ホンダ・Via
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ホンダ・Via(ビア)とは、ホンダがかって生産していたスクータータイプの原動機付自転車(オートバイ)の名称である。
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[編集] 概要
ホンダ・Viaは1997年7月に発売された。1987年のNS125Rや1989年のNSR125Fと同様にホンダ・イタリア・インダストリアーレ社(HONDA ITALIA INDUSTRIALE S.P.A.)製造で日本に輸入して国内の形式認定を受けた上で販売された。ヨーロッパではSKYという名称で発売されていた(次項参照)。
日本ではエクスプレス以来の前後16インチホィールでヨーロッパではハイホィールスクーターと呼ばれるジャンルの車種である。スタイリングは丸目で独立のヘッドライト、バーハンドル、丸形小型ウィンカーや丸形テールランプ、フォークブーツなどレトロ風なパーツを持つが、全体のフォルムとしてはレトロ一辺倒ではない。ヨーロッパでは'Neo Retro'と称していた。フロントサスペンションはグリスダンパーのテレスコピック、リアはユニットスイングでフロントディスクブレーキ、リアはドラムブレーキである。前後キャストホイールであるが、タイヤはチューブレスではなくチューブ入りである。 グリメカ製ブレーキキャリパーやデロルト製のキャブレター(PHVA12FS)、ドゥカティ製のレギュレイトレクチファイヤー及びイグナイター、ピレリまたはミシュランの前後タイヤなどヘッドライトバルブにいたるまでヨーロッパ製のパーツを用いている。エンジンは強制空冷2ストローク縦型シリンダー・クランクケースリードバルブのAF43Eで、マフラー入り口にはリストラクターと呼ばれるカラーが溶接されてパワーが絞られている。駆動系のパーツは一部国産ホンダ車と互換性が有る。車体色はコスタブルー1色のみでシートとホイールはサンダーオレンジとなる。
Via発売時の日本でのホンダ50ccスクーターの主流はライブDioだったが、Viaのパワーはそれよりだいぶ劣るのとシート下はガソリンタンクとオイルタンクでメットインが無く積載性が劣る。価格が比較的高額といった事から日本では人気が無く早々に絶版となった。
SGX50v フレーム号機AF43-0000001~
[編集] ヨーロッパのHONDA SKY
スタンダードは1997年2月に発売され、イタリア以外にベルギー、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、スイス、オランダでも販売された。バリエーションモデルとして、ライトリムやウィンカーリム、テールランプガーニッシュ等をメッキとしたSky Classic(Deluxe)が1998年から発売された。また、フロントフェンダー、レッグシールド等のカウル類をスケルトンとしたSky Vetro(Fun)が1998年から発売された。Viaはスタンダードバージョンに相当し、カラーも1色のみだったが、SkyはViaと同色も含み何色ものバリエーションが有った。EURO-1排ガス規制に適合し、2003年まで販売された。
[編集] 車名について
via(ヴィア)はラテン語で「道」「…経由」を意味する。英語など欧州圏の言語でも「…経由」といった意味である。Wiktionary via
ヨーロッパ名のSKYは「空(そら)」の意味である。日本では1982年にホンダからスカイというスクーターが発売されていたが、1985年には絶版となった。このネーミングを使い回したとも言える。ホンダ スカイ
[編集] 外部リンク
- Via発売時のプレスリリース
- Honda Sky Vetro ホンダコレクションホール
- Honda Sky (wikipediaイタリア)
- SGX50 Sky 1998 Honda UK Press pdfファイル84k
- SGX50 Sky(std) 1999 Honda UK Press pdfファイル67k
- SGX50 Sky Deluxe(Classic) 1999 Honda UK Press pdfファイル284k
- SGX50 Sky Fun(Vetro) 1999 Honda UK Press pdfファイル309k
- SGX50 Sky 2000 Honda UK Press pdfファイル204k
- Honda Sky 2001 Honda UK Press pdfファイル66k
- Honda Sky 2002 Honda UK Press pdfファイル11k
- Honda Sky 2003 Honda UK Press pdf7ファイルk
- Honda Sky50 BikePics