エーザイ
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種類 | 株式会社 | ||||
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市場情報 |
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本社所在地 | 〒112-8088 東京都文京区小石川四丁目6番10号 |
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電話番号 | 03-3817-3700 | ||||
設立 | 1941年(昭和16年)12月6日 | ||||
業種 | 医薬品 | ||||
事業内容 | 医薬品、医薬部外品、製薬用機械等の製造販売 | ||||
代表者 | 内藤晴夫(代表執行役社長) | ||||
資本金 | 44,985百万円 (2006年3月末現在) | ||||
売上高 | 連結:601,252百万円 単独:331,959百万円(2006年3月期) |
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従業員数 | 連結:9,081名 単体:3,906名(2006年3月) |
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決算期 | 3月 | ||||
主要子会社 | 三光純薬、サンノーバ、Eisai Inc.(米)など | ||||
関係する人物 | 内藤豊次(創業者) | ||||
外部リンク | http://www.eisai.co.jp/ | ||||
エーザイ株式会社(Eisai Co., Ltd.)は、日本の医薬品メーカーの一つ。国内業界4位。世界業界23位。
武田薬品工業(世界第16位)・アステラス製薬(同20位)・第一三共(同22位)とともに国内製薬メーカー大手4社の1つである。
現職まで創業者一族がトップにつく同族会社だが、次期社長の世襲はしないと現社長が新聞紙上でコメントした。
現在の主力商品は1990年代に発売した自社開発製品のアリセプトとパリエットで、この二つで売上のおよそ60%を占めている。売上高に占める自社開発品の比率が約90%と高く、かつ海外での売上比率も全売上高の過半数超と多いのが特徴。
先の2製品のヒットによりここ10年で飛躍的に売上高が増大したことにより従業員の年収も大幅に上がり、MR(医薬情報担当者)は勤続数年で自家用車と持家が当たり前と噂されるほど大手他社より待遇が良いとされる。更に新薬発売5年間累計販売額の0.05%相当を研究社員にストックオプションや現金で付与する「研究特別開発インセンティブ制度」というのが有り、アリセプトとパリエットを開発した社員数十名ずつに売上高5年度分の累計売上高の0.05%として計約一億円を支給した事はマスコミで話題となった。
大衆薬もビタミン剤「チョコラ」シリーズと胃腸薬「サクロン」、ハンドクリーム「ザーネ」、乗り物酔い止めの「トラベルミン」シリーズなど古くから知名度がある製品の他、スイッチOTCとして医療用胃薬セルベックスをスイッチした「セルベール」や医療用アレルギー性鼻炎薬アゼプチンをスイッチした「ハイガード」もある。
1987年の長期経営計画(2001年度までに売上高5,000億円を目標)によって見いだされた「ヒューマン・ヘルスケア(Human・Health Care)」という言葉は、コーポレートスローガンとなっている。1990年代から各種広告で使用されているhhcのロゴはナイチンゲールの直筆サインから取り出したもの。(会社ロゴの、赤は動脈を、青は静脈を意味する。)
目次 |
[編集] 沿革
- 1936年 前身の合資会社桜ヶ岡研究所設立。
- 1941年 日本衛材株式会社設立。※公式にはこの1941年が設立年
- 1944年 桜ヶ岡研究所、日本衛材株式会社が対等合併、日本衛材株式会社に一本化。
- 1955年 エーザイ株式会社に社名変更。
- 1961年 東京・大阪証券取引所第1部に上場。
- 1970年 川島工園(現:岐阜県各務原市)内に内藤記念くすり博物館を開館
- 2003年 動物薬事業を明治製菓へ譲渡。
- 2008年 米・MGIファーマを買収。
[編集] 国内事業所
[編集] 関連会社
[編集] 国内
- 三光純薬
- サンノーバ
- エルメッドエーザイ
- エーザイフード・ケミカル
- カン研究所
- エーザイ物流
- エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント
- クリニカル・サプライ
- サンプラネット
- エーザイマシナリー
- エーザイ生科研
- パルマビーズ研究所
- ブラッコ・エーザイ
[編集] 海外拠点
