ベルンハルト・ヴィッキ
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ベルンハルト・ヴィッキ(Bernhard Wicki,1919年10月28日 - 2000年1月5日)はオーストリアのニーダーエスターライヒ州ザンクト・ペルテン出身の俳優・映画監督。
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[編集] 来歴
1950年代から多くの映画に出演したが、監督も手がけ、特に第二次世界大戦中に、町を守るために召集された少年兵たちを描いた映画『橋』は高い評価を得た。
1959年(昭和34年)11月25日から6日間にわたって東京で開催されたドイツ映画祭のため、俳優のトニー・ザイラー、女優のリゼロッテ・プルファーらと共に来日。開会式の司会は俳優の三船敏郎が務め、期間中には上記の映画『橋』が上映された(のち、一般公開)。
[編集] 主な映画作品
[編集] 出演
- 白夜の果てに Der Postmeister (1939)
- 最後の橋 Die Letzte Brücke (1954) - キネマ旬報ベストテン第5位
- 戦場の叫び Kinder, Mütter und ein General (1955)
- チューリヒで婚約を Die Zürcher Verlobung (1957)[1]
- 女猫 La Chatte (1958)
- 夜 La Notte (1961) - ミケランジェロ・アントニオーニ監督。キネマ旬報ベストテン第8位
- 結婚詐欺師は殺さない Ace Up My Sleeve (1976)
- 愛の絆 Die Gläserne Zelle (1977)
- ドイツの恋 Eine iebe in Deutschland (1983)
- パリ、テキサス Paris, Texas (1984) - キネマ旬報ベストテン第6位
[編集] 監督
- 橋 Die Brücke (1959)
- 史上最大の作戦 The Longest Day (1962) ドイツ編
- 訪れ The Visit (1964) - イングリッド・バーグマン主演。日本公開は翌1965年。
[編集] 脚注
- ^ 日本未公開であったが、2007年3月、東京のアテネ・フランセ文化センターで「ヘルムート・コイトナー(Helmut Käutner)監督特集」が開催され、その中で日本語字幕付きでDVD上映された。
アテネ・フランセ 2007年1月・2月・3月上映スケジュール, ゲーテ・インスティトゥート公式HPでの紹介