フシギバナ
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フシギバナ | |
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全般 | |
英語名 | Venusaur |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | フシギソウ |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | たねポケモン |
タイプ | くさ / どく |
高さ | 2.0 m |
重さ | 100.0 kg |
特性 | しんりょく |
フシギバナは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
フシギソウだった頃のつぼみが成長し、大きな花が咲いた。その花から漂う香りは、戦うものの気持ちをなだめる効果がある。葉っぱも大きくなり、そのうち1枚が頭の上に覆い被さっている。フシギダネ、フシギソウの体の表面には緑の不規則な形の模様があったが、フシギバナに進化すると皮膚と同じ色のイボができる。日光に引き寄せられるように日陰から日向へ移動する。
『ダイヤモンド・パール』では、メスは花の中心からめしべのようなものが出たグラフィックになっている。
[編集] ゲームでのフシギバナ
レベル32でフシギソウから進化する。フシギダネ、フシギソウ同様全体的にバランスのよい能力値を持っており、特に「とくこう」、「とくぼう」に優れる。「やどりぎのタネ」や「ねむりごな」といった補助技を多数覚える。『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ダイヤモンド・パール』ではある条件で「ハードプラント」を習得する。「せいちょう」「つるぎのまい」などで強引に決定力を上げて相手を突破する戦法も可能だが、安定した威力と命中率を持つ草タイプの特殊技「エナジーボール」やタイプ一致ではあるもののこれまで物理技扱いとなっていた「ヘドロばくだん」が『ダイヤモンド・パール』で特殊技になった。
『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』に登場するミニゲーム「ミニポケモンでジャンプ」では、2匹でつるを組み合い、縄を回す役として登場する。
大乱闘スマッシュブラザーズでは、ヤマブキシティのシルフカンパニー屋上の倉庫から出現するポケモンの一つとして登場。「はっぱカッター」を放ってプレイヤーを攻撃した。続編の大乱闘スマッシュブラザーズDXではモンスターボールから出るポケモンの一つとして登場。「じしん」でプレイヤーを攻撃した(ただしポケットモンスター本編では、フシギバナは自力で「じしん」を覚えることは無い)。
雌のフシギバナには花の部分に雌蘂の様なものがある。
[編集] アニメでのフシギバナ
無印シリーズではフシギダネたちのいる里の長老として登場。
オレンジ諸島ではオレンジリーグのチャンピオンユウジのポケモンとして登場。サトシのケンタロスと戦った。
アドバンスジェネレーションでは、サラリーマン・コーディネーターのオガタのパートナーとして、ハルカのワカシャモと激戦を繰り広げた。 また、フロンティアブレーンのウコンの手持ちポケモンとしても登場し、サトシのヘラクロスと戦っている。
ダイヤモンド&パールではハルカのポケモンとして登場。ハルカが元々所持していたフシギダネが進化したと思われるが、他の手持ちポケモンであったイーブイ・ゼニガメがグレイシア・カメールに進化した事に関してはそれぞれハルカやサトシ、タケシがコメントしたのに対し、何故かフシギバナに関しては言及されていない(省略された試合シーンのダイジェストに登場しているのみ)。そのため、AGのフシギダネとは別個体である可能性も残されている。
[編集] ポケモンカードでのフシギバナ
ポケモンカードでは、フシギバナのカードは過去に13回、絵柄が変更されただけのカードをそれぞれ別物として換算すると合計で10種類登場したこととなる。これらの全てのフシギバナは草属性を持ちホログラム入りのレアカードであり、市販品の拡張パックでは入手できないプロモーションカードとしての登場も多い。
初出は第一弾の時であり、特殊能力のエナジートランスと、草エネルギー4つで60のダメージを与えることが出来るソーラービームのワザを持っていた。エナジートランスは自分の場にある草エネルギーを好きなだけ移動させることができるという特殊能力で、ねむり、マヒ、こんらんの特殊状態時以外は自由に発動できるため草デッキに有利であった。これと同じカードはイントロパックの中に1枚同封されたほか、絵柄が有田満弘のものから杉森建のものに改められたカードが1998年2月から同年7月まで行われた「とりかえっこプリーズ!キャンペーン」で入手できた。このキャンペーンではキャンペーン応募シールと任意のカードを2枚送付することで交換で入手できたものであるが、全く同じカードが1999年1月1日に発売したオムニバスCDアルバム、みんなで選んだポケモンソング&ポケモンカード ポケモン♪ベストコレクションの付録として収録された。
