ブラザーズ・クエイ
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ブラザーズ・クエイ(Brothes Quay, Quay Brothers, クエイ兄弟)は、スティーブン・クエイとティモシー・クエイ(Stephen and Timothy Quay, 1947年6月17日-)の一卵性双生児の兄弟で、アメリカ・ペンシルバニア州・ノリスタウン生まれの、映像作家。
主に、ストップモーション・アニメーションの分野で、独特で完成度の高い映像作品を生みだし、カルト的な人気と影響力を持つ。
[編集] 来歴
1965年、フィラデルフィア芸術大学(Philadelphia College of Art, 現在の校名は University of the Arts）に入学。1969年からは、ロンドンの王立芸術院で学び、1972年卒院。オランダで一時過ごした後、1978年王立芸術院時代の同窓である、キース・グリフィスとともにロンドンに再び渡る。
1979年、短編作品『人工の夜景』を発表。
1980年、キース・グリフィスと、アトリエ・コーニンクを設立。
1984年、ブラザーズ・クエイは、敬愛し影響を受けてきたチェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルの、ドキュメンタリー番組『ヤン・シュバンクマイヤーの部屋』（英国のテレビ局 Channel 4 が制作）の間を繋ぐ、シュヴァンクマイエルへのオマージュに溢れるアニメーション映像を制作。後に、この映像は、短編作品として独立した。
1986年、『ストリート・オブ・クロコダイル』を発表。ゲシュタポによって路上で射殺され生涯を終えた、ポーランドの作家・芸術家ブルーノ・シュルツの連作短編集『肉桂色の店』の一遍『大鰐通り』を大胆な解釈で下敷きとした短編作品で、陰鬱で退廃的で、完成道の高い、幻想的な映像世界が、世界中で衝撃を持って迎えられる。
1995年、初の長編作品で初の実写作品でもある『ベンヤメンタ学院』を発表。
2006年、2作目の実写長編で、テリー・ギリアムがプロデュースの『The Piano Tuner of Earthquakes』を発表。
[編集] 作品
- 人工の夜景 (1979年)
- Nocturna Artificialia
- レオシュ・ヤナーチェク(1983年)
- Leoš Janáček: Intimate Excursions
- ヤン・シュバンクマイヤーの部屋(1984年)
- The Cabinet of Jan Svankmajer"
- ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年)
- This Unnameable Little Broom
- ストリート・オブ・クロコダイル(1986年)
- Street of Crocodiles
- 失われた解剖模型のリハーサル(1987年)
- Rehearsals for Extinct Anatomies
- スティル・ナハト(1988年)
- Stille Nacht I: Dramolet
- 櫛－夢博物館から (1990年)
- The Comb
- アナモルフォーシス(1991年)
- Anamorphosis
- スティル・ナハト(1988年)
- Stille Nacht I: Dramolet
- スティル・ナハト２(1992年)
- Stille Nacht II: Are We Still Married?
- スティル・ナハト３－ウィーンの深い森の中(1993年)
- Stille Nacht III: Tales From Vienna Woods
- スティル・ナハト４(1994年)
- Stille Nacht IV: Can't Go Wrong Without You
- ベンヤメンタ学院 (1995年)
- Institute Benjamenta, or This Dream People Call Human Life
- イン・アブセンティア(2000年)
- In Absentia
- ファントム・ミュージアム(2003年)
- The Phantom Museum
- ピアノ・チューナー・オブ・アースクェイク (2006年)
- The Piano Tuner of Earthquakes
