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ひまじん - Wikipedia

ひまじん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ひまじん』は、重野なおき4コマ漫画作品。主に、芳文社の雑誌「まんがタイムジャンボ」(月刊)で2000年8月号より連載中。

目次

[編集] 作品概要

主人公の森川つぐみは、外出を何よりも厭うフリーター内職のみによって収入を得る傍ら、頻繁に訪れてくる親友の和久井理沙と遊んだり、悠々自適な日々を過ごしている。物語の大部分は、つぐみの部屋(6畳一間)から1歩も出ずに展開され(例外としてベランダには出る。また、稀に外出することもある)、まったりとした時間がゆったりと描かれる。話は、5ページで一括り

今のところ、最後までつぐみの部屋以外が舞台となった話、言い換えれば、最後までつぐみの部屋が全く出てこなかった話は、1巻掲載の、風邪を引いた理沙のお見舞いの話のみである。この話では、理沙の部屋が舞台となり、つぐみが見舞いに来た設定になっている。

1巻3~6ページには「特別描き下ろし編」が収録、2巻41~44ページには、4ページ分のショートショートバージョンが収録されている。後者は4コマではないが、これはこれで、4コマとはまた違った形で楽しめる内容になっている。また、ほとんどの話の最後にはおまけの1コマが付いていて、裏表紙にはおまけの4コマ、さらに表紙を外すと本の表裏におまけの1コマが書かれている。

つぐみのアパートは、202号室につぐみ、203号室に宮本、部屋は不明だが1階に夫が陶芸家の松尾夫妻(状況的に、つぐみの真下の部屋と思われる)、102号室に会社員の山田さんが住む。1巻69ページにつぐみの部屋の中の構造が公開されている。何故かストーブは使用禁止とされているが、3巻56ページでつぐみが部屋で電気ストーブを使っているシーンがある。

つぐみの部屋のベランダは、草むら(建物の裏)に面しているはずだが、時々アパート前の道路に面していることもあり、よくわからない。

マンガの中には時々〝遊び〟がある。例えば、つぐみが見ている雑誌に連載している漫画家の名前が「直野しげき」(本作の作者名のアナグラム)になっていたり、宮本くんの部屋のドアに貼られている借金取りの文句の紙に混じって「しめきり守れよ」という紙が貼ってあったり、つぐみが見ているテレビから流れる言葉が「姫様はこの手を好きじゃと言うてくださる」(『風の谷のナウシカ』の台詞)や「人は土から離れては生きていけないのよ」(『天空の城ラピュタ』の台詞)だったり、ある4コマのタイトルが「謎は全て解けた」(金田一一の決め台詞)だったり、つぐみが持っているビデオが「混浴露天風呂連続殺人」(ほぼ同じタイトルのシリーズ物の2時間サスペンスドラマが実際にあった)つぐみが「おメェに支払う受信料は無エ!!」と河本準一のモノマネでMHK男を追い払ったり、でもくらちゃんを読んでいたりと、様々である。

また、コミックス各巻の最後のページの4コマ2つは、つぐみと理沙の関係、または今の生活を再確認するような内容になっている。が、別に真面目な堅苦しい内容ではない(例:理沙のセリフが「とことんこいつにつきあってやるか」など)。

