タンペレ
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タンペレ（Tampere）は、フィンランド西スオミ州の都市。スウェーデン語ではタンメルフォシュ（Tammerfors）と称する。語源は古スウェーデン語のdamber（ダム）＋fors（急流）。
人口は約20万人、フィンランド第2の都市で、ピルカンマー県(Pirkanmaa)地方の中心都市。
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[編集] 地勢・産業
ネシ湖とピュハ湖に挟まれた地峡地帯に位置する都市。二つの湖を結ぶタンメルコスキ川の急流を利用して水力発電が行われており、製紙、皮革、繊維産業などが発展していたが、近年は、ノキア(NOKIA)などのIT産業やITを活用した機械工業が主要産業。約140キロ南西にトゥルク、160キロ南東にヘルシンキが位置している。
[編集] 歴史
18世紀後半、スウェーデン王のグスタフ3世のもとで建設された。フィンランドが帝政ロシアの支配下に入ったのちは、紡績業などを中心として工業が発達した。1876年には鉄道も開通している。工業化にともなって労働者の数も年々増加し、フィンランドにおける労働運動の中心地であった。レーニンが最初にスターリンに出会ったのがタンペレであったなど、ソビエト連邦の歴史ともつながりが深い。1917年には亡命中のレーニンがこの地で『国家と革命』を執筆している。1918年に勃発したフィンランド内戦で最大の戦いが、 この都市で起こった。
[編集] 観光
市立図書館の階下に、「ムーミン谷博物館（Muumilaakso）」がある。フィンランド人の作家、画家であるトーベ・ヤンソンの作品であるムーミン・トロールに関連するものが多く展示されている。
[編集] スポーツ
タンペレを本拠地に置くサッカークラブチームは複数存在している。タンペレ・ユナイテッドとTPVが有名である、2008年シーズン、前者はヴェイッカウスリーガ（1部相当）に、後者はウッコネン（2部相当）にそれぞれ所属している。
[編集] タンペレ出身の人物
- ヴァイノ・リンナ：作家
- ハンヌ・サラマ：作家
- キーラ・コルピ：フィギュアスケート選手
[編集] 姉妹都市
ケムニッツ（ドイツ）- エッセン（ドイツ）
リンツ、オーストリア
オロモウツ（チェコ）
ブラショフ、ルーマニア
カウナス、リトアニア
キエフ、ウクライナ
コウパヴォーグル、アイスランド
ウッチ、ポーランド
ミシュコルツ、ハンガリー
ニジニ・ノヴゴロド、ロシア
ノルショーピン、スウェーデン
オーデンセ、デンマーク
シラキューズ、アメリカ合衆国
タルトゥ、エストニア
トロンハイム、ノルウェー
