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インディアナポリス (重巡洋艦) - Wikipedia

インディアナポリス (重巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


インディアナポリス(メア島沖 1945年7月10日)
艦歴
発注:
起工: 1930年3月31日
進水: 1931年12月7日
就役: 1932年11月15日
その後: 1945年7月30日、日本の潜水艦伊58の雷撃で沈没。
除籍:
性能諸元
排水量: 9,800 トン
全長: 610 ft (186 m)
全幅: 66 ft (20 m)
吃水: 17 ft 4 in (5.28 m)
機関:
最大速力: 32 ノット (59 km/h)
航続距離:
乗員: 1,269
兵装: 55口径8インチ3連装砲3基、25口径5インチ単装砲8基
艦載機:
モットー:

インディアナポリス(USS Indianapolis, CA-35)は、アメリカ海軍ポートランド級重巡洋艦。1945年7月26日にテニアン島原子爆弾を運んだ後、7月30日フィリピン海で日本の潜水艦伊58の雷撃を受け撃沈された。

目次

[編集] 第二次世界大戦前

インディアナポリスは1930年3月31日、ニュージャージー州カムデンニューヨーク造船所で起工された。1931年11月7日に進水し、フィラデルフィア海軍工廠でジョン・M・スミリー大佐の指揮下1932年11月15日に竣工した。

1932年2月23日まで大西洋グアンタナモ湾で整調の後、パナマ運河地帯チリ沖の太平洋で訓練を行った。フィラデルフィア海軍工廠でオーバーホールの後、1933年7月1日カンポベロ島でルーズベルト大統領を乗せるためメイン州へ向け出港した。同じ日の内にアナポリスに到着し、大統領を下ろした後1933年7月4日にアナポリスを離れフィラデルフィア海軍工廠に戻った。

インディアナポリス(真珠湾 1937年)
インディアナポリス(真珠湾 1937年)

1933年9月6日、海軍長官クロード・スワンソンはパナマ運河地帯、ハワイ、サンペドロ-サンディエゴの地域の艦隊の視察のためインディアナポリスに乗艦した。彼は10月27日にサンディエゴで降り、1933年11月1日、インディアナポリスは偵察部隊の旗艦となった。アメリカ西海岸沖での演習に続いて、1934年4月9日、ロングビーチを出港し5月29日にニューヨークに到着した。そこで観艦式のため再びインディアナポリスは大統領を乗せた。1934年11月9日、インディアナポリスはロングビーチに到着した。

インディアナポリスはその後も旗艦として活動し、1936年11月18日、サウスカロライナ州チャールストンで南アメリカへの"Good-Neighbor" cruiseのため再び大統領を迎えた。公式訪問のため、大統領をリオデジャネイロブエノスアイレス、およびモンテビデオに運んだ後、12月15日にチャールストンに戻り、大統領を下ろした。

[編集] 第二次世界大戦

日本軍が真珠湾を攻撃したとき、インディアナポリスはジョンストン島で砲撃のシミュレーションを行っていた。インディアナポリスはすぐに第12任務部隊に加わり、報道によればまだ近くにいるはずの日本の空母を捜し求めた。1941年12月13日、真珠湾に到着し第11任務部隊に加わった。

[編集] 南太平洋

凹甲板のクローズアップ(メア島海軍工廠 1942年4月19日)
凹甲板のクローズアップ(メア島海軍工廠 1942年4月19日)

南太平洋でのインディアナポリスの最初の活動は第11任務部隊の1隻として日本の支配海域であるニューブリテン島ラバウルの南約560kmへの進出であった。1942年2月20日、第11任務部隊は日本軍の一式陸攻17機による空襲を受けたが、対空砲火と空母レキシントンの戦闘機により15機を撃墜し損害を受けた艦はなかった(ニューギニア沖海戦)。

3月10日、任務部隊は空母ヨークタウンを加え日本軍が上陸したニューギニア島ラエ、サラモアを攻撃した。南からのオーエンスタンレー山脈を越えた攻撃は奇襲となり、日本軍の船舶に大きな損害を与えた。アメリカ軍の損害は軽微だった。

その後インディアナポリスはメア島海軍工廠でのオーバーホールと改装のため本国に戻った。改装後、インディアナポリスはオーストラリアへの輸送船団を護衛し、それから日本軍がアリューシャン列島のアッツ島とキスカ島に上陸したため北太平洋に向かった。

[編集] キスカ島・アッツ島

1942年8月7日、キスカ島の日本軍陣地を隠していた濃い霧が晴れたためインディアナポリスを旗艦とする重巡洋艦2隻、軽巡洋艦4隻、駆逐艦4隻の艦隊はキスカ島を砲撃した。