[編集] 主な登場人物

森川つぐみ(もりかわ つぐみ)
20歳。フリーター。身長150cm。体重35-48kg。血液型O型。4月20日生まれ。牡羊座(理沙と違って作中では語られていないが、誕生日から判断して)。金沢(石川県金沢市)出身。梅川中学出身。
東京都内のアパート(築10年)の202号室(6畳一間)に在住。家賃は月3万円で、代わりに幽霊が過去7回出現しているが、慣れたらしい。どういうわけか、部屋の天井には煙感知型のスプリンクラーがあり(住人のつぐみですら知らなかった)、ベランダには蕎麦屋とピザ屋へ直通の糸電話が設置されている他、釣り竿を用いて近隣の畑の野菜を収穫する(当然泥棒である)ことができるなど、外出しないための工夫が施されている。
高校卒業後、OLとして働いていた(コミックス第1巻で1コマだけOL時代の絵がある)が、冬眠を会社が認めなかったために退職し、フリーターとなる。顔は可愛いが超出不精。アルバイトは全て内職を選び、自宅から極力出ないよう心掛けている。理沙に「あんた「ひきこもり」ってヤツじゃないの?」と問われ、「ナウいじゃん」と答える一幕も。しかし、彼女が作る造花は非常に評判が良く、依頼されている会社でも、生産量はトップ。薔薇どころか、ラフレシアまで作れる。内職なのにOLの自分より仕事に誇りを持ち、他人に感謝されていることで、理沙が悔しがった。
理沙が風邪で寝込んだり過労で入院した時のお見舞いや、駅前に出来た大きな古本屋に行く時、公園で天体観測する時(何故か天体望遠鏡を持っている)などは、積極的に外出する。部屋の中が全く登場しなかった話は、1巻34ページ右の4コマのみ。1日中寝ていて、夜起きることもしばしばで、夜更かしも結構する(朝4時まで起きていることも)。かなりの風呂好き。とっておきの10万円金貨を持っていたが、あまりにもしつこくMHK男が受信料を払えと言うため、この金貨で払った。しかし、MHK男はその10万円に対してお釣りが出せなかったため、結局受信料を貰うことができなかった(それもつぐみの計算だったのであろう。2007年現在、つぐみが受信料を払う素振りを見せたのはこの時と、後述のMHK男の項目にも書かれている、彼の髪型に関する4コマの時の計2回のみである)。
なお、勤めていた会社は隕石が落下して文字通り潰れた(倒産はしていない)。理沙のことは「理沙ちゃん」と呼ぶ。理沙とのやりとりはほとんど漫才コンビ(ボケ)2巻までは両親のことを父上・母上と言っているが、3巻以降では父さん・母さんと言っている。両親以外の家族構成は不明だが、親戚に、アラスカにいる「のぼる叔父さん」という人がいるらしい。夏は膝くらいの丈のズボンorトランクス1枚、冬は長ズボンを穿き、スカートを穿くことがない。下着は上は着けてない、下は常にトランクスとバラバラにも程がある(ただし、いちおう普通の女性用の下着も持っている模様)。また、下着すべてを洗濯してしまった時に包帯をふんどしとして着用した事も。その時の理沙「サービスしすぎだぞオイ」
電気・ガス・水道・電話・家賃など各種の公共料金などの滞納・利用差し止めが常日頃から繰り返され、特にMHKの受信料を巡っては、徴収員との激しい戦いが繰り広げられている。食糧費にも窮乏しているため、既に味覚は「納豆プリン」すら美味しいと判断してしまうレベルに達している(が、新しい缶詰の試食モニターの際には、ある缶詰を「まずい」と言っていたため、一応の判別はできるらしい)。電気・ガス・水道全て止められたまま、1ヶ月間生活していたこともある。
食料は、理沙の差し入れが頼みの綱。重度のマヨラーであり、冷蔵庫の中はマヨネーズだけ。料理はめったにしないが、作る時には結構まともな料理を作ることも多い。特にスパゲッティが得意で、その腕は理沙も認めている。実家からの食料の宅配もあるが、何故か着払いで送ってくることが多い。取り立て対策に煙玉やマキビシを常備している。冷暖房の必要の無い春が好き。パラパラマンガを描くのが好きで、広辞苑にも描いた。結構酒好きだが、酔うのも早い。よく理沙と2人で飲む。
読書が趣味で、意外にも雑学書、歴史小説、推理小説、漫画などが好き。大きな古本屋が出来たことを聞いた時は、喜んで外出した。
