ブエノスアイレス (映画)
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ブエノスアイレス 春光乍洩 Happy Together |
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監督 | ウォン・カーウァイ |
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製作総指揮 | チャン・イーチェン |
製作 | ウォン・カーウァイ |
脚本 | ウォン・カーウァイ |
出演者 | レスリー・チャン トニー・レオン チャン・チェン 他 |
音楽 | ダニー・チョン |
撮影 | クリストファー・ドイル |
編集 | ウィリアム・チョン |
配給 | プレノンアッシュ |
公開 | 1997年5月30日 1997年9月28日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 香港 |
言語 | 広東語 北京語 スペイン語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
IMDb | |
『ブエノスアイレス』(原題:春光乍洩、英題:Happy Together)は1997年の香港映画。同性愛がテーマである。
第50回カンヌ国際映画祭コンペティション部門招待作品。監督賞を受賞したものの、男優賞は僅差で 『シーズ・ソー・ラヴリー』 のショーン・ペンが受賞している。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
香港からちょうど地球の裏側に当たるアルゼンチンを旅するゲイのカップル、ウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。 「やり直す」ための旅行にも拘らず、イグアスの滝への道中で道に迷い喧嘩別れしてしまう。 ひとりになったファイは旅費の不足を補うためブエノスアイレスのタンゴバーでドアマンとして働くが、そこへ白人男性とともにウィンが客として現れる。
以降ウィンは何度もファイに復縁を迫りそのたびファイは突き放すのだが、嫉妬した愛人に怪我を負わされたウィンがアパートに転がり込んできたことから、やむなく介護を引き受ける。 ウィンとの生活にファイは安らかな幸せを感じるが、怪我の癒えたウィンはファイの留守に出歩くようになり、ファイは独占欲からウィンのパスポートを隠す。
一方、ファイは転職した中華料理店の同僚で台湾人旅行者のチャン(チャン・チェン)と親しくなり、そんなファイのもとからウィンは去っていく。 旅行資金が貯まったチャンは南米最南端の岬へ行き、そこで代わりに悩みを捨ててきてあげるからとファイにテープレコーダーを渡す。 ファイはテープレコーダーを握りしめるが、言葉はなく、涙を流すしかなかった。
チャンの出発後、ファイは稼ぎのいい食肉工場に転職、旅費が貯まりイグアスの滝へと旅立つ。 香港への帰途、ファイは台北のチャンの実家が営む屋台を訪れた。 そこでファイはチャンの写真を一葉盗む。 「もし会いたいなら、どこで会えるかもうわかるから」、ファイは確信するのだった。
[編集] エピソード
- 本作の企画を監督から持ちかけられたトニーは「同性愛者役はできない」と一旦出演を辞退したが、「亡き父の恋人をアルゼンチンに探しに行く息子の物語」に書き改めた新企画を提示され了承、ところが現地に着いてみるとストーリーは大きく変更されていた。
- 撮影当時、レスリーはコンサートツアーの予定があり、遅延に遅延を重ねた撮影の途中でやむを得ず香港へ帰国(このため、しばらくウォン・カーウァイとの関係が悪化したとも伝えられている)。
- 収集のつかなくなったストーリーを完結させるために、兵役直前で休業に入る予定だったチャン・チェンとシャーリー・クワンが招集され撮影は続行されたが、クワンの出演シーンは完成バージョンには1カットも使用されていない。チェンはクランクアップ後に入隊。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 監督・脚本・製作:ウォン・カーウァイ
- 製作総指揮:チャン・イーチェン
- アソシエイトプロデューサー:篠原弘子、T・J・チョン、クリストフ・ツァン
- 製作主任:ジャッキー・パン
- 撮影:クリストファー・ドイル
- 美術・編集:ウィリアム・チョン
- 音楽:ダニー・チョン
- 衣装:菊池武夫
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
ウォン・カーウァイ監督作品 |
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