アル・ケーライン

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アル・ケーライン Al Kaline
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	メリーランド州ボルチモア
生年月日	1934年12月19日（73歳）
身長 体重	6' 2" ＝約188cm 180 lb ＝約81.6kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	外野手
プロ入り	1953年 （ドラフト制度なし）
初出場	1953年6月25日
最終出場	1974年10月2日
経歴
デトロイト・タイガース(1953年 - 1974年)
アメリカ野球殿堂
殿堂表彰者
選出年	1980年
得票率	88.3％
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アル・ケーライン（Albert William "Al" Kaline, 1934年12月19日 - ）は、1950～1960年代に活躍したアメリカ・メジャーリーグの選手。主なポジションは右翼手。メリーランド州ボルチモア生まれ。右投げ右打ち。現役22年間をタイガース一筋で過ごし、"Mr. Tiger"（ミスター・タイガー）と呼ばれた名選手。

目次 1 経歴 2 所属球団 3 通算成績 3.1 年度別打撃成績 3.2 獲得タイトル・記録・表彰 4 特筆・エピソード 5 出典・外部リンク

[編集] 経歴

1953年にタイガースに入団。ケーラインは高校を出たあとマイナーリーグを経由せずに直接タイガースに合流、同年30試合に出場する。3年目の1955年に152試合に出場、まだ20歳だった彼はこの年打率.340で史上最年少の首位打者となり、また安打数200で最多安打のタイトルを手にする。

守備の面では、1956年に18補殺、1958年には23補殺とリーグ最多を記録したのをはじめ、1957年以降は新たに創設されたゴールドグラブ賞を計10度獲得する活躍をした。1962年には日米野球に参加し来日している（タイガース単独チームとして来日）。

ワールドシリーズには1968年に1度だけ出場した。この時は29打数11安打で2本のホームランを含む8打点をあげ、チームをワールドシリーズ制覇に導いた。1974年シーズンは指名打者としてすごし、同年通算3000本安打を達成して引退。1980年に記者投票にてアメリカ野球殿堂入りを果たした。タイガースは彼の背番号『6』を永久欠番としている。

引退後は2002年までジョージ・ケルらと共にタイガース戦の中継放送に関わり、その後タイガースの球団特別顧問を続けている。

[編集] 所属球団

• デトロイト・タイガース（1953-1974年）

[編集] 通算成績

[編集] 年度別打撃成績

年	球団	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	塁打	四球	三振	盗塁	打率
1953年	DET	30	28	9	7	0	0	1	2	10	1	5	1	.250
1954年	DET	138	504	42	139	18	3	4	43	175	22	45	9	.276
1955年	DET	152	588	121	200	24	8	27	102	321	82	57	6	.340
1956年	DET	153	617	96	194	32	10	27	128	327	70	55	7	.314
1957年	DET	149	577	83	170	29	4	23	90	276	43	38	11	.295
1958年	DET	146	543	84	170	34	7	16	85	266	54	47	7	.313
1959年	DET	136	511	86	167	19	2	27	94	271	72	42	10	.327
1960年	DET	147	551	77	153	29	4	15	68	235	65	47	19	.278
1961年	DET	153	586	116	190	41	7	19	82	302	66	42	14	.324
1962年	DET	100	398	78	121	16	6	29	94	236	47	39	4	.304
1963年	DET	145	551	89	172	24	3	27	101	283	54	48	6	.312
1964年	DET	146	525	77	154	31	5	17	68	246	75	51	4	.293
1965年	DET	125	399	72	112	18	2	18	72	188	72	49	6	.281
1966年	DET	142	479	85	138	29	1	29	88	256	81	66	5	.288
1987年	DET	131	458	94	141	28	2	25	78	248	83	47	8	.308
1968年	DET	102	327	49	94	14	1	10	53	140	55	39	6	.287
1969年	DET	131	456	74	124	17	0	21	69	204	54	61	1	.272
1970年	DET	131	467	64	130	24	4	16	71	210	77	49	2	.278
1971年	DET	133	405	69	119	19	2	15	54	187	82	57	4	.294
1972年	DET	106	278	46	87	11	2	10	32	132	28	33	1	.313
1973年	DET	91	310	40	79	13	0	10	45	122	29	28	4	.255
1974年	DET	147	558	71	146	28	2	13	64	217	65	75	2	.262
通算	22年	2834	10116	1622	3007	498	75	399	1584	4852	1277	1020	137	.297

※太字はリーグ最高。

[編集] 獲得タイトル・記録・表彰

• 首位打者：1回（1955年）
• 最多安打：1回（1955年）
• ワールドシリーズ出場：1回（1968年）
• ゴールドグラブ賞：10回（1957-1959,1961-1967年）
• オールスターゲーム出場：15回（1955-1967,1971,1974年）
• スポーティングニュース誌年間最優秀選手：1955～1963年
• ハッチ賞（1969年）
• ロベルト・クレメンテ賞（1973年）
• MLBオールセンチュリー・チームにノミネート（1999年）

[編集] 特筆・エピソード

• メジャー史上最年少首位打者は、チームの大先輩タイ・カッブとはわずか1日差であった。
• メジャー史上2人目の1イニング2本塁打を記録。ちなみに第1号はジョー・ディマジオであった。また、持ち前の強肩で1イニングに2人の走者を本塁で刺したこともあった。
• 262試合連続無失策を記録した。

[編集] 出典・外部リンク

• baseballhalloffame.org（英語）– アメリカ野球殿堂（National Baseball Hall of Fame）による紹介
• 年度別成績 (Retrosheet)
• 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube

先代： ボビー・アビラ	ア・リーグ首位打者 1955年	次代： ミッキー・マントル
先代： アーニー・バンクス	ルー・ゲーリッグ賞 1968年	次代： ピート・ローズ

表・話・編・歴 デトロイト・タイガース 1968年のワールドシリーズ ロースター
26 ゲイツ・ブラウン / 25 ノーム・キャッシュ / 27 - ウェイン・カマー / 22 パット・ドブソン / 11 ビル・フリーハン / 18 - ジョン・ヒラー / 23 - ウィリー・ホートン / 6 - アル・ケーライン / 15 - フレッド・レァシャー / 29 - ミッキー・ロリッチ / 2 - トム・マチック / 7 - エディ・マシューズ / 3 - デック・マコーリフ / 17 - デニー・マクレーン / 47 - ドン・マクマホン / 5 - ジムノースラップ / 1 - レイ・オイラー / 43 - ダリル・パターソン / 12 - ジム・プライス / 21 - ジョー・スパーマ / 24 - ミッキー・スタンリー / 44 - デック・トレースキー / 8 - ドン・ウェルト / 16 - アール・ウィルソン 監督 メイヨ・スミス

表・話・編・歴 3000本安打クラブ
ピート・ローズ | タイ・カッブ | ハンク・アーロン | スタン・ミュージアル | トリス・スピーカー | カール・ヤストレムスキー | キャップ・アンソン ホーナス・ワグナー | ポール・モリター | エディ・コリンズ | ウィリー・メイズ | エディ・マレー | ナップ・ラジョイ | カル・リプケン ジョージ・ブレット | ポール・ウェイナー | ロビン・ヨーント | トニー・グウィン | デーブ・ウィンフィールド | クレイグ・ビジオ | リッキー・ヘンダーソン ロッド・カルー | ルー・ブロック | ラファエル・パルメイロ | ウェイド・ボッグス | アル・ケーライン | ロベルト・クレメンテ 太字は現役選手