MHK男をボコボコにした辺り、ポーカーがかなり強いらしい。オセロも強く、理沙は70連敗。つぐみが書いた表からして、理沙の2勝70敗くらい。ファミコンを持っている。時々やっているらしい。
「クリスマスにプレゼント交換をやろう」と理沙に持ちかけたが、理沙は「どうせとんでもないもんくれるんだろうな」と思い、シャケの皮を用意。しかしつぐみは、こういう時に限って、まともなプレゼント(ネックレス)を用意していた。理沙は「存在自体がギャグのくせしてなぜこんな時だけ。自分がはずかしい」と泣いた。つぐみはシャケの皮を「え、いや、おいしいよ」と食べていた。
ダーツが上手く、理沙の頭上に置いた林檎でも命中させることができる(その際、理沙は恐怖のあまり気絶してしまった)。壁を這うゴキブリ等「動くもの」を標的に練習している。そのダーツの矢で理沙に針治療を施した(もちろん腕前は素人なので、効いたかどうかは不明)。懸賞が好きで、当たることも多いが、まともなものが当たることは少ない。コマ回しも得意だが、それが緑丸11号の死因となった。蜜柑を丸ごと5個、口の中に入れられるという、変な特技も持つ。コロコロローラーで身体のムダ毛処理をするという無茶もやる。耳かき集めが趣味。体がものすごく柔らかく、体を後ろに反らして、手が床に付くほどである(実際に見るまでは理沙ですら知らなかった)あまりに歩かないので、土踏まずが消えてしまった。20歳なのに四十肩になった(ただし、本人がそう言っているだけなので、実際は単なる筋肉痛の可能性が高い)
頭頂部には“アホ毛”があり、食糧の匂いを察知する器官として使われている。また、切ると平衡感覚を失う。 MHK男の足音を聞き分けるために聴力が発達している。視力は両目とも2.0。髪は肩まである程度だが、第1巻では「暑くてうっとうしい」「ちょっと伸びてきたから」という理由で、いわばツインテールっぽい形に輪ゴムで髪を結んで束ねたことがある。しかし理沙に「その髪型だととてもハタチには見えない」と言われたうえ、そのまま暑い部屋で寝たため、輪ゴムが解けて髪と同化し、取れなくなってしまった。大掃除の際にも同様に髪を束ねていた。一度茶髪にしたが、チャバネゴキブリが仲間と思って寄って来たことがある。理沙とは違い、高校生以降、髪型は全く変わっていない。
理沙に彼女のワンピースを着させられ、化粧もさせられた時、理沙が認めるほど可愛く変身したが、クルッと回って裾が捲れると下がトランクスなので台無し。宮本はつぐみであることがわからなかった。
雷が嫌い。子供の頃に母親に、アホ毛が避雷針であると教えられたため。第3巻掲載の雷の話では、つぐみは押入れに引き篭ったまま、最後まで台詞だけで全く姿を現さなかった(最後のコマだけ出たが、全身鎧を着ていたので顔も体も見えず)。世にも珍しい主人公不在話である。
新聞は取っておらず、102号室の会社員の山田さんの郵便受けに配達されたものをパクり、山田さんが帰宅する前に戻している。また「番組欄しか読まない」と言っていることもあり、そのせいで騙されて過去1ヶ月分の番組欄だけの新聞を取らされたことがある。新聞の勧誘も来るが、一度MHK男と鉢合わせ、その男も滞納者だったため、MHK男に追われて逃走。つぐみもこの時だけはMHK男に感謝した。
炬燵が大好きで、1年の大半は炬燵が部屋に出ている。扇風機と炬燵が一緒にあることも。夏も、メッシュの炬燵布団を買うほど。布団を敷かず炬燵で寝ることもしばしば。炬燵布団を見るとつい買ってしまう炬燵依存症で、炬燵を拾ってきたこともあるが、壊れていた。炬燵布団に「こた郎」「こた美」と名付け、片付ける代わりにカーテン代わりにしたこともある。片付ける時は理沙に「こたつ無しでも過ごせる…」と何度も言ってもらい、片付けの踏ん切りを付ける。
ベランダにプランターがあるが、朝までベランダに置いておいて出来た霜柱を踏む、野良猫に小便をされる、タイムカプセルを埋める、ペットの金魚の死骸を埋葬する、ニワトリを飼う、モグラ3匹を飼うなど、まともな使われ方をした例がほとんどない。唯一まともと言えるのは、万能ネギトマトを栽培したことぐらいである。花の種がついた風船がベランダに落ちていた時は、その種をプランターに植えたが、育ったのはウツボカズラらしき巨大な植物だった。
