サイモン・フィリップス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| サイモン・フィリップス | |
|---|---|
 サイモン・フィリップス |
|
| 基本情報 | |
| 出生日 | 1957年2月6日（51歳） |
| 出身地 |  イングランド・ロンドン |
| ジャンル | ジャズ/フュージョン、ハードロック/ヘヴィメタル、AOR |
| 職業 | ドラマー(スタジオミュージシャン) |
| 担当楽器 | ドラム |
| 活動期間 | 1973年 - 現在 |
| 共同作業者 | マイケル・シェンカー・グループ、TOTO、ザ・フー、ホワイトスネイク等 |
| 公式サイト | http://www.simon-phillips.com/ |
サイモン・フィリップス(Simon Phillips 1957年2月6日 - )は、イギリス・ロンドン出身のセッションドラマー、スタジオミュージシャン。 数多くのバンドやプロジェクトに参加した。1992年より亡きジェフ・ポーカロの後任としてTOTOに加入。
父親シド・フィリップスはプロのジャズ・クラリネット奏者であった。 プロミュージシャンの父の元、3歳からドラムを始め、6歳の頃には父のバンドでBBCの録音に参加するなど積極的な活動を行っていた。12歳になると学業よりも音楽活動を中心とした生活になっており、この頃からプロとなる。現在ではTOTOのメンバーとしての活動や2バスドラムのセット、多くのロックからハードロック、ヘヴィメタル系のアーティストと共演してきた為にハードロック的な印象が強いが、この経歴の通り元々はジャズプレーヤーであった。
16歳で父が死去するとバンドから独立し、セッションプレーヤとしての活動を開始。この頃からジャズ以外の音楽もオールジャンルに対応し始め、ジェフ・ベックのようなロック・インストゥルメンタルから、ジューダス・プリースト等のヘヴィメタルまで幅広いアーティストをサポート。次第に名声を広め、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ザ・フーとの活動で不動の地位を築く。
1992年には日本人アーティスト、X JAPANのTOSHIのファースト・ソロ・アルバム『made in HEAVEN』にも全面的に参加。同年TOTOの事実上のリーダーでありドラマーのジェフ・ポーカロが死去。解散を視野に入れた追悼ツアーに急遽ジェフの代役として参加するが、メンバーと意気投合しサイモンが正式加入する事でTOTOの活動継続が決定する。またこの頃イギリスのロンドンからアメリカのロサンゼルスへ移住している。
現在もTOTOと並行し、精力的にセッション、ライヴ活動を行っている。
また、レコーディング/ミキシング・エンジニアとしての活動も有名で、楽器プレーヤならではの視点でのレコーディング、ミキシングには定評がある。TOTO含む自身の作品もセルフミキシングが多い。エンジニア活動をするようになったきっかけは、使用機材や状況による自身の録音されたプレイの音質の違いの追及から。これらを調べるうちに自然とノウハウを身に付け、マイク・オールドフィールドのアルバムCrisesから本格的にエンジニアとしての活動を開始する。当初はプレーヤとしての参加であったが、エンジニアが即日解雇された為に、急遽代役のエンジニアとしても役をこなす事となった。本格的なエンジニアリングはほぼ初めての状態であったが、この一件でエンジニア業を開始する自信をつけたという。
