ビック (フランス企業)
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BIC (Société Bic)社 は、全世界160カ国以上で1800億円以上売り上げを誇るフランスの世界有数の筆記具メーカーである。
1945年、マルセル・ビックがパリ郊外の工場を買い取り創業。当初はシャープペンシルや万年筆の部品を製造のメーカーであった。
1950年、「BIC」のブランド名でボールペンを販売開始。世界中で圧倒的な人気を集めることとなった。また、ライターやシェーバー、スポーツ用品のメーカーでもある。現在では、アメリカの高級筆記具メーカー「SHEAFFER」を買収し傘下としている。
黄色(オレンジ色)軸のボールペンは、同社製品でも広く知られている。また、ボールペンのペン先のボールを模したキャラクターは「BICBOY」と呼び、ボールペン以外の製品にも印刷・刻印されている。
日本では、1980年から長らく廣済堂の関連会社である廣済堂商事が代理店として販売を担ってきたが、2004年にビック本社が100%出資のビック廣済堂に販売権が移り、現在は同社が日本の総販売元となっている。