1943年1月12日、インディアナポリスは軽巡洋艦2隻、駆逐艦4隻と共にアムチトカ島上陸作戦を支援した。

1943年2月19日、インディアナポリスを含む第16.7任務部隊(重巡洋艦1隻、軽巡洋艦1隻、駆逐艦4隻)はアッツ島を砲撃し、その後部隊は2隊に別れた。20日、インディアナポリスと駆逐艦2隻はアッツ島南西で哨戒中日本の貨物船あかがね丸を発見しこれを撃沈した。

1943年の春から夏にかけインディアナポリスはアリューシャン水域で輸送船団の護衛や上陸作戦の支援に従事した。アメリカ軍は5月にアッツ島を8月にはキスカ島を占領した。

[編集] 第5艦隊旗艦

メア島で改装後インディアナポリスはハワイに移動し第5艦隊の旗艦となった。1943年11月10日、ガルヴァニック作戦ギルバート諸島攻略作戦)のため攻撃部隊の主力と共に真珠湾を出港した。11月19日、インディアナポリスは他の艦と共にタラワを砲撃、翌日はマキンを砲撃した。その後タラワに戻り上陸作戦の支援に当たった。

ギルバート諸島の攻略後アメリカ軍はフリントロック作戦(マーシャル諸島攻略作戦)に取り掛かった。インディアナポリスは再び第5艦隊旗艦になった。タラワで任務部隊のほかの艦と合流し1944年1月31日、インディアナポリスは巡洋艦群の1隻としてクェゼリン環礁の島を砲撃した。砲撃は翌日の上陸決行日も続けられ、インディアナポリスは海岸砲台を2つ沈黙させた。翌日、インディアナポリスは防塞や他の海岸の施設を破壊し、上陸部隊を援護した。2月4日クェゼリン環礁のラグーンに侵入し抵抗がなくなるまで留まった。

インディアナポリス(1944年)
インディアナポリス(1944年)

1944年3月から4月の間インディアナポリスは依然第5艦隊旗艦でありカロリン諸島西部を攻撃した。3月30日、31日に空母艦載機はパラオを空襲し駆逐艦3隻他を撃沈した。加えて飛行場に対する爆撃や周辺海域への機雷の敷設も行われた。ヤップウルシー環礁は31日に、ウォレアイ環礁は4月1日に攻撃が行われた。この間日本軍機による攻撃が行われたがアメリカの艦船に損害はなかった。

1944年6月第5艦隊はマリアナ諸島への侵攻で忙しかった。サイパン侵攻は6月11日空母艦載機による空襲で始まり続いて13日からインディアナポリスも参加した艦砲射撃が行われた。15日、アメリカ軍はサイパン島へ上陸した。また、15日、16日には硫黄島父島母島も空襲した。

19日、20日のマリアナ沖海戦でアメリカ軍は日本の機動部隊と交戦、空母3隻を撃沈して撃退した。

23日、インディアナポリスはサイパンに戻り火力支援を再開した。6日後テニアンに移動し海岸の施設を攻撃した。その間、グアムも攻略された。インディアナポリスは戦争初期にグアムが陥落して以来最初にアプラ港に入港した船である。その後数週間はマリアナ諸島で活動しその後次の攻略目標であるカロリン諸島西部へ向かった。9月12から29日にかけペリリュー島を砲撃した。その後アドミラルティ諸島マヌス島へ向かいそこで10日間過ごした後メア島海軍工廠へ戻った。

[編集] 硫黄島

オーバーホール後、1945年2月14日インディアナポリスはマーク・A・ミッチャー中将の空母機動部隊に加わった。16日、17日、機動部隊は硫黄島攻略支援のため関東地方を攻撃した。

攻撃後すぐに機動部隊は小笠原諸島に戻り硫黄島島上陸を支援した。

[編集] 沖縄

沖縄戦に先立ちアメリカ軍は損害を最小限にするため日本本土南部を空襲した。

インディアナポリスは1945年3月14日空母機動部隊と共にウルシー環礁を出撃し日本の沿岸へ向かった。3月18日から、機動部隊は九州の飛行場や軍港などを空襲し日本軍に大きな損害を与えた。

上陸に先立つ沖縄への攻撃は3月24日から開始され、インディアナポリスも海岸の陣地を砲撃した。3月31日、日本軍機の攻撃により損傷した。そのためメア島に修理のために戻った。

[編集] 極秘任務、そして沈没

グアムからレイテ島へ向かうインディアナポリスがとったルート
グアムからレイテ島へ向かうインディアナポリスがとったルート

修理後、インディアナポリスは広島長崎へ投下予定の原子爆弾用の部品と核材料を急ぎテニアンへ運ぶよう命じられた。任務の緊急性から修理後の調整期間に先立って7月16日サンフランシスコを出港し7月19日に真珠湾に寄港した。インディアナポリスは単独でテニアンに向かい7月26日テニアンに到着した。