緑丸(みどりまる)
つぐみが育てているサボテン。ただし、まともに育てられることがなく、ことごとく枯れたり潰したりして失われている。買い直すたびに「緑丸」の名を付けられる。全部通販らしい。歴代の死亡要因(死亡が描かれていないもの、死因不明のものも結構多い)は以下のとおり。
  • 初代 つぐみが世話をサボっていたため、枯死。歴代の緑丸の中で唯一、2度登場した(1度目は枯れておらず、2度目の登場時に枯れていた)
  • 2号 ベランダに置いていて、降雪に埋もれる。
  • 3号 食用サボテンであることが判明し、調理される(しかも失敗)
  • 4号 花が咲いたと思われたが、実は寄生植物で、乗っ取られて枯れる。
  • 5号 「箱に手を入れて中の物を当てるゲーム」に使われ、試した理沙の手に刺さる。
  • 6号 鉢を除いてもつぐみの身長ほどもある超巨大サボテン。耐久性はあるが安定性がないため地震で倒れ、つぐみが下敷きになる(その4コマのタイトルは「焼却決定」だった)
  • 7号 つぐみが理沙の頭に落としてしまう。
  • 8号 テレビの上に置かれるが、つぐみが殺伐としたサスペンスドラマばかり見るため、生きた心地がせず枯れる。
  • 9号 まるで生きているような精巧さの造花だったが、人間のように喋ってワガママを言ってウザかったため返品。
  • 10号 理沙が寒いギャグを言ってしまい、元気を失う。
  • 11号 つぐみが上で独楽を回してしまい、えぐれる。
  • 12号 転んだ理沙の下敷きになってしまう。
  • 13号 日光浴させようとしてベランダに出したところを、下の道を通った紳士に10万円で買い取られる。
  • 14号 ベランダに置いていて、カラスに食べられる。
  • 15号 理沙に花占いの花の変わりにされて針をむしり取られる
  • 16号 MHK男を撃退する際、MHK男の顔に叩きつけたため、潰れる。
  • 17号 つぐみが可愛がるあまり、お風呂に入れてしまったため死亡。
  • 18号 地震で倒れた本棚の下敷きになって潰れるが、その汁で「じしん」のダイイングメッセージを残す。
  • 19号 横に置いていた金魚鉢がレンズになって集まった太陽光により、燃え尽きる。
  • 20号 柱のクギを打つために凍らされたため、生命活動が停止する。
  • 21号 「イギリス王家に伝わるロイヤル・サボテン」として10万円で購入するが、実は100円のサギ商品だったことが判明したため、ベランダから投げ捨てられる。
  • 22号 元気の無い状態で、理沙が「テレビの直し方」と口走ったのをつぐみが誤解し、トンカチで叩いてとどめを刺してしまう。
  • 23号 初代同様にまともに育てられなかったため、死亡。
  • 24号 花の咲いていたサボテン。理沙が花粉症を忘れてその花の匂いを嗅ぎ、クシャミの勢いで顔をぶつけ、理沙の顔に突き刺さる。
  • 25号 洗濯後の洗剤入り水を再利用として与えたため、見事にしおれる。
  • 26号 目覚まし時計を横に置いていたため、間違えて叩き潰す。
  • 27号 つぐみが追いかけていた蚊が止まったため、勢いで叩き潰す。
  • 28号 今までの緑丸を生ゴミ処理機に入れたものを、肥料として与えられる。(この次に登場した緑丸は、すでに29号になっているため、詳細は不明)
  • 29号 大事なものだからと金庫に入れていたため、日光が当たらず枯れる。
  • 30号 つぐみが小指をぶつけ、小指に刺さったまま鉢から抜ける。
  • 31号 ものすごく堅くて丈夫な改良品種。枯れにくく潰れるないからとベランダから落としたが、下がセメント塗り立てだったため、埋まってしまい、オブジェと化す。
  • 32号 こたつに入れていたため、しおれる。
  • 33号 初めから枯れていたため、正確な死亡要因は不明。理沙がよく話しかけていた模様で、理沙から恋愛相談ばかりされていたためか?
