フェラーリ・F2004

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フェラーリF2004は、スクーデリア・フェラーリが2004年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラカー。2004年の開幕戦から、2005年第2戦まで（2005年はF2004M）実戦投入された。フェラーリとしてのコードナンバーは655。その後2005年から2006年のオフにかけて248F1に搭載するエンジンTipo056のテストにも利用された。

目次 1 開発の方針 2 スペック 3 記録 4 F2004M 4.1 スペック

[編集] 開発の方針

2003年シーズンにおいて、最終戦までタイトル争いがもつれ込むつらい展開となったフェラーリは、2004年には信頼性がアキレス腱になるだろうと予想し、前年型のF2003-GAを発展開発する方針をとった。ギヤボックスは昨年からのチタン製ハウジングにカーボンを覆う構造にして10kgの軽量化を果たした。1グランプリ1エンジン規則が導入されたこともあり、F2004は開幕戦から投入された。

[編集] スペック

• 全長 4,545 mm
• 全幅 1,796 mm
• 全高 959 mm
• ホイルベース 3,050 mm
• 前トレッド 1,450 mm
• 後トレッド 1,405 mm
• クラッチ　ザックス・AP
• ブレーキキャリパー　ブレンボ
• ブレーキディスク・パッド　ブレンボ・カーボンインダストリー
• ホイール BBS
• タイヤ ブリヂストン
• エンジン Tipo053
• 気筒数・角度　V型10気筒・90度
• 排気量　2,997cc
• 最高回転数　18,600回転以上
• 最大馬力　880馬力以上
• 重量　95kg以下
• スパークプラグ NGK
• 燃料・潤滑油 シェル

[編集] 記録

• 年間15勝　10PP（2004年）
• コンストラクターズチャンピオン獲得。
• ドライバーズタイトル獲得（ミハエル・シューマッハ）13勝　8PP
• ドライバーズランキング2位（ルーベンス・バリチェロ）2勝　2PP

[編集] F2004M

2005年シーズンは大幅にエアロダイナミクスなどの規則が変更されたが、フェラーリは新車F2005の空力を最適化した状態で登場させたかったものの、開幕までに開発が完了しないことが予想された。そこでチームは暫定マシンとしてF2004の改良版「F2004M」を製作しシーズン序盤に投入したが、やはり2004年レギュレーションに適応したマシンを2005年用に改良するのは難しく、速さを見せ付けられなかった。そのためF2004Mは開幕2戦のみの投入にとどまり、第3戦からF2005に交代した。

[編集] スペック

• 全長 4,545 mm
• 全幅 1,796 mm
• 全高 959 mm
• ホイルベース 3,050 mm
• 前トレッド 1,796 mm
• 後トレッド 1,405 mm
• クラッチ　ザックス・AP
• ブレーキキャリパー　ブレンボ
• ブレーキディスク・パッド　ブレンボ・カーボンインダストリー
• ホイール BBS
• タイヤ ブリヂストン
• エンジン Tipo053
• 気筒数・角度　V型10気筒・90度
• 排気量　2,997cc
• スパークプラグ NGK
• 燃料・潤滑油 シェル