イアン・スネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イアン・スネル Ian Snell ピッツバーグ・パイレーツ No.45 |
|
イアン・スネル(2007年) |
|
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ合衆国デラウェア州ドーバー |
生年月日 | 1981年10月30日(26歳) |
身長 体重 |
5' 11" =約180.3cm 200 lb =約90.7kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2000年 26巡目 ピッツバーグ・パイレーツ |
初出場 | 2004年8月20日 |
年俸 | 435,000ドル(2008年)[1] |
経歴 | |
|
|
■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 |
イアン・スネル(Ian Snell,1981年10月30日 - )は、メジャーリーグベースボールの右投右打の投手。アメリカ合衆国のデラウェア州出身。
目次 |
[編集] 略歴
2000年に、ドラフト26巡目でピッツバーグ・パイレーツから指名を受け、プロ入り。プロ5年目となる2004年8月20日に、パイレーツでメジャーデビューを果たし、3試合に登板して0勝1敗、防御率7.50という成績だった。
2005年は登板試合数が15試合にまで増え、9月19日のアストロズ戦でプロ初勝利も記録した。
2006年は本格的にメジャーに定着。先発の一角として最後までローテーションを守りながら、チームの勝ち頭となる14勝を記録。この14勝は2000年以降ではチーム初の快挙であった。球を投げる際に力を入れ過ぎる傾向があり、その為、スタミナがすぐに切れてしまったが[2]、2007年はスタミナが付き、制球もよくなった[3]。防御率が3.76と改善し、クオリティ・スタートは前年の14から22まで増やしたが、9イニング当たりの得点の援護が4.02と、規定投球回に達したリーグ42人中3番目に低い数字であった[3]。
負けることに慣れきっているチームに対しては6月下旬に報道陣に「オレは、負けることが大嫌いなんだ。チームが自分たちの力を十分発揮しないまま負けることも大嫌いだ。チーム批判で罰金を取られても構わない。オレは、言わなきゃ気がすまないんだ。だって、どんどんひどくなっているじゃないか。このチームはこの程度の戦いしかできないチームじゃないんだから」と声を荒げまくしたて、多くのパイレーツファンから共感を呼んだ[3]。
[編集] 選手としての特徴
直球系では、150キロ台前半のフォーシームと140キロ台中頃のツーシーム[3]。変化球は、チェンジアップ、スライダーとカーブを用いており、決め球は縦に変化するカーブで制球もよい[2][3]。打者を追い込むとこれが威力を発揮し、奪三振が多い[3]。
[編集] 年度別成績
年度 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004 | PIT | 0 | 1 | 7.50 | 3 | 1 | 0 | 12.0 | 14 | 10 | 10 | 2 | 9 | 9 | 6.75 |
2005 | PIT | 1 | 2 | 5.14 | 15 | 5 | 0 | 42.0 | 43 | 25 | 24 | 5 | 24 | 34 | 7.29 |
2006 | PIT | 14 | 11 | 4.74 | 32 | 32 | 0 | 186.0 | 198 | 104 | 98 | 29 | 74 | 169 | 8.18 |
2007 | PIT | 9 | 12 | 3.76 | 32 | 32 | 0 | 208.0 | 209 | 94 | 87 | 22 | 68 | 177 | 7.66 |
通算 | 4年 | 24 | 26 | 4.40 | 82 | 70 | 0 | 448.0 | 464 | 233 | 219 | 58 | 175 | 389 | 7.81 |
[編集] 脚注
- ^ "Pittsburgh Pirates Salaries," ESPN.com. 2008年6月16日閲覧。
- ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、367項。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ a b c d e f 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、384項。ISBN 978-4-331-51300-2。
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
|
|
---|---|
投手 | 56 オリーボ・アスタシオ / 46 ジミー・バースマイヤー / 53 ロナルド・ベリサリオ / 49 ブライアン・ブリングトン / 61 ショーン・バーネット / 55 マット・キャップス / 50 デーブ・デビッドソン / 57 ザック・デューク / 32 フィル・デュマトレイ / 24 トム・ゴーゼラニー / 34 ジョン・グラボウ / 64 ヨスラン・エレーラ / 28 ポール・マホルム / 43 ダマソ・マーテ / 79 ルイス・ムニョス / 52 フランケリス・オソリア / 56 マリーノ・サラス / 58 ロムロ・サンチェス / 45 イアン・スネル / 27 タイ・トーベンハイム / 47 ジョン・バン・ベンスコティン / 33 タイラー・イエーツ |
捕手 | 37 ラウル・チャベス / 41 ライアン・ドゥーミット / 26 ロニー・ポーリーノ |
内野手 | 19 ホセ・ボーティスタ / 10 ブライアン・ビクスラー / 5 クリス・ゴメス / 25 アダム・ラローシュ / 16 ダグ・ミントケイビッチ / 31 ルイス・リーバス / 12 フレディ・サンチェス / 2 ジャック・ウィルソン |
外野手 | 38 ジェイソン・ベイ / 6 クリス・ダフィー / 13 ネイト・マクラウス / 18 ジェイソン・マイケルズ / 3 ナイジャー・モーガン / 22 ザビエル・ネイディ / 51 スティーブ・ピアース / 15 ケビン・トンプソン |
監督・コーチ | 7 ジョン・ラッセル(監督) / 86 ヘベルト・アンドラーデ(ブルペン捕手) / 23 ジェフ・アンドリューズ(投手コーチ) / 29 トニー・ビーズリー(三塁コーチ) / 60 ルイス・ドゥランテ(ブルペンコーチ) / 17 ルー・フレイザー(一塁コーチ) / 59 ドン・ロング(打撃コーチ) / 14 ゲイリー・バルショー(ベンチコーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年5月15日更新 |