ネパール会議派
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ネパール会議派(ネパールかいぎは)は、ネパールの政党。略称NCP。総裁はギリジャ・プラサド・コイララ。別名コングレス党、またNC。
ネパールの民主化を主導し、以後度々政権を担ってきた有力政党の一つ。現在、民政復帰後のマオイストも含めた挙国一致暫定内閣において、コイララが首相に就任しているが、2008年4月10日の制憲議会選挙では110議席を獲得したものの第一党の座をマオイスト(210議席)に奪われている。
党内はコイララ総裁の独裁体制が強く、2002年には当時のシェル・バハドゥール・デウバ首相らが反発して離党し、ネパール会議派民主を結成したが、2007年9月21日両党は再び統合している。社会民主主義政党。社会主義インターナショナルの正式メンバーでもある。
公式サイトにて発表されている『Nepali Congress Manifesto : Highlights (2056)』(ネパール会議派マニフェスト;要旨)[1] によると、会議派は1947年に設立され、1957年には社会民主主義を採用。民族主義・民主主義・社会主義を標榜し、平等と社会的正義に基づき公平な分配による経済発展を目指すとしている。