バトルギア2
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- バトルギア2は2000年にタイトーより発売されたアーケードレースゲームである。バトルギアシリーズ第2作目。
- 2002年にはコースと車を追加したバトルギア2Vが発売された。
- 今作の特徴は前作よりゴースト対戦の機能を強化している。
- 2001年プレイステーション2にも移植された。
- PS2版では隠しコースが追加され、モデムを利用してゴーストデータのアップ&ダウンロードサービスが行われた(現在は終了)。
- 使用基板は前作同様PowerPC採用基板Type-Zero+HDD
目次 |
[編集] 概要
[編集] ツインタイプ筐体
- バトルギア1から共通のデザインの筐体、ただし2からモーターでのフォースバックが得られる仕様の筐体も追加された。
- モーター付きの筐体には「ASSF]と書かれたステッカーが貼り付けてある。
[編集] シングルタイプ筐体
- スペースの限られる店舗向けに開発された1人用筐体
[編集] サイドバイサイド筐体改造版
- 前作バトルギアが発売された際に、前シリーズ「サイドバイサイド」の筐体から、配線と基板一式を交換改造で流用できるようにするキットが発売された。
- その「サイドバイサイド筐体改造バトルギア」から、HDD交換でバトルギア2に変更出来るようにキットが発売された。
[編集] バトルギア2V筐体(スタントタイフーン改造)
- 2001年にタイトーから発売されたスタントタイフーンの筐体を流用したもの。
- 基本的には輸出用だった為ゲーム内はすべて英語表記になっているが、若干数国内でも販売された。
- 筐体に追加されたサイドブレーキと、振動機構はちゃんと使用できる。
- PS2版で追加された超中級コースが追加されている。
[編集] クラス別車種一覧
[編集] Aクラス
280馬力の車はほとんどこのクラスに入っている。(ただし、三菱・ランサーエボリューションIIIは270馬力)。
- NSX Type-Szero(NA2)
- RX-7 TypeRS(FD3S)
- ランサーエボリューションVI Tommi Makinen Edition(CP9A)
- ランサーエボリューション VI(CP9A)
- ランサーエボリューション V(CP9A)
- ランサーエボリューション IV(CN9A)
- ランサーエボリューション III(CE9A)
- スカイラインGTR V-spec(BNR34)
- インプレッサ22B STi(GC8)
- インプレッサWRX typeRA STi VI Ltd(GC8)
- インプレッサWRX typeR STi VI Ltd(GC8)
- スープラRZ(JZA80)
[編集] 隠し車種
- EK9シビックRメカチューン
- DC2インテRターボチューン
- FC3Sスペシャル
- FD3Sスペシャル
- エボ3スペシャル
- エボ4スペシャル
- R32GTRスペシャル
- GC8スペシャル
- AE86トレノメカチューン
- AE86ターボチューン
- MR2スペシャル
当然車によって性格が異なりランサー、インプレッサはテクニカルコース向き、NSX、RX-7、スープラは高速コース向きである。 また隠しコマンドで出現する頭文字Dをモチーフとした車種も、このクラスで存在する。
[編集] Bクラス
200~255馬力の車が対象。
- インテグラType-R(DC2)
- S2000(AP1)
- サバンナRX-7(FC3S)
- シルビアSPEC-R(S15)
- シルビアK's(S14)
- 180SX TYPE-X(RPS13)
- セリカSS-II(ZZT231)
- アルテッツァ(SXE10)
- セリカGT-Four(ST205)
- MR2GT(SW20)
[編集] Cクラス
130~175馬力の車が対象。バトルギア2初心者にもっとも最適なクラスと言われている。
- シビックType-R(EK9)
- ロードスターA-Spec(NB8C)
- ロードスター(NB6C)
- MR-S(ZZW30)
- カローラレビンBZ-R(AE111)
- カローラレビンGTV(AE86)
- スプリンタートレノGT-APEX(AE86)
[編集] 隠し車種
- AE85トレノ
- AE85レビン
[編集] 選択可能なモード
[編集] ノーマルレース
コンピューターカーと対戦できるモード。難易度は1~5まである。5にする場合はコース選択画面でビューボタンを長押し、「ピュシュルル」というブローバルブ音が鳴ったら成功である。難易度5で一本道コースを1位になると、クリアした後にエンディングが流れる。
[編集] タイムアタック
筐体内に保存されたゴーストとタイムを競い合うモード。HDD内にコースごとに保存してあり、更新日時、のべ対戦者数、ネーム、ラップタイムが保存されている。ゴーストに勝てば、そのときのデータが記録される。
[編集] 通信対戦
最大4人まで対戦可能なマルチプレイ専用モード。ノーマルレース時に掛かる後続車のブーストが掛からないため、実力とテクニックが要求される。
[編集] コース
- 超初級
- シリーズ初の完全なオーバル周回コース。
- 初級
- 夜の湖畔の周回コース。コースサイドでは花火も打ち上げられる。道幅も広く高速コーナー主体だが速度が出るので慎重なドライビングが必要とされる。(中禅寺湖がモチーフ)
- 中級
- 紅葉の中を駆け抜ける周回ワインディングコース。中低速コーナー主体でコーナーワークが重要。
- 超中級
- PS2版&「2V」のみの追加の一本道コース。(妙義山がモチーフ)
- 上級
- 春の峠道を下る一本道コース。(赤城山がモチーフ)
- 超上級
- 一本道でゴーアンドストップを繰り返す、後半は未舗装のダートコース。
- 弩級
- 「サイドバイサイド2」から続く、バトルギアにはおなじみの一本道コース。(榛名山がモチーフ)
- 超弩級
- ヒルクライム一本道コース、バトルギアから収録された伝統のコース。(長尾峠がモチーフ)
[編集] 隠しコース(コイン投入後ビューボタンを押したままスタートボタンを押すと出現)
- 旧初級
- ハイスピード周回コース。
- 旧中級
- 中速コーナーを主体とした早朝ワインディング周回コース。
- 旧上級
- 低速ヘアピンやダート区間もあるテクニカル周回コース。
- 旧超上級
- いろいろな路面状況にある冬季路面の周回コース。
[編集] その他
- 時折、デモ中にコースを走行するのはHDD内に記録されたゴーストデータ(工場出荷時は開発者の走行データ)
- ゲーム中に、スタートボタンを押すとハザードランプが点灯する。
- ゲーム中にスタートボタンと、ビューボタンを押すとカウントダウンが始まる、そのまま押し続けると強制ゲームオーバーになる。
これは、タイムアタックでタイム更新を望めなくなったと判断した時にいち早くリスタートさせるためである。
- そのためタイム更新ができない状態でゲームオーバーになった場合、同じコース、同じ車種ですぐにコンテニュー出来るようになって集中的にプレイできるようになっている。
- 上記にあるように、従来のCPUとの順位を競うことよりもタイムアタックでタイムを競うことに重点を置かれており、後のシリーズの礎となっている部分が多々見受けられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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