  • 34号 枯れかけており、『魅鳥丸三十四豪』と改名した瞬間にボーンという音とともに崩れ落ちる。
  • 35号 理沙にサボテン育てるのを止めろと忠告され、捨て犬・猫のように箱に入れて道に置くが、雨で箱が水浸しになり、溺れる。よく見ると鉢から抜けてしまっている。
5号・7号・24号・28号・30号は、死因については不明。
懸賞で生ゴミ処理機が当たった時、今までに死んだ緑丸達をぶち込んで28号の肥料にした(今までに死んだ緑丸を全て残していたのか?)理沙曰く「怨念がこもってそうな土」。
コミックス3巻表紙裏のおまけ1コママンガで、つぐみが「緑丸は全部通販」と語っているが、本当なのか、ただのネタなのか、真相は不明。
和久井理沙(わくい りさ)
20歳。OL。身長167cm。体重50-53kg。血液型B型。8月27日生まれ。乙女座。金沢(石川県金沢市)出身。竹田中学出身。
つぐみの親友。高校時代の同級生。仕事が休みの日など、暇さえあればつぐみの家に遊びに行っており(泊まることも頻繁)、仕事帰りにも結構寄る。大抵は食料などを差し入れに持っていく(つぐみもそれを頼りにしている)。つぐみのことは「つぐみ」と呼び捨てにしており、電気料金を払ってやったこともある。つぐみとのやりとりはほとんど漫才コンビ(ツッコミ)仕事や人間関係で疲れるOLの理沙にとって、すでにつぐみの部屋はやすらぎの空間となっている。つぐみが夕食と風呂の準備をしているのを鋭い勘で嗅ぎつけて行くことも。ピーマンと下らない駄洒落オチが大嫌い。イラストやマンガを描くのが好きで、投稿作品が雑誌などに載ることも。ペンネームは「夢☆キラリ」。彼女の両親等の話は出ていないが、一度だけ母親のことを「母ちゃん」と言っていた。
花粉症。しかし、風とともに入ってくる花粉で出るくしゃみを利用し、すきま風の出所を探せる。自称「風の出どころ探しのプロ」。酒は大好きだが肝臓が弱いので多くは飲めない(そのわりには、二日酔いだったり、記憶がないほど酔うまで飲んでいることも)。結構乱暴で、つぐみを殴ったり蹴ったりすることもある一方、つぐみの代わりにMHK男を追い払ったり、襲ってきた等身大ドーベルマン型ロボット犬に素手の格闘で勝ったりする。しかし、そのわりには体が弱く、過労で入院したり風邪で寝込んだりした。つぐみの部屋でコスプレなどをさせられてもすぐ順応してしまう、会社の飲み会で腹踊りをするなど、20歳の女の子らしからぬ行動を取ることも。つぐみがわざと押し入れに隠れた時、部屋にいないつぐみに驚き、警察に捜索願いを出そうとしたことがある。
つぐみによく頼まれ物をするが、饅頭を買って来てと言われたがそのまんじゅう屋が潰れていることに気付かず、近くの地蔵に備えてあった饅頭を持って行き、泣きながら「みそこなったぞつぐみ」と言ったり(つぐみも店が潰れていたことを知らなかったため、驚いていた)、炬燵に合う蜜柑を買って来てと言われて蜜柑柄の炬燵布団を買っていったり(1巻)と、おっちょこちょいな部分が結構ある(その炬燵布団に関しては、2巻以降は登場しないが、1巻では何度も使われた)また、つぐみが食料を欲しがっている時に冷蔵庫の脱臭剤を買って来たり、つぐみが必要としているものと彼女の差し入れとは、たいがいズレている。
ネズミが苦手で、つぐみの部屋の天井裏でネズミの足音と鳴き声がしただけで半泣きになるほど。料理はそれなりに出来るようだが、裁縫は苦手で、ボタン1つ付けられない。
腰まである、かなりのロングヘアで、ちゃんと手入れをしているため、きれいなサラサラヘアー。寝る時と風呂の時以外は常にリボンをつけている。しかし、その理由は男性と間違えられないようにするため(あの長髪で、本当に男と間違われるかどうかは疑問だが)つぐみとの会話の時に限っては、男っぽい喋り方をすることがほとんどである。合コン好き。女性としては身長も167cmと高めで、スタイルは結構良いが、かなり体重を気にしている。また、夏は膝少し上くらいの丈のスカート、冬はロングスカートを穿き、つぐみとは逆にズボンを穿くことがめったにないが、つぐみの部屋にいる時は、スカートの長さにかかわらず、あぐらをかいたり片膝を立てて座ったりすることが結構ある(つぐみの部屋に男が来ることが多いなら女の子として問題だろうが、極々まれに宮本が借金取りから身を隠すために来る以外に男がいることはほぼ100%ないので、いいのだろう)1巻最後の話のみ、ジーパンを穿いていた。
