ズバリ!当てましょう

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『ズバリ!当てましょう』（ズバリあてましょう）は、松下電器産業が提供していたフジテレビ系列のクイズ番組。正式名称は『ナショナルプライスクイズ　ズバリ!当てましょう』。

目次 1 概要 2 番組の終焉 3 補足 4 放送時間 5 出演者 5.1 司会 5.2 ホステス 5.3 アシスタント 6 ネット局 7 備考 8 前後番組の変遷

[編集] 概要

提示されたものの値段をノーヒントでズバリ当てることが課題である。ズバリ当てると「ズバリ賞」として当時で100万円相当のナショナルの電化製品が賞品としてもらえた。当時の給与水準から考えると破格の商品、いわゆる「高嶺の花」であった。なお、正解でなくても、「内輪で一番近い方は!」（このフレーズのきっかけがこの番組。当時の流行語にもなった）とみなされた解答者には問題となった品物がプレゼントされる。そして、最終的にトップ賞になると、ナショナルの電化製品一品がプレゼントされる。

オープニングで「明るいナショナル」（作詞・作曲：三木鶏郎）が歌われ、オープニングの最後に「丈夫で豊かな暮らしを広げる松下電器がお送りする、ナショナルプライスクイズ・ズバリ!当てましょう」と言うアナウンスが入った。引き続いて解答者席横のドアをバックにタイトルロゴと放送回数のテロップが映し出されながら「ズバリ!当てましょうのテーマ」（作詞・山上路夫、作曲・いずみたく、歌・キューティーQ）が流れた。第2部では四角い箱からカラフルな丸い玉がでできて、最後は「?」マークを形作るオープニングアニメが流れた。

第2期に入ると、「タイムボカンシリーズ」と「欽ちゃんのドン!とやってみよう!!」の2大人気番組に挟まれた時間帯であったため3セットとして見る視聴者も多くフジテレビ土曜番組の顔となり、「全日本歌謡選手権」（読売テレビ制作日本テレビ系）などの裏番組を相次いで終了に追い込んだ。

[編集] 番組の終焉

しかし1980年代になるとMBS製作･TBS系、「まんが日本昔ばなし」（1976年～1994年）や「海外ウィークリー」（NHK、1980年～1985年）など他局の裏番組との競合や、「スポンサーの家電製品」を賞品とする内容が強い魅力を持つ時代ではなくなった（電化製品が身近になって来た時代）こと、および1979年のステレオ放送開始で無理なリニューアルを行ったことなどで、次第に視聴率は伸び悩むようになった。1980年以降はリニューアルを繰り返していたが、1982年3月惜しまれつつも番組が終了した。

[編集] 補足

当時電化製品が手に入りにくい時代だったため、「電化製品をもらおう!」ということで、出場希望者が殺到したという。

[編集] 放送時間

• 1961年8月5日～1972年2月12日　毎週土曜夜9:15～9:45→9:00～9:30　全550回
• 1975年10月4日～1982年3月27日　毎週土曜夜7:00～7:30　全315回

[編集] 出演者

[編集] 司会

• 泉大助(1961,8～1972,2、1975,10～1979,12)
• 鈴木ヒロミツ(1980,1～3)
• 辺見マリ(1980,1～9)
• 出門英(1980,4～9)
• 石坂浩二(1980,10～1982,3、ちなみに同番組が一旦終了した後に放送されたクイズ番組「クイズの王様」(1972,2～1974,3)も石坂が司会を担当した)
• 酒井ゆきえ(1980,10～1982,3)

[編集] ホステス

• 松本めぐみ
• あかはゆき

[編集] アシスタント

• 古川姉妹（放送開始当初、1960年代前半）
• 淡島千景（放送開始当初に問題朗読を担当）
• キューティQ
• ザ・リリーズ（1970年代後半、第2期）

[編集] ネット局

• フジテレビ
• 関西テレビ
• 東海テレビ
• 九州朝日放送→テレビ西日本
  （※＝1964年9月1日に九州朝日放送がフジ・NET（現：テレビ朝日）クロスネットからNET単独ネットに、テレビ西日本が日テレ単独ネットからフジ単独ネットに移行したことによる）
• 札幌テレビ（第一部のみ）→北海道文化放送（第二部のみ）
• 青森放送→青森テレビ→青森放送
• 岩手放送（現：IBC岩手放送）
• 東北放送→仙台放送
• 秋田放送→秋田テレビ
• 山形放送→山形テレビ
• 福島テレビ→福島中央テレビ→福島テレビ
• 山梨放送
• 新潟放送（新潟総合テレビが開局しても、スポンサーの強い要請等により、1982年3月の番組終了まで放送された）
• 信越放送→長野放送
• 静岡放送（第一部のみ、毎週火曜21:00～）→テレビ静岡（第一部末期、第二部のみ）
  （※＝スポンサーの意向で第一部のみテレビ静岡が開局後もネットが続けられていた（第一部末期まで）。）
• 北日本放送（富山テレビ開局後もしばらくネット）→富山テレビ
• 北陸放送（石川テレビ開局後もしばらくネット）→石川テレビ
• 福井放送→福井テレビ
• 日本海テレビ→山陰中央テレビ（鳥取・島根相互乗り入れで山陰中央テレビに一本化）
• 山陰放送→テレビしまね（現：山陰中央テレビ）
• 山陽放送→岡山放送
• 西日本放送→岡山放送（※＝岡山・香川相互乗り入れによる一本化）
• ラジオ中国（現：中国放送）→広島テレビ（ここまで第一部のみ）→テレビ新広島（第二部のみ）
• 山口放送
  （※＝テレビ山口開局後も、テレビ山口がフジテレビ系ながら（NET→）テレビ朝日系(ただし1978年9月まで)およびJNN加盟クロスネット局だったために編成の都合がつかなかったことなどがあり、1982年3月の番組終了まで放送された。放送時間は日曜12:15～12:45）
• 四国放送
• 南海放送→愛媛放送（現：テレビ愛媛）
• 高知放送
• 長崎放送→テレビ長崎
• サガテレビ
• 大分放送
• 熊本放送→テレビ熊本
• 宮崎放送→テレビ宮崎
• 南日本放送→鹿児島テレビ
• 沖縄テレビ

[編集] 備考

• フジテレビ系列以外のネット局の多くが、日曜日の12:15～12:45の枠で遅れネットしていた。

[編集] 前後番組の変遷

フジテレビ系 土曜21:15 - 21:45枠
前番組	番組名	次番組
女舞	ズバリ！当てましょう （1961年8月～1962年9月）	21:00-ズバリ！当てましょう 21:30-スター千一夜
フジテレビ系 土曜21:00 - 21:30枠
21:00-スター千一夜 21:15-ズバリ！当てましょう ※21:15 - 21:45	ズバリ！当てましょう （1962年10月～1972年2月）	クイズの王様
フジテレビ系 土曜19:00 - 19:30枠
動物家族	ズバリ！当てましょう （1975年10月～1982年3月）	知ッテレビジョン （土曜19:30枠から移動）