディ - ピーターパンの冒険 - 私のあしながおじさん - トラップ一家物語 - 大草原の小さな天使 ブッシュベイビー - 若草物語 ナンとジョー先生 |
世界名作劇場 | 七つの海のティコ - ロミオの青い空- 名犬ラッシー - 家なき子レミ |
ハウス食品世界名作劇場(BSフジ) | レ・ミゼラブル 少女コゼット - ポルフィの長い旅 |