おばさんぽく見られるらしく、MHK男につぐみの母親と間違われてブチ切れ、半殺しにしたことがある。刑事に、ストーカー犯人に間違われたことがある。なお、中学~高校生時代は髪は短めで、どことなくつぐみに似た感じの髪形だった。
つぐみ同様、読書が趣味で、エッセイ、詩集、音楽情報誌、漫画が好き。自ら「MYポエム」と題した詩集を綴っている。スケート(スピン)も得意。今の自分に不安を持っている。早口言葉がニガテで、舌をかんでしまう。
MHK男
MHK(架空の公営放送局)の受信料集金人。本名不明。集金のためなら手段を選ばない。
訪問・集金活動を繰り返すうち、つぐみから受信料を取り立てることが生き甲斐になってしまう。ベランダから侵入を試みる(大家からの入れ知恵、しかし失敗)、タイヤキを外で焼いて誘き出そうとする、バル○ンを送りつけて使わせておびき出す、ラブレターを書いて呼び出し、落とし穴を仕掛ける(代わりに行った理沙が引っ掛かった)、自ら出てくるまで玄関前で5時間待つ、サンタや鳩に扮装して玄関を空けさせる、金を線状に撒いて罠を仕掛けるetc…など、明らかに職分を超えた作戦を展開している。紅白歌合戦を見ないことが許せないらしい。ハロウィンの格好で取り立てに行った時は、つぐみと乱闘の末、マスクを狩られてしまった。また、「恋人の頼みなら受信料も払うだろう」と、最終手段としてつぐみに交際を申し込むが、あっさり玉砕。普通にフラれただけなのだが、当人は「受信料目当てと見抜かれたから」だと思い込んでいた。
1巻序盤では「森川さん」などと丁寧に呼ぶが、1巻後半以降は「森川つぐみ」とフルネームで呼び捨てにするようになる。
つぐみに『かぐや姫』に出てくる「ツバメの子安貝」など5つを持ってきたら払うと言われ、本当に全部持ってきた(ただし、本物かどうかは不明。また、本物であったとしても、つぐみは払わなかったであろう)
前述のつぐみのサボテン緑丸とともに、本作の隠れ2大スターとされ、1度だけ緑丸(16号)と夢の競演を果たす。
家計が苦しいらしく、一度アルバイトで集金ではなく新聞の勧誘のために来た。
動物が好きらしく、捨て猫やつぐみの部屋にいた猫を引き取ったりした。
帽子を取ったことがないため、髪型を知りたがったつぐみの策略で、「森川つぐみー、受信料を…」「払います」「なにィー!!」帽子がスポーンと飛んだ。髪型は丸く刈っているようである(その4コマのタイトルは「もちろんウソ」なので、結局払わなかったのは明白)。
一度、新聞勧誘の男が来ている時に偶然訪問。ところが、その男もつぐみと同じ受信料滞納者だったため、MHK男に追われて逃走。この時ばかりはつぐみもMHK男に感謝した。
一度ボコボコにされたこともあってか、理沙が苦手で、つぐみの部屋から彼女が出てくると逃げる。
つぐみのテレビが故障し、捨ててしまい再購入もしようとしなかった際には、テレビの安売り広告を送りつけて購買欲をあおる、自分の家のテレビをつぐみの部屋の前に置く(宮本に持っていかれた)などの行動を取った。つぐみは結局、ドラえ●んのテーマソングが変更されたことを知ったために再購入を決意するが、 MHK男は野鳥を操ってこれを盗聴し、再び集金活動を再開した。
つぐみの金欠を利用して小銭をまいておびき出そうとするが、それを先に宮本が拾ってしまった(しかも宮本は、音だけでその合計金額まで正確に当てた)
後輩と共に行くことも多い。初めての際、後輩に対してつぐみが「すぐ持って来ます」と言ったのを見てショックを受けたが、つぐみが持ってきたのは厄払いのお札だったにもかかわらず、何故かMHK男は嬉しそうだった。後輩の方がMHK男よりはルックスが良く、後輩はつぐみに関する情報を仕入れてきたり、MHK男の暴走を止めようとすることが多い。
コミックス2巻では、彼の上司である課長が1コマだけ出た。しかし、斜め後ろから描かれている形なので、眉毛と口のあたりが少しわかる程度。顔は不明である。
