遊具
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遊具(ゆうぐ)とは、遊びに供するために利用される道具・設備である。一般には公園などに置かれて、子供たちが遊びに使う道具設備の意味であるが、他方では娯楽に供させる施設にも、遊具と呼ぶ物がある。
- 遊具の種類などに関しては遊具カテゴリーを参照されたし。
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[編集] 概要
遊具は公園や学校施設(保育園・幼稚園・小学校など)にある遊び場等に設置されている公共性の高い物や、複数の利用者が共有する形で利用されるものが大半を占める。また利用方法に関しても、体全体を用いて使用する物を指し、所定の動作によってのみ利用される玩具とは異なる傾向も見られる。
公園に設置する際、市町村の公園条例によっては、何種類かを必ず置くよう義務付けられていることがある。日本においてこれは、国土交通省など公園に関係する官公庁の国庫補助をうける際の規定による。こうした規定から砂場、プランコ、滑り台などが遊具の基本3種といわれるが、最近ではより活動的で魅力的な遊具が開発されている。
遊び方が道具の側によって決定されるいわゆる玩具とは違い、これら遊具では一定の使い方は存在するものの、遊ぶ側が主体となって、様々な利用方法が存在する。
[編集] 教育と遊具
幼児や児童の場合、体を動かす事で運動機能を向上させ、心身ともに健全に育つ事が期待されるが、遊具ではその子供らに遊びを通して運動する場を提供する事で、育成に効果があると考えられている。このため遊具は子供の関心を引くように設計されている。また子供らにしても、とても良く遊具で遊ぶ事を好む。
その一方で運動には怪我が付き物となるため、遊具の設計には安全性への配慮が施されている事が多い。とはいえ遊びに夢中になる子供は、往々にして想像だにしない利用方法を考案し、設計者の意図を越えて利用して負傷することも珍しくは無く、一方では安全と維持管理の不十分が原因で事故なども発生している。
このため問題が発見された遊具が、設置された後から回収される事例も多く発生している。(遊動円木の項を参照されたし)
[編集] 娯楽と遊具
子供に拠らずとも、体を動かしたり日常では体験できないスリルを味わう事は、普遍的な娯楽の様式である。このため遊園地を始めとする施設では、動力(電動や油圧など)を持つ遊具が存在する。
これらの遊具は前出の利用者の力(人力)で駆される遊具とは異なり、「遊ぶための装置(機械)」であり、動力を持つことから当然事故が起きれば大惨事と成ってしまうため、人力の遊具よりも徹底的に安全性が考慮される。その結果人力遊具よりも遊び方も制限される。ジェットコースターでは、利用者は車両の椅子にシートベルトで固定された状態で座っているしかないといった具合である。