とわだこ号 (高速バス)
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とわだこ号(とわだこごう)は岩手県盛岡市と青森県十和田市十和田湖を結ぶ、岩手県北バスが運行する季節運行の高速バスである。
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[編集] 概要
東北新幹線の開業に合わせ、鹿角地域や十和田湖へ観光路線として、当時十和田南線を運行していた国鉄バス(信越地方自動車部および東北地方自動車部)と秋北バス・岩手県北バスの3社で共同運行を開始した。後に岩手県交通が参入し、4社共同運行となる。
開業後、数年間は比較的好調な利用が続いたが、1990年代後半になると段階的に減便を実施し、秋北バスが撤退した。その後、JRバス東北十和田南線の廃止により並行する路線バスがなくなることから、十和田湖側で実施していた乗降制限(クローズドドア制度)を廃止して途中停留所での乗降を可能にしたが、やがてJRバス東北と岩手県交通も撤退することになる。現在は岩手県北バスが単独で季節運行を行っている。
[編集] 停車停留所
2008年6月1日現在。
凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ◎:乗降ともに取り扱い
☆:一部便のみ停車(乗車のみ) ★:一部便のみ停車(降車のみ) ↓↑:通過 ◇◆:休憩
所在地 | 停留所名 | とわだこ号 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|
盛岡 ↓ 十和田湖 |
盛岡 ↑ 十和田湖 |
||||
岩手県 | 盛岡市 | 盛岡駅西口 | ○ | ● | 5番のりば発着 |
秋田県 | 鹿角市 | 湯 瀬 | ◎ | ◎ | |
花輪(花輪SA) | ◎ | ◎ | 休憩時間あり | ||
高速けまない | ◎ | ◎ | |||
大湯温泉 | ◎ | ◎ | |||
小坂町 | 和井内 | ◎ | ◎ | ||
青森県 | 十和田市 | 十和田湖 | ● | ○ | 1番のりば発着 |
[編集] 運賃
区 間 | 片道運賃 | 往復券 | 回数券 | 備 考 |
---|---|---|---|---|
盛岡 - 湯瀬 | 1,630円 | |||
盛岡 - 花輪 | 1,780円 | |||
盛岡 - 高速けまない | 1,940円 | |||
盛岡 - 大湯温泉 | 2,050円 | |||
盛岡 - 和井内 | 2,370円 | |||
盛岡 - 和井内 | 2,420円 |
[編集] 運行回数
- 1日1往復
- 2008年度は7月19日~11月3日の運行予定。
[編集] 歴史
- 1982年 - 国鉄バス・岩手県北バス・秋北バスの3社で運行開始。
- 1986年 - 岩手県交通が参入(1往復)。1日8往復となる。
- 1987年 - 国鉄分割民営化により、国鉄バス担当便がJR東日本バス(東北自動車部)担当となる。
- 1988年 - JR東日本のバス部門分社化に伴い、JR東日本バス担当便がJRバス東北担当となる。
- 1989年 - 1往復増便(岩手県交通担当分)、1日9往復(JR3、秋北・県北・県交各2)となる。
- 1997年 - 1日6往復(JR・県交各2、秋北・県北各1)に減便。
- 1998年 - 1日4往復(各社1往復)に減便。
- 2002年 - 秋北バスが撤退(運行参加は2001年まで)、1日3往復に減便。
- 2003年 - JRバス十和田南線廃止に伴い十和田IC~十和田湖駅間のクローズドドア制度廃止、相互利用が可能となった。またJRバス東北の担当営業所が十和田南営業所から青森支店に変更となる。
- 2004年 - 湯瀬PAに新規停車する。
- 2006年 - JRバス東北・岩手県交通が撤退(運行参加は2005年まで)、1日1往復に減便。みどりの窓口での乗車券発売を廃止。
- 2008年 - 今季より春期の運行を取りやめ、夏季~秋季のみの運行となる。
[編集] 乗車券
- 基本的に、乗車当日下車時精算となる。
- カードリーダーが搭載されているが、県交通・県北バス共通バスカードの利用はできない。
[編集] 利用状況
年度 | 運行日数 | 運行便数 | 年間輸送人員 | 1日平均人員 | 1便平均人員 |
---|---|---|---|---|---|
2002(平成14)年度 | 151 | 922 | 16,762 | 111.0 | 18.2 |
2003(平成15)年度 | 145 | 867 | 11,242 | 77.7 | 13.0 |
2004(平成16)年度 | 152 | 913 | 9,851 | 64.8 | 18.2 |
2005(平成17)年度 | 152 | 918 | 7,261 | 47.8 | 7.9 |
2006(平成18)年度 | 124 | 248 | 2,082 | 16.8 | 8.4 |