宮本(みやもと)くん
つぐみの隣の部屋(203号室)の住人。名前は不明。
フェラーリ・テスタロッサの購入によって借金まみれとなり、返済を回避すべく(返済すべく、ではない)日夜努力している。彼女がいるらしいが、その彼女すら借金のカタに差し出した実績をもつ人でなし。MHK受信料は何故かきちんと払っている。正月には、親戚をまわってお年玉をせがむ。何度も身ぐるみはがされ、家具をほとんど差し押さえられたことすらある。一度、5万円の懸賞金を懸けられたことがある。つぐみに借金しに来ることもしばしば。つぐみが昼寝している間に勝手に拇印を押して保証人にしようとする鬼畜(ただし、拇印を手に入れて逃げようとしたところを部屋にいた理沙に止められたため、失敗に終わる)。
埋蔵金探しに精を出している。クイズ番組に出た際の優勝賞金500万円を発掘資金にすると言ったことも。むろん、見つかったことはない。
つぐみの部屋のゴミ捨てを1回100円で引き受けている。
つぐみにホワイトデーにお返しのケーキをプレゼントする、素潜りで取ってきた貝をおすそ分けする、使わなくなったテレビをあげると、良いことをすることもある。ただし、テレビはすでにつぐみが新しい物を買った後だったため、無駄に終わった。
年末の宝くじに「福沢諭吉」を20枚(20万円。1枚300円とすると666枚買える計算になる)賭けていたらしいが、大損したらしい。そのために買った神棚も無駄に。
1度、理沙と同じ合コンに参加し、「好きなタイプは貢いでくれる女のコです!!」と自己紹介。理沙は、会場に宮本がいるのを見ただけで「最悪の顔ぶれ」とし、参加せず即帰った。話を聞いたつぐみは、「宮本」と書いて「さいあく」と読んだ。
風呂に入ってる最中に借金取りが押しかけたため、逃げるためにパンツも履かずに外に出たため警察に逮捕されたこともある。
大家さん
つぐみと宮本くんのアパートの大家。
MHK受信料と同様に家賃も払ってもらいたいらしく、ベランダから侵入しようとして失敗している。後に、受信料を払わないつぐみについてベランダが手薄なことをMHK男に教えた(しかし、MHK男も失敗に終わる)。4巻でつぐみは家賃を収めたことがある。
正面顔がはっきりと現れていないが、女性だと思われる。
天気予報男(仮名)
TV番組「男の天気予報」で天気予報を行っている。「雨が涙を洗い流してくれる」などと男らしいことばかり言う。台風のレポートでは、つぐみ達は「今日は普通だね」と思ったが、実は褌一丁で台風の中、男らしく崖の上に立っていた。つぐみや理沙は面白がって見ている。
降水確率について「あんな曖昧なモン廃止だ!!明日は降らねえ!!オレを信じろ!!」それを聞いたつぐみと理沙は思わず「あ、兄貴ィー!!」
刑事
本名不明だが、あだ名は「ベンさん」というらしい。時々つぐみの家に来て、1日中外出しないからと聞いてつぐみを不審者として逮捕しようとしたり、理沙とストーカー犯人を他人の空似で間違えたり、焼いも屋のトラックで犯人の車を追跡したりと、ろくなことをしない。
宅配のお兄さん
丸い顔に太い眉。つぐみの部屋への宅配便は、いつも彼が持ってくる。つぐみの部屋への、数少ない訪問者の1人。
コミックス1巻ラストページでは、酔っ払ったつぐみに「おっちゃん」と言われた。その4コマのタイトルは「せめてお兄さんと呼んで」

[編集] 書誌情報

  • 掲載誌 - 全て芳文社刊。
    • まんがタイムジャンボ(月刊) - 2000年8月号から2007年現在に至るまで毎号掲載(ただし、2004年4月号から同年9月号までは休載)。
    • まんがタイム(月刊) - 2000年6月号、2002年4月号 - 同年9月号に掲載。
  • 単行本 - 芳文社より「まんがタイムコミックス」として刊行されている。

本記事は、単行本第4巻までの内容のみを典拠として作成されています。本記事を引用したり、最新の状況に修正や加筆をされる場合は、この点にご注意ください。

[編集] 関連項目


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