テニアンに最高機密の荷物を届けた後、インディアナポリスはグアムに派遣され7月28日レイテ島へ向けグアムを出港した。インディアナポリスは単独で直線コースを取りレイテ島へ向かった。7月30日0時15分、北緯12゜02'、東経134゜48'の地点で日本海軍の潜水艦伊58(艦長:橋本以行少佐)が、日本海軍の誇る九九式酸素魚雷を 初回発射3本、数秒おいて2回目発射3本の計6本の全門発射(こうして時差発射すると1回目の命中魚雷が開けた破穴に二回目の魚雷が入り込み更に奥深くで爆発するので致命傷になる)したうち3 本が右舷に命中、船体を鋭く貫いた魚雷が爆発。特に時差発射の2回目の魚雷が1発目が船体に開けた穴に入り込み奥で爆発、艦内第二砲塔下部弾薬庫の主砲弾を命中と同時に誘爆させ、同艦は夜空に大きく火柱を吹き上げると、艦前半部を海に突っ込みながら暫く浮いていたが、12分後に転覆、沈没した(米軍関係の記録や話しでは、破穴が2つだったことや 日本潜水艦の巧みな攻撃法に艦が弱いことを隠すためか、命中2発とされているが、生存した乗組員の間でも、また伊58潜水艦の記録でも、魚雷爆発音(こもったような振動するような短い音)は3回とされている)。

インディアナポリスの生存者(1945年8月 グアム)
インディアナポリスの生存者(1945年8月 グアム)

乗員 1,199 名のうち約 300 名が攻撃で死亡し、残り約 900 名は 5 日後に救助が完了するまで救命ボートなしで海に浮かんでいたが、毎日数回に渡るの襲撃と水や食料の欠乏、特に前者の鮫による襲撃で被害は凄惨を極め、多数の乗組員が死亡した。救助された生存者は わずか316 名であった。[1] [2]

[編集] 艦長チャールズ・B・マクベイ3世

艦長チャールズ・B・マクベイ3世(1944年11月からインディアナポリスの艦長)は生き残った。1945年11月、彼は軍法会議にかけられジグザグ運動を怠り船を危険に晒したとして有罪とされた。軍法会議のいくつかの事実は論議を呼んだ。アメリカ海軍自体が船を危険な状態に置いたという確かな証拠があった。[3]そして、アメリカは第二次世界大戦の戦闘で約700隻の船を失ったが軍法会議にかけられたのはマクベイ元艦長ただ一人であった。有罪になったことでマクベイ元艦長の海軍での経歴は終わり、死んだ乗組員の遺族から非難された。そのことが原因で心労が重なり1968年に自殺した。

悲劇から50年以上後に、当時12歳で、映画ジョーズによってこのインディアナポリス撃沈事件に興味を持ったハンター・スコットによりマクベイ元艦長の軍法会議が誤審であるとの認識が提起され、2000年アメリカ合衆国議会はマクベイ元艦長の記録は「彼はインディアナポリスの損失に対し無罪である」ことを反映すべきだという決議を可決した。クリントン大統領もこの決議にサインした。

[編集] 同型艦

[編集] 参考文献

  • ダグ・スタントン(著)、平賀秀明(訳)、『巡洋艦インディアナポリス号の惨劇』、朝日文庫(2003年)、ISBN 4-02-261427-7
  • リチャード・ニューカム(著)、平賀秀明(訳)『巡洋艦インディアナポリス撃沈』、ソニーマガジンズ(2002年)、ISBN 4-7897-1837-9
  • ピート・ネルソン(著)、羽生真(訳)『少年が救った提督の名誉 : 原爆運搬艦インディアナポリスの悲劇』、(2003年)、ISBN 4-1635-9320-9

[編集] 関連項目

[編集]

  1. ^ ニミッツ提督指揮下のグアムを本拠地とする太平洋艦隊司令部と、マッカーサー将軍指揮下のフィリピン・レイテ島を本拠地とする第7艦隊司令部との間で、日本本土攻撃の総指揮をどちらが取るか(陸軍か海軍か)という手柄争いの問題や、ニミッツとマッカーサー両者の個人的な感情や意見の対立が発生したことから、互いの司令部があるグアム島とレイテ島との相互連絡はほとんど取れていない状態であった、そのような情報の不手際が発生していた時期に沈没したことが、沈没情報の確認や乗組員の救助活動の開始が遅れた原因といわれている。
  2. ^ ステーブンスピルバーグ監督の映画『ジョーズ』でロバート・ショウ演じるクイントは、インディアナポリスの生き残りという設定になっている。鮫から攻撃されて仲間が亡くなったという体験から、戦後に鮫狩り専門の漁師になったことを語るシーンがある。
  3. ^ ただし、伊58の橋本以行潜水艦長は、たとえインディアナポリスが対潜行動(ジグザグ運動)を取っていたとしても、艦を充分補足していたので撃沈可能であったと戦後のアメリカ軍による尋問で答えている。
ポートランド級重巡洋艦

ポートランド | インディアナポリス

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