ギブソン・J-160E
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ギブソン・J-160E | |
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メーカー/ブランド | ギブソン |
構造 | |
ボディタイプ | ラウンド・ショルダー |
スケール長 | 24-3/4 |
フレット数 | 20または21 |
ネックジョイント | 15 |
材質 | |
ボディ | トップ ラミネート・シトカ・スプルース サイド&バック ホンジュラス・マホガニーまたはソリッド・マホガニー |
ネック | マホガニー |
フィンガーボード | インディアン・ローズウッド |
ハードウェア | |
ペグ | ニッケル・ゴトー |
ブリッジ | トラディッショナル・ギブソン・ローズウッド・ブリッジ(インディアン・ローズウッド) |
電気系統 | |
ピックアップ(F) | シングルコイル(P-90) |
コントロール | ボリューム×1、トーン×1 |
カラーバリエーション | |
ビンテージ・サンバースト | |
テンプレート | カテゴリ |
J-160E(じぇい・ひゃくろくじゅう・いー)は、ギブソンのアコースティックギターである。
同社のJ-45等と同形のラウンドショルダーと呼ばれるボディのサウンドホールのネック側にシングルコイルのピックアップP-90を取り付けており、後に登場したエレクトリックアコースティックギターとは違う考えで設計され、フルアコースティックギター(フルアコ)の構造となっている。(因みにギブソン社はJ-160Eより前にCF-100EというアコースティックギターにP-90を装備したモデルも発売していた。)
ボディトップにボリューム、トーンのノブを取り付けた外見となっている。
アコースティックとしてよりもエレクトリックギターとしての使用を重んじた設計がなされており、ハウリング防止の為、トップ材には合板を使用、ラダー・ブレイシング(力木)を採用している。その結果生音で鳴らした場合、通常のアコースティックギターより音量は小さくなるが、独特なトーンを得られている。
出力ジャックはボディサイドのリア側の斜め下に設置されている。
1950年代に生産が開始され、1960年代末にはダヴ等のようなスクエアショルダータイプのボディの物も登場した。
[編集] 使用アーティスト
- ビートルズのジョン・レノンとジョージ・ハリスン
- 両名ともデビュー当初からステージでJ-160Eを使用している。ジョンはビートルズ解散後もJ-160Eを使用し、彼の使用したJ-160Eを再現したモデルも販売されている。エピフォンからは廉価モデルとしてJohn Lennon EJ-160Eというジョン・レノン・シグネイチャーモデルが発売されている。「アイ・フィール・ファイン」ではアンプに繋いでならしエレキギターのようなサウンドを出している。また、イントロではフィードバック効果を使い、さらにアコースティックギター特有の弦とフレットの間が狭いため、弦がフレットを連続して叩く運動を行うので「ビヨーン」というような音が出ている。
- フランク・ザッパ
- ピーター&ゴードン
- 斉藤和義
- 北川悠仁(ゆず)
- SUGIZO
- スネオヘアー