グロスター グラディエーター
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グロスター グラディエーター | |
概要 | |
用途 | 戦闘機 |
乗員 | 1名 |
初飛行 | 1934年 |
運用開始 | 1937年 |
製造者 | グロスター |
寸法 | |
全長 | 8.4 m |
全幅 | 9.8 m |
全高 | 3.2 m |
翼面積 | 30m² |
重量 | |
空虚 | 1,560 kg |
運用 | 2,205 kg |
最大離陸 | kg |
動力 | |
エンジン | ブリストル・マーキュリーペガサスVIII AS |
出力 | 850 hp |
性能(目安) | |
最大速度 | 414 km/h at 4,500 m |
巡航速度 | km/h |
航続距離 | 710 km |
最大運用高度 | 10,200 m |
上昇率 | 670 m/min |
武装 | |
固定武装 | 7.7mm機関銃×4 |
グロスター グラディエーター(Gloster Gladiator)はイギリスのグロスターが製作した複葉 戦闘機である。第二次世界大戦の初期にも戦闘に使われた。艦載機への改造もなされ、そちらはシーグラディエーターと呼ばれた。
初飛行は1934年で運用開始は1937年である。ゴーントレットの発展型である。設計段階の時点で、すでにスピットファイアやBf 109のような単葉戦闘機が登場し始めており、時代遅れになっていた。最高速度は414km/hにすぎない。第二次世界大戦が始まると、フランス・ノルウェー・フィンランドで戦闘に参加して、いくつかの戦場で戦果をあげることもあったが、すべての点でドイツ機に劣った。北アフリカやマルタ島防衛戦などでイタリア空軍に対してはある程度の活躍をした。艦載機としては、手強い対戦相手がいなかったこともあり、活躍できた。
[編集] 派生型
- SS.37
- 試作機
- グラディエーター Mk.I
- 単発空冷ブリストル・マーキュリーエンジンIX(840馬力)を採用。総生産数378機。
- J8
- Mk.Iのスウェーデン空軍用モデル
- グラディエーター Mk.II
- 単発空冷ブリストル・マーキュリーエンジンVIIIAを採用。総生産数270機。
- J8A
- Mk.IIのスウェーデン空軍用モデル
- シー・グラディエーター
- イギリス海軍が使用。総生産数98機。