オプーナ
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ジャンル | ライフスタイルRPG |
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対応機種 | Wii |
開発元 | アルテピアッツァ |
発売元 | コーエー |
人数 | 1人 |
メディア | 12cm光ディスク |
発売日 | 2007年11月1日 |
価格 | 7,140円(税込み) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢) |
オプーナ (opoona) は、2007年11月1日にコーエーより発売されたWii用ゲームソフトである。ジャンルはRPG。
目次 |
概要
2007年3月14日に東京・品川のグランドセントラルタワーにて発表会が開催された際に、映像も合わせて公開された。
ソフト自体は開発元のアルテピアッツァの企画であり、コーエーでは無いソフトメーカー(そのメーカーは不明)から発売される予定だったが[要出典]、コーエーの取締役名誉会長の襟川恵子が堀井雄二に掛け合い、「RPGを発売したいが開発できるソフトハウスを紹介して欲しい」と頼んだところ、堀井がドラゴンクエストシリーズのソフト開発の実績を持つアルテピアッツァを襟川に紹介し、コーエーから当ソフトが発売されることとなった。目標本数は50万本(コーエーの杉山芳樹専務執行役の発言より)。
本ソフトは、奇妙な世界観や音楽、軽快な操作と戦闘テンポ、寄り道要素などについて評価されているが、キャラクターが独特すぎること、視点の位置については賛否が分かれやすい。
当初は同年9月27日に発売する予定だったが、品質向上のため同年11月1日に延期された。
登場キャラクター
主人公たち
- オプーナ
- ティティア星の子供。
- コプーナ
- オプーナの弟。主人公たち三人の中で一番幼いが一番大人びている。
- ポリーナ
- オプーナの妹。性格や能力は母親譲り。
家族・仲間
- ダディーナ
- オプーナたちの父。宇宙の平和を守るコスモガードの勇士。
- マミィーナ
- オプーナたちの母。
- チャイカ
- ランドロール星にすむ少女。体は小柄だがこの星の魔物であるダークローグと戦う技術は持っている。
- テッド
- ランドロールガードの研修生。まだ子供のオプーナを馬鹿にしている。
- ミラ
- ランドロール星に唯一ある学校の学生連合会長。オプーナから見るとしっかり者のお姉さん的少女。
ランドロール星の人々
- ゴルディ
- ランドロールガードの総隊長。
ストーリー
ティティア星で一番のコスモガードの称号である「スターティアン」に選ばれたダディーナ一家は、そのお祝いでランドロール星に旅行に行く。しかしその途中事故に遭い、ランドロール星に不時着し、オプーナたちの両親は大怪我を負い、オプーナたち兄弟姉妹もバラバラにはぐれてしまう。ランドロール星は、住む人の能力や特性によって居住区ドームが分けられており、人々は仕事をしてライセンスを獲得することによって、他の居住区ドームに移動できるという不思議な仕組みがあった。オプーナは弟や妹を探し出し、家族一緒にランドロール星からティティア星に帰るため、ライセンスの取得を目指すのだった。
ゲームシステム
全体的な特徴
本ソフトのジャンルはライフスタイルRPGと銘打っているが、これはRPGで経験値を稼ぐだけでなく、様々なイベントを通じて主人公たちが成長するためである。冒険の舞台となるランドロール星には、この星の平和を守っているランドロールガードという組織があり、主人公たちがそこでイベントをこなしていくことによって、様々なライセンスを手に入れて物語を進めていくことが出来る。
戦闘システム(アクティブボンボンバトル)
敵との戦闘の開始はランダムエンカウント制を取っている。戦闘の全体的な流れはファイナルファンタジーシリーズで採用されているアクティブタイムバトル方式に近い。
攻撃方法は、ヌンチャクコントローラーの3Dコントロールスティックを主に使うという特徴のあるものとなっている。スティックを傾けるとエナジーボンボンにエナジーが溜められ、スティックを元に戻すとボンボンが敵であるダークローグにぶつかってダメージを与えることができる。
Cボタンを押しながらスティックでターゲットを選択しロックオンして、スティックを傾ける方向でボンボンを当てる際の軌道を変えることができる。また、スティックを元に戻す際にCボタンを押すことで、まっすぐの軌道でダークローグにボンボンを当てることができるが、ボンボンを当てる際にダークローグが攻撃するためにこちらに向かってきてしまうとボンボンが当てられず攻撃をミスしてしまう。
エナジーを溜めれば溜めるほどダークローグに与えるダメージも多くなり、最大まで溜めるとエナジーゲージと呼ばれるものが激しく光る。エナジーを溜めた時間や前回の行動によってオプーナたちもダークローグたちも次に行動可能となるまでの時間が決められる。また、現実の時間で2分以内に戦闘を終えないとエナジー切れとなり戦闘に負けたことになってしまう。このような制約があるため、戦略的な行動と戦闘時間を良く考えて戦闘を行なわなければならない。
エナジーボンボンは従来のRPGの武器のようにカスタマイズすることができる。コーティングと呼ばれるものとオプションと呼ばれるものがあり、コーティングは2種類、オプションは3種類まで装備可能である。経験値を貯めるとオプーナたちの能力だけでなくエナジーボンボン自体の能力も上がる。
また、主人公たちはボンボンでの攻撃の他に、フォースと呼ばれる身体に集めた自然界のエネルギーを放出する技を使い体力回復や強力な攻撃も出来る(従来のRPGで言うところの魔法)。フォースには正義の魂を持つか邪悪な魂を持つかによって、聖なるフォースと悪のフォースに分けられ、ダークローグたちもフォースを使うことができる。さらにオプーナたちの能力が上がると、自然界に住むオーラと呼ばれる精霊たちと心が通じ合うようになり、戦闘中にオーラが現れる。彼らにエナジーボンボンを当てることで、戦闘のサポートをしてくれるようになる。
スタッフ
- 杉山芳樹(エグゼクティブ・プロデューサー)
- 杉村幸子(ディレクター)
- 崎元仁(音楽)
- 眞島真太郎(プロデューサー/キャラクターデザイン)
- 株式会社アルテピアッツァ(企画/開発)
- 株式会社コーエー(製作/販売)
関連項目
オプーナがモチーフになったやる夫の派生AA。一般にオプーナと呼ばれる。