第一弾のものとキャンペーンで入手できたものは絵柄を除いて全く同じものであったが、キャンペーンで入手できた杉森建の公式イラストのカードの絵柄をそのままに、特殊能力とカードのレベルだけを変更したカードが1999年1月に発売された書籍、「ポケモンカードGBガイドブック」の付録として登場した。これはレベルが67から64に変更されたほか、特殊能力がエナジートランスからソーラーパワーに改められていた。この特殊能力はお互いの対戦ポケモンのどく、ねむり、マヒ、こんらんの特殊状態を回復させるものであったため、主にベンチにいるときに発動され、特殊状態を利用した攻撃を得意とする相手には不利にさせるものであった。
以上に登場したこれらのカードは、全て逃げるためのエネルギーが2、弱点が炎、HPが100であった。
初期のポケモンカードシリーズのデザインで登場したフシギバナはもう一つあり、「ポケモンジムジム 拡張第2弾闇からの挑戦」の拡張パックで登場した「エリカのフシギバナ」である。これはエリカのポケモンとして登場したが、スターターパックとしてのエリカデッキには含まれていない、拡張パック限定のカードであった。イラストは杉森建が新たに描いたものであほか、ワザなどが従来のフシギバナとは全く異なるオリジナルであった。ワザは1つの草エネルギーで発動する「せいちょう」と、4つの草エネルギーで発動する「かくさんソーラービーム」の二つを持っており、せいちょうはコイントスで表面で自分の手札から草エネルギーを2枚付けることができるもので、かくさんソーラービームは対戦相手のポケモンと、相手の控えポケモン2体にそれぞれ20ダメージを与えるものであった。HPは90で、逃げるために2個のエネルギーが必要で、炎を弱点として持っていた。エリカのフシギソウからの進化で使用できる。
ポケモンカードNEOシリーズが登場し、表面のデザインが変更されてからは市販の拡張パックとしては登場していないが、プロモーションカードとして1種類登場した。2001年3月に発行されたポケモンカードの公式雑誌、ポケモンカードトレーナーズのvol.10でわるいフシギソウと共におまけとして付録したわるいフシギバナである。吉田振一の3DCGのイラストを用いており、70のHPを持っていた。70というHPはフシギバナの中でも最も少なく、ワザも「いやなかふん」だけであり、フシギバナのカードの中では全体的に控えめである。いやかなふんは草エネルギー3つで発動でき、相手に30のダメージを与えた後、2枚のコイントスで2枚とも表なら相手をどくとこんらんに、1枚表ならどくとねむりに、両方裏なら相手をどくとマヒにするものであった。このカードはわるいフシギソウから進化することで用いることができ、他のフシギバナと同様、逃げるためのエネルギーが2個、炎の弱点を持っていた。
裏面のデザインが改められてからは、ポケモンセンターオンライン限定で販売されたポケモンカードWebシリーズに前述のわるいフシギバナと同様のものが同封されたほか、ポケモンカードeとして2枚登場している。
1枚目はポケモンカードeのスターターとして登場したもので、やどりぎのたねとみだれうちの二つのワザを持つものであった。やどりぎのたねは相手に20のダメージを与えた後、自らが10回復できるもので、草エネルギー1つで発動できた。みだれうちは1つの草エネルギーと2つの無色エネルギーで発動でき、3回のコイントスで表の回数に30を掛けた分のダメージを相手に与えることが出来た。このカードと同様のカードは2002年に行われたトリプルゲットキャンペーンにおいても入手することが出来た。
もう1枚のカードはポケモンカードeの拡張パックに含まれていたカードであり、自分の番ごとに1回使え自分の手札のエネルギーが一度に2枚付けることができる特殊能力「だいちのめぐみ」と、草エネルギー2つと無色エネルギー2つで40のダメージを与えた後に1回のコイントスで表ならマヒ状態にするワザ「のしかかり」を持っていた。
ポケモンカードゲームシリーズでは、ランダム構築スターターにフシギバナexが登場。エナジートランスの能力が復活した。 コロコロコミックについてきた券を切り取り、ジムオフィシャルに提出すると貰えたカード。ゲームでも覚えるハードプラントが使え、エリカのフシギバナが使えた拡散ソーラービームが使える。 拡張パック「きせきの結晶」に収録していて、御三家の中で唯一δ種でない。
[編集] 映画でのフシギバナ
『ミュウツーの逆襲』では、ソラオのフシギバナ「バーナード」がコピーフシギバナと戦うが、「はっぱカッター」を「つるのムチ」でかわされ、10秒以内で負けてしまう。
[編集] その他におけるフシギバナ
『ポケットモンスターSPECIAL』では主人公レッドのポケモンである。ニックネームは「フッシー」。
シルフカンパニーでのロケット団幹部・ナツメとの交戦中に進化した。共闘していたグリーンのリザードン、ブルーのカメックスはその時点で既に進化しており、フシギバナはもっとも遅い進化となった。
ポケモンリーグ大会の決勝戦におけるグリーンとのバトルでは「つるのムチ」を避雷針代わりにリザードンを縛りつけピカチュウとニョロボンが生み出した雨雲からの雷を直撃させるという大胆な戦法でグリーンに勝利し、リーグ優勝に導いた。