アフターコロニーの勢力
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アフターコロニーの勢力(せいりょく)はアニメ『新機動戦記ガンダムW』をはじめとするアフターコロニー作品に登場する架空の国家、組織を記述する。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 国家
[編集] 地球圏統一連合
A.C133年にコロニー間での紛争を阻止するために発足した。それと同時に統一連合軍も創設される。
[編集] 地球圏統一国家
国際連合的な性格が強かった地球圏統一連合を一歩進め、地球全体で1つの国のようにより密接な連携を深めた組織として、OVA作品である新機動戦記ガンダムW Endless Waltzに登場した。
政治形態としては大統領制を採っており、大統領は選挙で選ばれる。任期などの詳細や議会の有無は不明。首都はブリュッセル。ここに地球圏統一国家大統領府(通称「ブリュッセル大統領府」)が置かれており、大統領は普段ここで公務をこなす。
なおブリュッセル大統領府の建屋は、不測の事態に備えて、建物そのものが地下数十メートルまで潜り、その上を5重のシャッターで封鎖することによって、堅固なシェルターとすることも可能である。そのため物語後期では、真のオペレーション・メテオを目論むマリーメイア軍に乗っ取られ、司令部機能を持つ防空壕として利用されてしまった。
[編集] 組織
[編集] ロームフェラ財団
欧州の王侯貴族ら特権階級が母体となり設立され、本来の結成目的は美しい自然や古き良き伝統の保護であった。が、その後、既得権益保護と拡大を目的とする色彩が極めて濃くなり、トレーズ・クシュリナーダや一部のメンバーはその事を憂えていたようである。
その権益の多くは戦争の管理により生産・拡大されるものであり、A.C.195年中期には、新型の無人機動兵器である「MD(モビルドール)」を用いて、特務機関であるOZをほぼ完全に牛耳り、ツバロフのような死の商人[要出典]がその中心となっていた。
モデルはロックフェラー財団と言われる。
[編集] OZ
[編集] ピースミリオン
[編集] ホワイトファング
かつての宇宙コロニーの指導者ヒイロ・ユイの右腕と呼ばれていた人物、カーンズが設立した組織。20年前から存在するコロニー市民の独立運動組織が母体となっており、後に旧連合軍残党やOZトレーズ派、スイーパグループなどを糾合してAC195年に武力蜂起した。地下組織にもかかわらず人員・装備ともに大規模であるが、上記経緯により参加者の主義・思想は必ずしも一枚岩ではなかった。
物語中盤までは表立った活動を行っていなかったが、アルテミス・レヴォリューションを発動してOZ宇宙軍司令官ツバロフの身柄を拘束すると同時にOZの月面基地、更に建造中であったOZの宇宙戦艦リーブラを電撃的に掌握し、その成果を地球圏全土に喧伝することで一気に歴史の表舞台に踊り出た。その後カーンズはサンクキングダム攻防戦以後気力を失っていたミリアルド・ピースクラフトを、彼が所有していたガンダムエピオンとともに組織の指導者・象徴として引き入れ、ミリアルドによって率いられたホワイトファングはリリーナ・ピースクラフト、次いでトレーズ・クシュリナーダを元首とする世界国家に宣戦布告する。
世界国家との戦争は世界国家軍の降伏により勝利するものの、リーブラ主砲を始めとするリーブラの戦闘能力の喪失、MD制御室の破壊による全モビルドールの機能停止によりその戦力は壊滅。カーンズも戦闘中に行方不明となり、最終的にはヒイロ・ユイとの決闘に敗北した総帥ミリアルドの、リリーナ・ピースクラフトへの指揮権の譲渡により、組織ホワイトファングは消滅した。
アルテミス・レヴォリューション後は、月面基地より奪取したMDビルゴ、およびビルゴIIを主戦力としていた。
構成員のトレードマークは左腕に巻いた白いスカーフ。
[編集] 関連項目
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