米国、英国、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、イタリア、スイス、スウェーデン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、台湾、中国、香港、韓国、フィリピン
[編集] 主要商品
ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
[編集] 医療用医薬品
- パリエット(プロトンポンプ阻害薬)
- アリセプト(アルツハイマー型痴呆治療剤)
- アクトネル(骨粗鬆症治療剤)
- セルベックス(消化性胃潰瘍治療剤)
- グラケー(骨粗鬆症治療剤)
- アゼプチン(アレルギー性鼻炎治療剤)
- ニトロール
- テオロング(テオフィリン徐放製剤)
- メチコバール(メコバラミン=ビタミンB12=)
- ワーファリン(抗凝血薬)ワルファリン
- クリアクター(血栓溶解剤)
- ケイツーシロップ(ビタミンK2剤)
- レキソタン(精神神経用剤)
- フェロミア(鉄剤)
- ワソラン(狭心症治療剤・米国アボット社からの導入品。日本では、アボットジャパンとの共同販売品)
- イオメロン(造影剤)
など
[編集] 一般用医薬品
- ビタミン主薬製剤・保健薬
- チョコラ
- チョコラBBシリーズ
- チョコラBBプラス
- チョコラBBルーセントC - 2008年4月発売
- チョコラBBピュア
- チョコラBBドリンクⅡ
- チョコラBBジュニア
- チョコラBBこどもシロップ
- チョコラCC
- チョコラAD
- チョコラEC
- チョコラBBシリーズ
- ユベラックス
- ユベラックスα2
- ユベラックス - ユベラックス300の後継商品
- ユベラックスL
- ユベラックスEピュア
- ナボリン(メチコバールと主成分は同一)
- ナボリンS
- ナボリンEB錠
- ナボリン
- ユベラ-Cソフト
- 胃腸薬
- サクロン
- サクロン
- サクロン錠
- サクロンS
- サクロンQ
- セルベール(セルベックスと主成分は同一)
- セルベール
- セルベール整胃錠
- アレルギー症状改善薬
- ハイガード(アゼプチンと主成分は同一・内服)
- 乗り物酔い止め薬
- トラベルミン
- トラベルミンファミリー
- トラベルミンR
- トラベルミン
- トラベルミン・ジュニア
- トラベルミン内服液
- 鼻炎薬・鎮咳去痰薬
- スカイナー
- スカイナー鼻炎S錠(鼻炎用内服薬)
- スカイナー鼻炎スプレー(点鼻薬)
- スカイナー鼻炎N(鼻炎用内服薬)
- スカイナーせき・たん用(鎮咳去痰薬)
- 鎮静薬
- メンテック
- メンテック
- メンテック顆粒
- メンテックハーブ
- 外皮用薬
- チョコラザーネプラス
- ユベラリッチ
- オーラルケア
- デンテクE
[編集] 医薬部外品
- ドリンク剤
- チョコラBBローヤル2
- チョコラBBライト2
- チョコラBBフレッシュ
- チョコラFEケア
- チョコラBBローヤル
- スキンケア製品
- チョコラBBルーセントCクリーム - 2008年4月発売。シミ・そばかすを防ぐ薬用クリーム
- ザーネ
- ザーネクリーム
- ザーネうるおいジェル
- ザーネスキンミルク
- ザーネスキンローション
- ベラリス
- オーラルケア
- デンテク薬用はみがき
- ビタミン含有保健薬
- ユベロン
- 皮膚清浄綿
- リンスキンL
[編集] 管理医療機器
- シーボンド(総入れ歯安定剤)
[編集] 雑貨
- ブリーズライト(鼻孔拡張テープ)
- ブリーズライト
- ブリーズライトクールタイプ
- ブリーズライトキッズタイプ
※ 日本発売元は、1996年度までは住友スリーエム、2000年10月以降は当社が販売していたが、2006年12月にこれまで製造行っていたCNS社(アメリカ)がグラクソ・スミスクライン・グループに買収され、日本向け製品の製造と当社への供給を行っていた(グラクソ・スミスクラインが提供する番組内で「ブリーズライト」のCMが放映されていたのはそのため)。今回、契約満了に伴い、2008年5月いっぱいで当社での販売を終了し、2008年6月からはグラクソ・スミスクラインが販売することになった。(参照)
[編集] CM出演者
- 現在
- 役所広司(セルベール)
- 大竹しのぶ(ナボリンEB錠) - 過去には「エーザイCIコール」にも登場
- 井上真央(チョコラBBルーセントC・チョコラBBローヤル2) - 「チョコラBB」シリーズ全体のイメージキャラクターでもある。(参照)
- 過去
- 深津絵里(チョコラBB)
- 桃井かおり(チョコラBB)
- 高橋由美子(チョコラBB)
- 木内晶子(チョコラBB)
- 柴本幸(チョコラBBローヤル)
- 田村正和(スカイナー)
- 野村克也(スカイナー)
- 山本太郎(サクロン)
- 宮本真希(サクロン)
- 岸田今日子(ジャスタット)