すべり台
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すべり台(すべりだい)は、公園によく置かれている遊具のひとつ。高所へ上がり、そこから滑り降りて楽しむ。
はしご、階段などで上に上がり、上がったところから、金属(ステンレスが一般的)や石、コンクリート製人造石研ぎ出し仕上げ、プラスチックでできた坂を座って滑り降りるもの。ローラーになっているものや、小さな坂などの地形を利用したものもある。コンクリート製のものでは、タコの山と呼ばれる滑り降りる部分が複数あり全体の形状がタコ型の大規模なものがある。
変則的な降り方に、立ったまま滑る、腹ばいになって滑るなどがあるが、危険な滑り方である。また、変則的な上り方に、はしごを使わず、坂になっている部分を駆け上る方法があるが、危険な上り方である。しかし、危険であるが故に難易度が高く、子供の間ではちょっとした冒険としてよく行われる。
最近は上記のような危険な行為ができないような構造になっているものもある。しかし、古い滑り台の中にはごく少数ではあるが、構造自体が危険なものもある。使用禁止になっていても、子供は逆に人目を盗んで遊んでしまう。
ウォーターパーク型の施設でプールなどに向かって流れるすべり台もある。ウォーターパークのものの中には滑り降りる部分に水が流れている場合もある。近年ではウォータースライダーと呼ばれる、チューブ状で長く、とぐろを巻いたすべり台も増えている。ウォータースライダーの中にはゴムボートに乗ったまま滑り降りるものもある。